だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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「京都鉄道博物館」梅小路運転区の扇形機関庫には蒸気機関車(SL)がいっぱい

京都へ旅行に行くのは大好きなのですが「京都ではどこに行ったの?」って質問が大嫌いな僕、一般的には清水寺や金閣寺なのでしょう「鉄道博物館に行った」なんて言ったりでもしたら「何でそんなトコ行ったの?」とか「ありえない!」とか皆さん非難轟々(>_<)
そんな中で職場の日雇いバイト石山君(仮名)だけは「梅小路機関車庫だね」と粋な言葉をかけてくれる鉄オタ。
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実は昨年も京都の鉄道博物館に行ったのですが、時間の都合で最後に見た梅小路機関車庫はサッと流し見で終わった残念な思い出があります。鉄オタでとりわけSL好きな石山君との会話の中でメッキが剥がれない為にも、機関車庫とSLをキチンと見学しようと思って再訪した次第です。
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〈目次〉

京都鉄道博物館へのアクセス

京都駅に到着して隠しステージ的なJR嵯峨野線のホーム32・33番線にダッシュ
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京都駅の実際のホーム数は19本なのですが、31~34番ホームは山陰線の「31(さんいん)」の語呂合わせのホーム番号で、隣接するホームが30~34番ホームとなった経緯があり駄洒落好きな京都駅。
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京都からわずか1駅で最寄りの「梅小路京都西駅」に到着、快速は停車しないので注意しましょう。
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京都駅から徒歩の場合は20分程度で入場料は大人1200円、H.P.では入場制限があると記されておりますが、この程度の混雑であればアルコール消毒・検温の後チケットを購入して入場できます。
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梅小路扇型機関車庫には名車両がいっぱい

最初に目に入るプロムナードに展示してある懐かしの0系新幹線
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そして売店にあるウメテツランチBOXや
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本館1階入口の綺麗なお姉さんに達に目移りしてしまいますが足早に急ぎます。
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現存する最古の量産型国産蒸気機関車「233号」をチョットだけ見てお隣のエスカレーターで2階へ。
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http://www.kyotorailwaymuseum.jp/floor-map/

レストランの横にある連絡通路を出ると
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転車台と蒸気機関車、それにしても大きな車庫です。
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そして梅小路運転区(留置線)
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梅小路機関車庫は、JR京都駅から約1.5キロメートル西方に位置する。旅客や貨物量の増加等に伴い、京都駅停車場改良工事の一環として、鉄道院西部鉄道管理局の設計。大林組の施工により建設されたもので、大正2(1913) 年12月に起工、翌年11月に竣エした。
平面は、転車台を中心にしてほぼ東西に扇形を描く。内部は、機関車駐留場、整備や器械加工を行う器械場、職場に分かれ、20線の引込線を収容する。構造は、鉄筋コンクリート造で、柱と梁からなる明快な立面構成である。
当建造物は、小規模な改修工事は行われているが、ほぼ創建当初の状態を保っていて、わが国に現存する最古の鉄筋コンクリート造機関車庫として、鉄道建設史上大変貴重である。また機関車の展示施設、機関士の研修施設として日常公開活用されていることが、その価値をいっそう高めている。

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1番から7番線は機関車の修理を行う線、そして壁を設け8番から20番線までが機関車の駐留場、1番線は7100形機関車「義経」1880(明治13)年の北海道初の鉄道の開業にあたり、アメリカから輸入された蒸気機関車です。
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石山君が通う職場にも古くから働いている日雇いバイト「ゴーヒー(あだ名)」がおりますが、クセの強いオヤジで皆一緒に作業するのを避けている現状。
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そんな中やさしい心の石山君が(イヤイヤ)ゴーヒーとコンビを組んで作業して事なきを得ております。写真は昭和初期にローカル線や都市近郊で活躍した中型タンク式機関車C11と、大正期に量産され貨物や勾配線区で威力を発揮した9600型。
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ゴーヒーの「いくぞ!石山」の声と共に作業が始まりますが、心の中ではとっても行きたくナイ石山君。
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鉄道に例えるとゴーヒーが運転席っぽい目立つポジションを陣取り
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石山君は地味に燃料を投下していく役まわりなのです(ノД`)
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ゴーヒー石山コンビはいつも作業トラブルが続出、ゴーヒーの「いしやま~」の叫び声が聞こえるともうすぐ昼休憩の時間。
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「あのオヤジは時間が経つごとにガラが悪くなっていく」とボヤく石山君
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扇型車庫内には数多くの大型の蒸気機関車が展示されております、僕はD51が最もゴツい機関車のイメージてしたがデゴイチでもミドル級。f:id:earth720105:20210328041239j:image

こちらは日本最大の旅客用蒸気機関車「C62形1号機」
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C62形はD51形と同じくらい有名で「銀河鉄道999」のスリーナイン号のモデルにもなった蒸気機関車、特急「つばめ」「はと」など戦後の東海道本線を走った最優等列車の牽引機として活躍。
有名なエピソードは17号機が1954年(昭和29)に東海道本線の木曽川鉄橋上で(木曽川~岐阜)狭軌幅のレールを走る蒸気機関車としては世界最速129km/hの記録を達成。

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そして大きな煙室ドアが印象的な「D52形468号機」
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D51形の後継機で車両のボイラーは後にC62形へ流用。最大のパワーを持つ蒸気機関車として計画されたものの、戦争中に戦時量産型として変更され、粗雑な製造の機体が多く本来のポテンシャルを発揮出来なかった不遇の機関車。f:id:earth720105:20210328074724j:image

派手なデゴレーションの機関車は昭和天皇が乗車する客車を牽引した経歴のあるC51形239号機、1930(昭和5)年に特急つばめの牽引で東京~名古屋を無給水・無停車で走り抜けた事もある名車両。
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他には国産では唯一の3シリンダー機のC53形や多くの特急列車を牽引したC59形。石山君もゴーヒーとはコンビを解消してパワフルな機関車並みにみんな(客車)を牽引しながら作業をしたいものです。
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まぁ…石山君にはこんな機関車がお似合いなんですが(´・ω・`)
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SLスチーム号に乗車

扇型車庫近くのSL乗り場からC62の牽引で梅小路公園まで行って戻って来る10分の乗車が楽しめます(大人300円・子供100円)

基本1時間に1本の運転スケジュールなのですが、機関車の設備等により減便する事もあるので乗り場の時刻表(?)を要チェック、更に休日は各時間帯とも満席(切符売り切れ)になる事が多く早めの切符購入をお勧めします。
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乗客の9割9分が家族連れ(ボッチ乗車は僕ひとり…)座席は自由席ですが、満席の表示の割りには僕のお隣席は何故か空席…キモい奴がボッチ乗りしているので周りの皆さんが危険を察知したのでしょう。。
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右手は梅小路機関区そして左手には桜の花、春の風に吹かれながら約10分の苦行がスタート。
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梅小路公園では花見の皆さんが手を振っておりましたが、僕には指を差され笑われている様にしか見えません(>_<)
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10分後スチーム号がホームに戻るとダッシュで退散、目指すは本館3階のスカイテラス。ここでは東西に行き交う各列車(路線)を間近で見る事が出来るリアル鉄道博物館なのです。
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しかしテラスにいる皆さんは家族連ればかりで、ボッチの僕はまたもや肩身の狭い思い。
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ショボくれて本館に戻り、鉄オタのマストアイテムの時刻表を眺めます。
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そして展示用の路線図に目を向けますが、京都や大阪周辺なので、埼玉県民の僕にはどこがどこだかサッパリ分かりません(x_x)
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い‥いしやま~~(`Д´)ノ
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昨年訪問した京都鉄道博物館訪問記はこちら

京都鉄道博物館
住所:京都市下京区観喜寺町
電話番号:0570-080-462
H.P.:http://www.kyotorailwaymuseum.jp/sp/
開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週水曜日(祝日は開館)・年末年始
入館料金:一般 1,200円