僕が子供の頃は料理の嫌いなウチの母の作るスパゲティと言えばナポリタンのみ、麺を炒めながらケチャップをパーッとかけるだけの母が作る事の出来る数少ない料理のひとつ。
そして母は自分の守備範囲以外のメニューを子供が知るのが嫌いで、外食の時に「ミートソースが食べたい」と言ったところ「お金持ちがナポリタンを食べて貧乏人がミートソースを食べるの！」とあり得ない蘊蓄を垂れながら無理矢理ナポリタンを注文しておりました(>_<)
昭和感溢れる喫茶店で「大宮ナポリタン」の元祖としても名高い1975年(昭和50)創業のCAFE&DELI伯爵邸で先日モーニングを頂きました。
〈目次〉
かつて「鉄道の街大宮」として栄えその周辺で働いていた鉄道員や工場マンがよく食べていたナポリタンをご当地グルメとして復活させたのが大宮ナポリタン。
～大宮ナポリタンの特徴～
①旧大宮市内に店舗があること
②埼玉県産の野菜を1種類以上使うこと
③氷川神社の鳥居の朱色・大宮アルディージャのオレンジにもちなんだ新名物
もう料理の嫌いな母の蘊蓄ばりにインチキくさいご当地グルメの「大宮ナポリタン」(ﾉД`)
伯爵邸へのアクセス
そんな大宮ナポリタン元祖の伯爵邸は「大宮駅東口」から徒歩3分の場所にあります。
レトロで怪しげな一番街商店街に入り
家系ラーメン店と中華一番の間にある更に怪しげな路地を左折し少しだけ進めば
更に怪しげな風景の左手に伯爵邸のメニュー看板が見てきます(x_x)
「カフェ&デリ伯爵邸」モーニングのフードメニュー(7:00～11:00)
とにかく喫茶店とは思えない多くのメニューがある伯爵邸、入口で圧倒されるかもですが怯まずに入って行きましょう。
24時間営業の伯爵邸メニューはモーニング・ランチ・ディナーに分かれており、本日はモーニングで訪問、お目当てのナポリタンが無く、泣く泣くおにぎり&コーヒーのセットになってしまうのでは…と一抹の不安に駆られます。。
怪しげな外観(失礼)とは裏腹に居心地の良い店内なのでメニューを見ながらじっくり選ぶのも良し、あまりにも迷い過ぎる人は事前に伯爵邸H.P.でお目当てメニューを選んでおきましょう。
大宮ナポリタンはモーニングで注文可能です
・伯爵邸特製ミートパスタ(1000円)
・沖縄山原風パスタ(1000円)
・伯爵邸大宮ナポリタン(1000円)
・アメリカングラブハウスサンド(950円)
・ベーコンエッグ(950円)
・たぬきうどん&おにぎり2個(800円)
・ピザトースト(950円)
・焼き魚(1150円)
・しらす高菜ご飯(850円)
・沖縄おにぎり(950円)
・伯爵朝食(950円)
・厚切りバタートースト(600円)
※全てドリンク付・税込
伯爵邸のオーナーが沖縄出身な事もあり、沖縄メニューも充実、そして店内には泡盛が置いてあったりします。
因みに前回ランチ訪問時に注文したのはゴーヤチャンプルー(1100円)
更にビックリなのはアジア料理の数々もモーニングで注文する事が可能、外国人シェフも活躍する伯爵邸「これが大宮の味だよ～」と呟きながらインド人が作っているのでしょうか？？
座席は50席程で字幕放送のテレビが2台設置ある店内は全席禁煙で店の外に灰皿が置いてあります。
今どきのカフェにありがちな酸味のある尖った味とは対極にある懐かしく優しい万人受けするコーヒーを飲みながら、子供の頃はスパゲティと言えばナポリタンとミートソースしか無かったらな…と当時を振り返ります。
まぁ…ウチは料理が嫌いな母のおかげでナポリタンだけでしたけど(´･ω･`)
普通盛りでも量は多めですが、朝からお腹の空いていた僕は大盛り(1200円)にチャレンジ。
具は豚肉やイカ焼きのあるチャンプルー風でケチャップ度はやや薄めの伯爵邸ナポリ「そう！これがな大宮ナポリタンだよ」と呟きながら食べますが、ぶっちゃけ半分食べた辺りから味に飽きてしまいますが
そんな時には粉チーズをドバー、子供の頃は沢山かけて食べていましたがいつの間にかタバスコだけになっていた僕ですが、粉チーズをかける事で味変&あの頃にタイムスリップ。
飽きかけていたナポリでしたが味変のおかげで一気に完食、まぁ…振り返って見れば子供の頃は母の作るマズいナポリタンの味から逃げる為に粉チーズをかけていたのです(´･ω･`)
家に帰って料理の嫌いな母親に1番好きなスパゲティは？と質問したところ、つい最近知ったっぽい料理名が返って来ました。
「ボッ…ボンゴレ。。」(ﾉД`)
カフェ&デリ 伯爵邸
住所：埼玉県さいたま市大宮区宮町1-46
電話：048-644-3998
H.P.：https://www.hakushakutei.com/
営業時間：24時間営業
定休日：無休
