知人女性の「御朱印ガール(あだ名)」が春のこの時期に桜の写真をInstagramに投稿しておりました
~散歩は色々な発見があって楽しい時間、本日も10000歩越えミッションクリアです~
通勤形態や仕事内容もあるでしょうが10000歩越えなんて日々の生活でクリアしなさいよ!そんなイライラした気持ちで出かけた先は、京都の桜の散歩道としてあまりにも有名「哲学の道」ここで軽々と30000歩越えミッションクリアをしたいものです。
〈目次〉
- 「哲学の道」はどちらからスタート?
- 「哲学の道」周辺で無料参拝できる神社・寺院
- 「キッチンなかお」人気NO.1のバラエティーランチ
- 銀閣寺近くの無料参拝スポットは浄土院と八神社
- 「哲学の道」の終点は吉田神社
「哲学の道」は南禅寺から銀閣寺までの琵琶湖疎水に沿って続く約2kmの散策道、哲学者である京都大学教授の西田幾太郎さんが、いつもこの道を歩き思想に耽っていた事にちなんで名付けられました。
「哲学の道」はどちらからスタート?
どちら側からスタートするかで迷う皆さんも多いかと思いますが南禅寺側が断然オススメです。理由としては
①銀閣寺側は激混み(特に休日)
②南禅寺は無料でも拝観できるスポットが所々にあり(銀閣寺は無料エリアだと屋根すら見る事ができません)
③南禅寺は京都市営地下鉄東西線「蹴上(けあげ)駅」徒歩10分という好アクセス(蹴上駅1番出口に親切な案内板があります)
「哲学の道」の南側スタート地点は厳密には南禅寺ではなく若王子神社なのですが、敢えて僕は蹴上駅前の「ねじりまんぽ」をスタート地点として定めました。まんぽとはトンネルを意味する古い言葉で「ねじりまんぽ」はねじりのあるトンネルという意味です(・ω・)
ねじりまんぽの上には坂道の廃線跡があり、こちらが蹴上インクライン。全長582mの船を運航するために敷設された傾斜鉄道跡地で、上流から下流へ至る約36mの高低差を克服するために、舟を台車に乗せケーブルカーと同じ要領で運搬しておりました。
琵琶湖の水を京都へ流す為に明治時代に造られた人工運河は今でも現役で活躍中
蹴上インクラインを後にして南禅寺入口に向かいます、今回僕は「無料の神社・寺のみを参拝」する事を自らに課して哲学の道を進みます。
だって律儀に全部参拝していたら万年貧乏の僕はお金が無くなり、地元の埼玉県に帰れなくなってしまいます(ToT)
「哲学の道」周辺で無料参拝できる神社・寺院
南禅寺の無料エリア
南禅寺の有料エリアは三門600円(外から見るだけなら無料)・方丈庭園600円・南禅院400円、コンプリートすれば1400円とそれなりの金額になってしまいます。
ここ南禅寺は無料エリアだけを見学して哲学の道入口に向かいたいものです
無料エリアの見どころは琵琶湖疎水事業の一環として明治24年に竣工された水路閣、レトロな煉瓦造の水路橋は是非とも押さえておきたい無料エリア。
人気スポットで観光客も多め、ところであなたは一体何をしているのですか??
南禅寺の脇を歩き一般道に出ると通り沿いには学校、ここで学生時代に戻り哲学について学びたいものです。
そして学校近くにある永観堂は残念ながら有料(600円)、でもこうやって入口に分かりやすく書いてあると好感が持て次回は参拝しようという気になりますね(・∀・)
案内マップのある場所を右折すれば哲学の道はもう目の前
熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)
足利尊氏がここで宴を開いたり、応仁の乱で荒廃した社殿・境内を豊臣秀吉が再興したりと大きなエピソードがある割には小じんまりした神社。
ちなみに若王子とは天照大神の事です、かつて誘拐された三井物産マニラ支店長の若王子信行さんを思い出してしまう僕はもう50代のオヤジ。
そして物産と言えばデパート催事場の物産展にしか行った事のない貧乏オヤジ…
写真だと人気(ひとけ)の無い道に見えますが、これでも時間かけて人が途切れるタイミングを狙って撮っており休日は更なる混雑具合は必至。
次の参拝スポットは大豊神社で無料参拝スポットが続いて嬉しい限り
大豊神社(おおとよじんじゃ)
大豊神社は2体の狛ねずみの石像が有名なのですが僕は後で知りました…なので本殿しか参拝せず大国社にある狛ねずみの石像は見ておりません(x_x)
学問の巻物を持つ狛ねずみと長寿の水玉を抱える狛ねずみの石像があるみたく、学の無い僕はせめて長寿だけはしたいものです。
哲学の道に戻って次に行ったこの寺は階段の上に私服で検温係が立っており、検温後に左を見へば600円と書かれておりますよ…僕はイラッとして回れ右して帰りました「ちゃんと入口前の分かりやすい場所に書いておきなさい!あと参拝客のふりして立っているな!」(`Д´)ノ
こっちのお寺はちゃんと入口前に書いてあって誠意を感じたから今度お金がある時に来たらちゃんと参拝します(・ω・)
人通りが多くてどうしても誰かが写り込んでしまう桜の撮影
石碑を見つけました、哲学の道を好んで散歩した西田幾多郎の詠んだ歌が石碑に刻まれております。
「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を吾は行くなり」
周りの目を気にせず無料スポットに臆せず突撃する事だと解釈して先に進みます。
法然院(ほうねんいん)は参拝無料の静かで落ち着いたお寺
「どうせココも奥まで行ったら600円とか書いているんだろ」とかイライラしながら山門に向かったら
何と参拝自由(無料)ありがとう法然院(・∀・)ノ
茅葺屋根の山門や白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる盛砂がある十字路の庭園に見入ってしまいます
他にも石塔の配置が美しい本堂や
方丈(住職の住む場所)にある重要文化財の襖絵を惜しげもなく披露
多くの寺院は拝観開始が9時ですが法然院は何と6時開始でサービス精神バッチリの哲学の道周辺でイチオシのお寺。
銀閣寺でワイワイ言っている様ではまだまだ哲学の道ビギナーなのです
「キッチンなかお」人気NO.1のバラエティーランチ
そういえば3年程前に初めて銀閣寺に行った時に気になった店があったので、哲学の道を少しだけ外れた用水路のある通りに出ました。
ありました!ココです「キッチンなかお」満席直前で幸運にもスムーズに入店
店イチオシの「バラエティーランチ(1400円)」を注文しました、海老フライ・カニクリームコロッケ・鶏の唐揚げ・牛肉生姜焼とゴージャスなおかずにコーンスープ・ご飯・お新香つき。
老舗の洋食店っぽい落ち着いた店内
20分程して出てきたランチはそれぞれの旨味が際立つオンリーワンの味、中でも牛肉の生姜焼きの味が新鮮でした、参拝はケチるけどランチはゴージャスにいきたいものです。
銀閣寺近くの無料参拝スポットは浄土院と八神社
銀閣寺に近づくにつれ、人と店とクマのぬいぐるみが多くなっていきます。
銀閣寺ファンは女子力高めのファンシーな人達が多いのでしょう
哲学の道はここで終点、右折すれば銀閣寺、ここにも清水寺ばりにお土産屋が立ち並んでおります、そして銀閣寺の拝観は当然有料で500円。
無料エリアから屋根だけでも見ようと試みましたが完全ブロック状態。
そんな超人気行列ラーメン店の隣にあるイマイチぱっとしない店っぽい佇まいのお寺がこちら浄土院、拝観は無料ですが何だか個人宅におじゃまする気分。
浄土院は五山送り火のひとつ大文字を管理することから大文字寺とも呼ばれております
でも火の管理って何なんでしょうね…周りから信頼されているのは分かりますが「バイトリーダー」と同じ位の小っ恥ずかしさを感じてしまいます。
そして銀閣寺の少し北にある八神社(はちじんじゃ)が哲学の道無料コースの終点、銀閣寺の後に参拝する人がいそうな場所にあるのですが八神社には誰もいません。
八神社はその名のとおり8柱の祭神を祀っております、そして調べてみるとその名のとおり境内はハチが多く刺される心配あるので気を付けましょうとの事でした(x_x)ハチー
「哲学の道」無料参拝ミッションクリア(・∀・)
「哲学の道」の終点は吉田神社
哲学の道の終わりが八神社だと(´・д・`)ヤダという方は、少し足を延ばして今出川通りを進み吉田山にある吉田神社を参拝して終わりにしましょう。
八神社から吉田山までは15分程で到着します
吉田神社までは登山コース、神社は山の頂上ではなく西側の麓にあり、今出川通りからは一山に登り途中から山を降りる何だかしんどくてバカバカしい道のり。
登山中はここが京都市街だという事を忘れてしまう景色
左折すると頂上に行ってしまい神社は無いので直進、ココで30000歩越えしてミッションクリア。
吉田神社は平安時代後期から江戸時代までの長きに渡って日本神道界の大権威で、ここに参拝すると全国の神社に参ったのと同じ効果があると言われている絶大な御利益のある神社らしいのですが、そんな事は後で知りました。
境内は広くすべて参拝すると1時間以上はかかるほどの神社ですが僕の滞在時間は10分程…僕は激しくお呼びで無いのでしょう(x_x)
中では神前挙式をあげておりました、ゴールに相応しい由緒ある神社なのです。
神社側の山の麓は静かな道で通り沿いには学校があります、学生時代に戻ってここで哲学について学び、クラスの女性と仲良くなって、卒業後には由緒ある吉田神社で挙式をあげたいものです。
ぼっ…僕と吉田神社 (;´Д`)ハァハァ