ブログを始めて1年半、いつも1人の所持金も少なめで出かけている僕。外出先での出来事でも書きたいな…と漠然と思って適当に名付けた「だいだらボッチ~」のブログタイトル、今となってはダラダラしてだらしなく、いつもボッチの僕に合っているかな?と結構お気に入り。
本日はそんな自分の原点とも言える場所の東京都東大和市にあるダイダラボッチ像を見に行きました。
自分の原点とか言っておきながら、毎度のごとく他人のネタで恐縮ですが、日雇い現場でたまに一緒になる「H本さん(エッチ本ではありません💦)」フォークギター片手にミュージシャンを目指して広島から上京、しかし大好きなフォークミュージックでプロになる事はなかなか難しく日雇いの仕事で食いつないでいる現在55歳のオヤジ。
面長の顔に丸眼鏡の長髪でどことなくジョン・レノンに似ておりますが、自慢のロン毛は強度のクセ毛でアフロヘア状態、職場で付いたあだ名は「あたま火事クン」(T_T)
〈目次〉
H本さんの日雇い現場は夏にバイト連中で海へ行くのが恒例行事、皆さんで海に行く計画をお昼休みにしていると、モノ欲しそうな顔が部屋の片隅にあったそうです、多分彼は海なんか行くのは嫌いだろうし絶対断るだろう…とお義理で幹事が「来週みんなで海に行くんだけどH本さんも行く?」と誘ったら甲高い声で嬉しそうに
「行くよ!」
との返事(x_x)「行くよ!」の言葉が「ダイダラ!」と僕の中では脳内変換されリフレイン状態(写真は神奈川県の由比ヶ浜海水浴場)
ダイダラボッチ像へのアクセス
最寄り駅は西武池袋線「西所沢」で支線の西武狭山線に乗り換えて2駅目の「西武球場前」西武ライオンズ一色の駅。
西武ドームを左手に見ながら多摩湖を目指します。
西武第2球場が見えてくるとダイダラ像はすぐ近く、駅から徒歩10分程です。
多摩湖北交差点の左手に古ぼけた門があり、ここがダイダラボッチの丘です。
元々は村山貯水池(多摩湖)が造られた場所にあって移転を余儀なくされた寺院の慶性院、大正11年に現在の場所(東大和市芋窪)に移転したとき、山門はそのまま取り残されてしまいましたが、荒れ果てた山門の姿に心を痛めた有志達が昭和29年ここに移転し修復しました。
ダイダラボッチ像の丘
しかし現在は老朽化のため立入禁止で再び心を痛めてしまいます。
仕方ないので脇にある道からダイダラの丘を登る僕
「行くよ!(ダイダラ)」
丘の頂上にはダイダラボッチ像、脱力感満載になってしまうのは僕だけでしょうか?
大多羅法師(だいだらぼっち)
大多羅法師は関東を中心として、東日本一円に伝えられる伝説上の大巨人のことです。湧き水出現にまつわる水神信仰と深い関連があります。藤ツルでこしらえた寵で土を運んでいる時、ツルが切れて落ちて出来たのが富士山で、足を滑らせた時はね上げた土が伊豆七島になったとか、スケールの大きな話が多くあります。
多摩湖周辺にも大多羅法師の話は多く、武蔵村山市の丸山にある井戸は足跡といわれ、向山は、富士山と同様藤ツルの麓からこぼれ落ちて出来た山といわれています。また、湖底の村内堀にも伝わっており「デンドロの井戸」と呼ばれ、水が涸れることがなかったといわれています。なお、藤ツルが切れた時そのツルを北に投げたので、南側には藤が生えないそうです。本公園の湖底の村の広場(北側)には藤が生育しています。大多羅法師はここで、都民の水がめである多摩湖の水を渇らさないように見守っているのです。
すいません…たったこれだけです<(_ _)>仕方がナイので横からも撮影
途方にくれて多摩湖方面を眺めます
村山貯水池は、多摩湖の通称で呼ばれる、東大和市の狭山丘陵の渓谷に造られた1927年(昭和2年)完成の東京都水道局水源管理事務所村山・山口貯水池管理事務所が管理する人造湖である。西の村山上貯水池と東の村山下貯水池に分かれている。また、東京都内の他県にまたがらない湖の中では最大である。
そう言えば、みんなで海に行った当日、H本さんは図々しくも運転手に「これかけて」と自ら編集した70年代フォークソング集のカセットテープ(死語)を渡して車中で流し始めます…TPOをわきまえない選曲で皆のテンションを落としまくりで後日付いたあだ名が「空気の読めない上司」(ToT)
橋の上から撮影した村山上貯水池(写真上)と村山下貯水池(写真下)帰り道に撮影しました
多摩湖サイクリングロード
ダイダラボッチ像の後はダイダラの井戸を見学するのが定番コース(?)ですが、徒歩ではとにかく遠い道のりです。。今回僕は多摩湖サイクリングコース左半分を4時間近くかけて1周しました、自転車・歩行者専用コースなので歩行者も気軽に歩けますが延々と続く道です。
大多羅法師の井戸は行ったところでこんなもんです(写真下)ぶっちゃけ僕みたいに暇人以外にはオススメしないコースですが暇な僕は「行くよ!(ダイダラ)」
そう言えば、H本さん一行は海水浴場に到着したのですが、自分だけ時代遅れの昭和全開の海パン姿が恥ずかしかったらしく、ずっ~とジーンズ姿でビーチに佇んでいたH本さん、冬はここから近くの狭山スキー場でジーンズ姿で滑って転んで、心もジーンズもダメージ加工を施して欲しいものです。
こんな景色が延々と続きます(>_<)
右手に観音像が見えました、後で調べたのですが山口観音金乗院という寺院で奥には五重塔があります。
そう言えば、唐招提寺のブログで登場した中学校の同級生「ガンジー」の名前もH本君で丸眼鏡。
そして「○○を頼まれたんだけどまぁ断る理由もないんで」とかイラッとする物言いが2人共(H本さんとH本君)ソックリ(`ε´)
五重塔の左側にある洞窟に入ります
右側に出てきました(´・ω・`)
大多羅法師の井戸
ここの分岐点でサイクリングロードにサヨナラして直進「かたくりの湯」のショボい(失礼)案内板が目印。
マップだとこの位置
かたくりの湯の隣に武蔵村山市歴史民俗資料館があります(無料)休憩がてら覗いてみるのもイイかも知れません(撮影不可)
そう言えば、H本さんは3ヶ月程前に幹事の携帯に「今年の夏も海行くの?」って連絡してきましたが「コロナ渦だから見合わせる…」とウソついていつものみんなで海に行ったそうです(ノД`)
横田児童遊園の名の広場の向かいのトンネルが井戸への入口、まずは横田トンネルに入ります。
続いて出てくる赤堀トンネルも入ります
次の御岳トンネルは脇道からトンネル上の坂道を登り井戸まではもうすぐ。
丸昇さんの会社を右手に見ながら
右側の山道(?)に入りすぐの場所にダイダラの井戸があります。
向かいはテニスコート
またもや脱力感満載の珍スポット…
途中休憩したり少し道に迷ったり2時間半ほど歩き続けて来た疲れがドッと出てくる場所(x_x)
「大多羅法師という大男が、藤づるで丸山を背負い歩いた足跡が井戸になった」という伝説が残されています。「でびいしゃら井戸」とも呼ばれ、かつては日照りが続いても潤れたことがなかった湧き水で、飲料水として使われていたこともあったそうです。武蔵村山市では、この大男の伝説にちなんだ「村山デエダラまつり」を平成18年より実施しています。
そしてH本さんの職場の社員(写真下)が一言
「来年はオレも一緒に海に行くよ!」 (ノД`)ダイダラ
・ダイダラボッチ像
東京都東大和市多摩湖3丁目・大多羅法師の井戸(だいだらぼっちのいど)
東京都武蔵村山市中央5-25