だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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【江戸東京たてもの園】は豪邸から銭湯まで ~懐かしの時代にワープするシゲは赤い彗星~

僕が以前勤めていた会社は仕事だか盆踊りだか良く分からない事をやってばかりでした、どの職場でも共通なのですが段々と仕事にやる気が無くなってきた頃に新人が入社して来るのです、やっぱり僕の代替え要員だったのでしょうか?

そんな時期に社長の知り合いの息子が入社して来ました、彼はとにかく心にもないお世辞や媚びを売るのが得意技、よくもまぁ心にも無い事をシャアシャアと言えるなと感心し呆れておりましたが、今思うと周りから認めてもらうのに必死だったのかも知れません。

そんな彼に「赤い彗星のシゲ」とあだ名を付けた僕、機動戦士ガンダムの登場キャラ「シャア・アズナブル」みたいに己を貫き通す人になって欲しいというのは建前で、実際は有楽町のゲームセンターに入り浸って赤いザクを操作しニックネームで赤い彗星のシゲと入力していたら、いつの間にか僕がゲーセン仲間から「シゲ!」と呼ばれる様になってしまったサボリーマン時代。

以前イベント仕事からの帰り道、僕は車で部長を家まで送ってその後シゲを近くの駅まで送る羽目になりましたが、部長と別れたとたんにシゲは「この会社で部長になっても戸建ての家には住めないんだね…」と失礼な発言。「そんな会社に親のコネで入って来た奴はどこのどいつだ!」と小一時間ほど問い詰めてやりたくなりました。

赤い彗星のシゲはこの会社で長いモノに巻かれながら出世して豪邸に住む未来予想図があったのかも知れません、そんなシゲを思い出しながら、本日訪問した先は東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」
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小金井公園内にある江戸東京たてもの園

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・JR中央線「武蔵小金井」駅北口からバス5分、西武バス2・3番乗場より「小金井公園西口」下車徒歩5分
・JR中央線「東小金井」駅北口からバス6分CoCoバス(小金井市コミュニティバス)のりばより北東部循環「たてもの園入口」下車徒歩10分
・西武新宿線「花小金井」駅南口からバス5分、西武バス南花小金井のりばより、武蔵小金井駅行き「小金井公園西口」下車徒歩5分

武蔵小金井駅から徒歩だと約30分、小金井街道をずっと直進のとても分かりやすいルート。
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小金井公園内
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江戸東京たてもの園は一見さんお断り的な貫禄ある建物が入園口、元々は皇居前広場で行われた式典のために建設された式殿、現在は移築・改修されビジターセンターとなっております。
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入場料は400円  ショップやカフェもあるビジターセンターです
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セレブになりたい赤い彗星のシゲ

※現在は感染防止の為、建物内一部は立入禁止となっております、前回撮影の記載のあるものは前回訪問時(2019年)に撮影したものです。

まず目に付くのはかつて板橋区常盤台にあった写真館の常盤台写真場。照明設備が発達していない当時は安定した照度を得るために、北側の大きな窓から光を採ることができるように摺りガラスがはめこまれております。
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2階は何とも優しい光が差し込むスタジオ(前回撮影)
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かつてシゲそっくりの人物を見つけ、衝動買いしたCDジャケットを思い出しました、前中央がシゲそっくりの人、こちらも光が優しくて良い写真。
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ザ・カーニヴァル [限定盤][CD] - ザ・カーニヴァル - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

まぁ‥シゲはもっと嘘臭い笑顔でこんなに歯並びが良くありませんが(´・ω・`)
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デ・ラランデ邸
建築年代:1910年(明治43)ころ
所在地:新宿区信濃町
この住宅は、元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43)年ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築されました。その後、何回か所有者が変わりましたが、1956年(昭和31)から、三島海雲氏がこの住宅に住んでいました。1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていました。

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赤い屋根(増築箇所)がとっても赤い彗星のシゲ好み
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1階は当時の雰囲気を模したカフェ
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武蔵野茶房 | 株式会社武蔵野テーブル
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2階は現在立入禁止(前回撮影)
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白いダブルのスーツを着たシゲにとても似合う空間。。
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「こんな古ぼけた家はイヤだ!」とか言いそうなシゲですが
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三井八郎右衛門邸は、日本の近代史に三井財閥として名を残した三井同族十一家の総領家、三井八郎右衛門高公氏の第二次世界大戦後の住宅である。今井町(現 港区)にあった邸宅が戦災で焼けたため、 財閥解体を経た1952年(昭和27)に麻布鉾町(現 港区西麻布)に本邸を建築して移り住んだ。

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三井財閥トップの邸宅と分かった瞬間「とても素敵な邸宅です(媚)」とか言って揉み手で尻尾を振るシゲの姿が目に浮かびます。。
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そして三井一族入りする野望を胸に抱くかも知れませんが…
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やっぱりシゲにはこれ位の古ぼけた家がお似合い(´・ω・`)
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とてもお洒落な邸宅を見つけました
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前川國男邸は、品川区上大崎に 1942年 (昭和17) に建てられた住宅である。この建物は前川國男建築事務所によって設計され、戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工した。外観は切妻屋根の和風、内部は吹抜けの居間(サロン) を中心に寝室.書斎を配したシンプルな間取りになっている。
前川國男(1905~1986)は東京文化会館 (1961) 東京都美術館 (1975) をはじめ、公共建築を中心に多くの作品を残し、日本の近代建築の発展に大きく貢献した。この住宅は、1973年 (昭和 48) に解体され、部材として保管されていた。復元工事の際、外観は 1956年 (昭和 31)に改修される前の姿に戻し、内部は昭和30年代の様子を再現した。

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やはり建築家だったのですね、空間の使い方に感心してしまう邸宅で見とれてしまいます。
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僕もこんな家に住んでみたい…冷暖房費が少しだけ心配ですが。。
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そして居間で寛ぎながらこんな音楽を聴いていたいものです。

総理大臣になりたい赤い彗星のシゲ

この建物は高橋是清邸
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建築年:1902年(明治35)
旧所在地:港区赤坂7丁目

経済通の政治家として、明治から昭和の初めにかけて日本の政治を担った高橋是清の住まいの主屋部分である。是清は赤坂の丹波篠山藩青山家の中屋敷跡地約6,600平方メートルを購入し1902年(明治35)に屋敷を建てた。
総将普請の主屋は複雑な屋根構成をもっており、また当時としては高価な硝子障子を、縁回りに多量に使用している。 赤坂にあった頃は、主屋のほか3階建ての土蔵や、離れ座敷がある大きな屋敷だった。1936年(昭和11)是清はこの建物の2階で青年将校の凶弾に倒された(2.26事件)敷地と屋敷はまもなく東京市に寄付され、記念公園となった。是清の眠る多磨霊園に移築され、休憩所として利用されていた主屋部分がこの場所に移築された。

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日銀副総裁時代に日露戦争戦費の外債募集(外貨獲得)で手腕を発揮、大正10年には第20代内閣総理大臣に就任。
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日銀・官僚・内閣と聞いてシゲの尻尾を振る方向が三井財閥からコッチへ一気に変わります。
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積極的な財政政策(ケインズ政策)で軍事費抑制方針を示し軍部と対立、1936年の2月26日に自宅で暗殺。
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もし事件の場に高橋是清に媚びを売るシゲがいたのなら、またまた一気に手のひらを返し陸軍の服を着てシラッ~とやり過ごす事でしょう。
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銭湯に乱入する赤い彗星のシゲ

やっぱりシゲには下町がお似合い(・∀・)ノf:id:earth720105:20201129070252j:image

ボロい長屋で浴衣を着てゴロゴロしている姿がお似合い(^▽^)ノ
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そして近くの乾物屋の店先で偽りの笑顔を振りまきながら働いているはず
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ゴマ摺りと鰹節削りは得意中の得意
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しかし酒を呑んで酔っ払うと本領を発揮
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鍵屋は下谷坂本町(現 台東区下谷)にあった居酒屋である。1856年(安政3)酒問屋として創業したと言い伝えられ、酒の小売店を経て 1949年(昭和24) から居酒屋の営業を始めた。手頃な値段で旨く静かに飲むことのできる鍵屋は地域の人びと、職人、サラリーマン、芸人などに支持されていった。 また雰囲気と主人の人柄を愛して小説家の内田百開などの著名人も多く通っていた。鍵屋は当初平屋だったが、大正期頃に2階部分を増築した。 震災 戦火をまぬがれ今なお江戸時代末期の面影をとどめている。建物と店内は居酒屋として営業していた1970年(昭和45)頃の姿に復元している。

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酔っ払ってスイッチの入ったシゲは「赤い彗星のシャア」になりきって銭湯へ向かいます。
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「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」

そして女湯に乱入
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「当たらなければどうということない」

更衣室を駆け抜け
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「戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ」

ですが風呂場で女性達に取り押さえられ
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「ええい、連邦のモビルスーツの性能は化け物か!」

そして警察のお世話になります
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「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを(´Д`)」

江戸東京たてもの園
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
電話:042-388-3300
H.P.:https://www.tatemonoen.jp/raien/
入園料:400円
開園時間:(4月~9月)午前9時30分~午後5時30分・(10月~3月)午前9時30分~午後4時30分
※入園は閉園時刻の30分前までとなっています。
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)・年末年始