※現在オラッチェ低温殺菌ノンホモ牛乳は販売終了
最近は三寒四温ですね、春の陽気だったり雪が降ってきたり、今日はやや寒の快晴の朝で空が青かった事もありちょっぴり遠出、東海道線に乗って熱海へ、これから酪農王国に向かいます。
熱海で酪農なんて言うとイメージがしづらい方々も多いかと思いますが、近くにある丹那盆地は今から90年程前に東海道線が通るトンネル掘削(熱海~函南)により地下水が流れ出て乾いた土地になってしまい、酪農に経営の転換を余儀なくされた地元農家の歴史があるのです。
アクセス(無謀にも徒歩で)
オラッチェHPや、各お出かけサイトでも熱海から車で20分・函南から車で15分の表記が多く、バスや徒歩のアクセスについては全く触れておりません。
酪農王国オラッチェ | 伊豆・熱海で美味しいソフトクリームを味わえる
車で20分だったら徒歩だと大体1時間半程の所要時間なはず…決して歩けない距離ではないと思い徒歩でのアクセスを検討、初めは熱海駅からの徒歩を考えていたのですが、駅北側の迷路みたいな小道と鷹ノ巣山トンネルのストリートビューを見て即断念、仕方なく函南駅から向かう事にしました。
【マップと鷹ノ巣山トンネルストリートビュー】
函南駅ルートは基本県道沿いを歩く分かりやすいルートなのですが、駅近くの道がかなりの遠回り…(地図の青矢印)何とかここをショートカットしたいものです。
丹那トンネルを抜けて函南駅に到着
あの山を超える小道を見つければショートカットが出来ると野望を抱きながらの撮影
道なりに進んでいくと
見つけました!この道は多分この山を超える事が出来る道だと勝手に確信して突撃
ガッツリ長い階段がお出迎えです、急だわ落ち葉が積もって歩きづらいわで散々でした。
これもんです
頂上(?)の舗装された道を進むと
無事公道に出られてホッとしました(上の地図①の場所)
少しだけ反対方向(三島方面)に歩くと大きな通りにぶつかります(上の地図②の場所)
実はここからが修羅の道、地方独特の歩道が狭く白線のみのデンジャラスルート、もし誰か連れと一緒だったら相手はドン引きして帰ってしまうレベル、徒歩でのアクセス表記がナイのがよく分かります。
そして交通量はとても多め、何で歩行者がココにいるんだよ…って感じで若干センター寄りにラインを取っていく数々の車たち。
一瞬の隙を突き道路を横断して左側に移動
左折して135号線へ
135号線は交通量は少なめですが、たまに車が通る狭い道なので再び注意が必要。
何か記念碑がありました、近くで見たのですが何書いてあるのか分かりません…ただこの写真を見ると盆地って感じですね~。
地図で現在地を確認、真下はモロに丹那トンネル、目的地までもう少し。
そして牧場を発見、オラッチェも近くにあるはずです。
独創的な建物と沢山の駐車している車が右手に見えます、そうですようやく酪農王国オラッチェに到着です、函南駅から70分かかりました。歩けない距離ではないのですが、若干の危険と通り過ぎる車の皆さんのイタい視線がかなり気になりますが僕はイタキャラなんで気にしません(・ω・)ノ
酪農王国オラッチェ
入場無料
オラッチェ王国憲章
Organic 有機農業の素晴らしさに触れてください
Refresh 心身の疲れを癒し、元気になってください
Agriculture 農業の大切さを知ってください
Tanna 農業の里丹那を愛してください
Comfortable 澄んだ森の空気と緑を楽しんでください
Healthy 自分の健康について考えてください
Ecology 地球環境の未来についても考えてください伊豆丹那の酪農王国
本日の体験イベント(有料)
◆焼きたてパンつきのバター作り
11:00/12:00/13:00
800円 15分
◆アイスクリーム作り
10:00/14:00
1200円 40分
◆動物パン作り
11:20
720円 100分
※2日前までに要予約
◆フルーツパフェ作り
12:00
1500円 30分
※フルーツは季節によって変わります
◆乳しぼり体験
11:00 ~ 12:00/13:00 ~ 14:00
300円 5分
※牛の体調によりおやすみの場合あり
◆エサやり体験
10:00 ~ 16:00
100円(えさ1かご)
どれもボッチにとってはハードルが高すぎます(T_T)
入口を入ると売店
丹那牛乳のパッケージは実物で初めて見ました
色々とオリジナリティある商品が並んでおります、飴やケーキ等乳製品の産地はやっぱりいつもにも増して食指が動いてしまいます。おみやげにキャンディを購入 324円(税込)
そして乳製品のみならず、ワサビふりかけやみかんジュース等の農産物。
更には地ビールも製造して販売
売店を出ると外でレストラン・ティールーム・動物広場・工房(本日稼働しておりませんでした)を自由に見て回れます。
まずは僕のお目当てはソフトクリームを食べる事、ティールームに向かい券売機で食券を購入(400円)。
乳度(?)の高いソフトクリームでコクがあり、このソフトクリーム目当てに訪問する客も多いらしく人気商品。
「僕も食べたい…」窓ぎわにある牛のかわいいぬいぐるみ
ノンホモ牛乳
更にびっくりしたのは牛乳(200円)低温殺菌のノンホモ牛乳は初めて飲みました、雑味のないスッーと飲める爽やかな味の牛乳で感動。
「ノンホモ牛乳」は、均質化をしていない牛乳のことです。 市販されている牛乳のほとんどは、牛乳の消化吸収をよくすることと、乳脂肪の浮上、 即ちクリームラインの防止と品質保持の目的で、乳脂肪中の脂肪球を細かく砕き、 安定した状態にしており、これを均質化(ホモジナイズ)といいます。
【追記】
訪問した半月後に製造終了のお知らせがありました、たった1回こっきりの出会いになってしまい寂しさもありますが、ノンホモ牛乳の美味しさを知るきっかけを与えてくれた牛乳で僕の心の中には残り続けます。
丹那地区の限定酪農家の生乳を使用し、丹那牛乳のこだわりや特色を生かした丹那牛乳を代表する商品の1つである「低温殺菌牛乳」ですが、近年の消費の減少に加え、設備の老朽化等の諸事情により、令和2年3月26日の製造をもって終了いたしました。
それに伴い、オラッチェでも長期間にわたりご愛飲いただいてまいりました「オラッチェ低温殺菌牛乳」の販売が終了となり、本日3月28日が最後の入荷となります。
ちなみに下記のブログ記事がノンホモ牛乳について詳しく分かりやすく書かれております
外に出て色々な施設を見学、本日は稼働してなくて残念でしたがアイスクリーム・バターチーズ工房、地ビール工房、ジャム・ジュース・ケーキ工房。
写真右が屋根付きの屋外バーベキューコーナー(24テーブル) ※2日前までに予約
当日は1グループが利用してました、ワイワイしながら焼いていて楽しそうな光景を外から眺めていたボッチの僕です、そしてお肉の匂いが腹ペコの僕にはとても堪えます。
ウサギと戯れるスペースのラビットスクエア(入場料300円)
お子ちゃまが楽しそうに並んでおります。
僕も動物たちと会いたくふれあい動物広場に向かいました、なんか一匹だけ醒めた羊さんがおります、お子ちゃまが餌をあげておりますがシカト…。
皆と一緒の事をするのが嫌なのでしょう…気持ちはよく分かります。。
でもちょっぴり仲間の事は気になるみたい
片側(左側)のヤギ広場は閑散としとります
そして牛舎のあるふれあい動物ファミリーへ
ホルスタインの「はなちゃんは」ソッポを向いてゴロ寝
ヤギの「こたろー」はエサが欲しいらしくガッつき気味
乳しぼり体験(300円)でお世話になる牛がこの「なっちゃん」草を食べております。
ここで並んで乳しぼり、親しみの持てる手書き案内。
なるほど‥巨乳ですね…僕は見てるだけで十分。。
レストランオラッチェでランチ
ファミリーやカップル向きな店内で若干落ち着きません(ノД`)
メニューを見るとステーキが2500円前後、カレーが1450円と若干割高、僕は1番リーズナブルな「きのこのクリームパスタ(980円)」を注文しました。
クリームソースが素晴らしく美味しい、さっきの牛乳をベースにソースを作っているのが素人グルメの僕にも分かります。フレッシュな牛乳がクリームになった感じ、完食後も皿をすすって残ったスープも飲み干しちゃいました。
2時間程の訪問時間でしたが、牛乳の凄さを実感した酪農王国、但しボッチとマイカー無しには少々キツい場所かも知れません。。
酪農王国オラッチェ
住所 静岡県田方郡函南町丹那349-1
電話 055-974-4192
H.P. http://www.oratche.com
休業 年中無休 (レストランのみ水曜定休)
営業時間:4月~9月は9:00~17:30・10月~3月は9:00~17:00交通アクセス(>_<)
①JR函南駅よりタクシーで約15分 JR熱海駅よりタクシーで約20分 伊豆箱根鉄道大場駅よりタクシーで約18分
②東名沼津IC→国道1号→国道136号→熱函道路→丹那入口信号左折約5分