残念ながら2020年の12月「ドムドムハンバーガー厚木店」が閉店、また1つドムドムバーガーの店が少なくなってしまいました。
ホテル事業などを手掛けるレンブラントHDが、2017年にドムドムハンバーガーの事業を譲り受け立ち上げたドムドム再建の旗艦店的な店だっただけに更に残念。
ドムドムの歴史は苦難の歴史
1970年(昭和45年)東京・町田に日本オープンしたドムドム1号店が日本初(注1)のファーストフード店です。
※注1:1963年にアメリカ占領下の沖縄でA&Wがオープン
当時ダイエーと米マクドナルドは双方の出資による事業展開を計画していましたが、合弁会社の資本比率で揉めてこの計画はご破算。
こんな経緯もあってダイエーは独自でハンバーガーチェーンを展開する事になり、こうして生まれたのが「ドムドムハンバーガー」
1980年に親会社のダイエーは米ウェンディーズと提携する事になりましたが、ウェンディーズ側は「20年以内に100店舗以上、ウェンディーズを出店」をダイエー側に要求、ダイエー側はダイエー内のドムドムハンバーガーをウェンディーズにすることで対応した結果ドムドムハンバーガーは店舗数が減少。
更に経営不振による多くのダイエー閉店によりドムドムハンバーガーも一緒に撤退するケースが続出し、現在(2021年)はわずか25店舗のみのチェーン展開。
そして都内ではわずか3店舗
・マルエツ大泉学園店
・小平店
・浅草花やしき店
子供の頃ダイエー好きのドムドム好きだった僕にとっては何とも悲しい現実💧あの一見野暮ったい国産色の強いハンバーガーがほっとするんですよね、そして独創的なハンバーガーを開発する事に関しては他社の追従を許さないドムドム、今回は都内の店舗訪問でドムドム定番&独創的ハンバーガーを食べ比べておすすめのハンバーガーを紹介してみたいと思った次第です。
ドムドムバーガー食べ比べ
まずは自宅から1番近い「マルエツ大泉学園」駅から約2kmのバス通りにある店舗で交通量は多めですが、何となく行き遅れた感のある外観。
更には現在イートイン不可でテイクアウトのみ、仕方ないので外で食べました。
ドムドムの各ハンバーガーに共通しているのはバンズ(上下のパン)がしっとりモチモチで昭和っぽい味わいで美味しいのですが、型くずれが激しく商品サンプルと実物にかなりの差があって撮った写真がどれもイマイチでこの記事を見る皆さんを思うと大変申し訳なく思うマズ飯写真家の僕です。
左側がイートイン右側がテイクアウトの単品価格(税抜)で、星印★は僕の気に入った度で星3が美味しい、星2が普通、星1がイマイチです。
ビックドム(¥373・¥380)★★★
ドムドムの定番的商品ですが、何だかあんまりビックじゃない…マックで言うダブルバーガーですね、ビックマックみたいな品を想像しておりました。バンズのしっとり感とパティ(肉)が良く合っており美味しい個人的にはマックより好みの一品、マヨネーズソースとシャキシャキレタスの組み合わせもgood。
甘辛チキンバーガー( ¥328・¥334)★★
ドムドムH.P.だとこちらが1番の人気商品、確かにオリジナリティ溢れる甘辛味にメニュー開発者の心意気を感じてしまいます、ビーフパティ好きの僕としては評価は辛めですが、仮にバーガーを3つ食べるとしたら確実に注文するでしょう。
ソースの美味しさが写真からも伝わる(多分)気がします
お好み焼きバーガー(¥337・¥343)★★★
こちも独創的なバーガーでパティがお好み焼きまんま、玉子とソースのコラボが美味しくさすが皆さんおなじみ(多分💧)メジャー商品だと実感。焼いた玉子と店を代表する看板商品という点で、ファーストキッチンのベーコンエッグバーガーを思い出します、ファーストキッチンも米ウェンディーズ傘下で細々と頑張っている状態…つくづくマクドナルド一強のハンバーガー業界ですね。
厳選ナチュラルチーズバーガー(¥346・ ¥352)★★★
オーソドックスながらオリジナリティ溢れ、他社のチーズバーガーとは違う味わい、ありがちなチーズを想像して味わうと(良い意味での)裏切りを喰らいます、皆さんにもっと知って貰いたいハンバーガーです。
手作り厚焼きたまごバーガー(¥273・¥278)★
パティは何と手作りのふわふわ熱々の玉子焼きの超変化球バーガー、個人的にはハンバーガーである必要がないのでは?と考えてしまいます、柔らかくフワフワして美味しいからたまご焼き単体で提供すれば良いのに…。
小平店はイオンフードスタイル店内
フードスタイルと格好イイ店名ですが建物内はそのまんまダイエー(>_<)それが逆にドムドムとマッチしており厚木店閉店の今となっては旗艦店的存在。
フードコートはドムドムとインドカレーの2店舗のみで頑張っております(´・ω・`)
メニュー
商品が出来たら音が鳴るとの事でしたがボロかったので「ちゃんと鳴るのかな?」と疑っておりましたが音もバイブもバッチリでしたバカにしてスイマセン<(_ _)>
ランプが光って音が鳴っているとつい焦って小走りで店頭に向かってしまう僕。
BLTバーガー スモーキーBBQソース仕立て(¥400・ ¥408)★★★
BLTとはベーコン・レタス・トマトの略、個人的に1番お気に入りのハンバーガー。写真からも(多分💧)分かると思いますがBLTが3つのハーモニーを醸しながらも主役のハンバーグを引き立てております、そしてソースはBBQドムドムバーガーの美味しさここにあり(・∀・)ノ
エビカツバーガー (¥355・¥362)★★
僕の写真がダメダメな事もありますが、サンプルとはかなり見た目違う商品で実物(ハンバーガー)の魅せ方や店舗の提供スピード等は大手チェーン(マクドナルド)と比較すると若干見劣りはしますが、そこが親しみ易いドムドム店の魅力でもあったりします、プリプリ海老とカツの衣のハーモニーが印象的な一品ですがなんか洗練されていないのです、どの商品にも共通するそして致命的な点は「食べていると型くずれしやすく(バーガー内の)ソースで手がベトベトになる」点であります。
てりやきバーガー(¥337・ ¥343)★★
マクドナルドやモスバーガーとは違った親しみ易い味なのですが手がベトベトになる代表的存在のてりやきバーガー、レタスの歯ごたえがシャキシャキですがソースとマヨネーズが混じり合いバンズの間からはみ出てきます、ただ単に僕の食べ方が下手なだけかも知れません(x_x)
もうドムドムバーガーで手がベトベト
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