だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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真岡鉄道「SLもおか」予約無しの当日券で乗るC12とSLキューロク館の日帰り旅

日雇いバイト「タイゾー(あだ名)」の今週は怒りでテンション上がりまくりの波乱の1週間だったみたい…僕はそんなタイゾーの武勇伝(オレ話)に巻き込まれてしまい、日曜に予定していた真岡(もおか)鉄道SL乗車予約を忘れてしまいました。(予約締切は運行日の2日前の23:55まで)

もう予約数に余裕がある際に販売し定員に達し次第販売を終了する当日券に賭けるしかありません
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〈目次〉

真岡鉄道のSL予約と当日券

SLもおか 下り(下館発)10:35
(お支払いは現金のみで、Suica・PASMOなどの交通系ICカード、クレジットカードはご利用になれません)
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真岡鉄道SLは休日でもSL席が完売する事はまずありません、そして予約をしても座席指定は出来ず当日1番線ホームで早い者勝ちの先着順。
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なのでweb予約のメリットは殆ど無いSL予約、それより何時頃から待って良い席に座るかが大事なのですが、SLもおかは前の普通列車(10:17発)後の入線なので、10分前の乗車券購入でも窓際の席はゲット出来ます。
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料金は500円ですが別途乗車券が必要
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僕は常総線・真岡鐵道線共通1日自由きっぷを利用しました(2300円)
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9:35に下館駅着の常総線を下車し駅ホームをブラブラして蒸気機関車が来るのを待ちます。
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C12 66「SLもおか」客車は冷房なしで狭いトイレ

発車直前でも大丈夫ですが、やっぱりゆとりを持ってSLの入線を楽しみたいもの、9:48にディーゼル車の牽引で3両の客車とC12が隣線路に入線。
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簡易線用の小型軽量な機関車として設計されたC12は機関車本体に積載するタンク機関車。

C12形蒸気機関車は1932年から製造が開始された線路が弱い路線向けの小型機関車で、小さいながらも使い勝手が良く、短編成列車の牽引や構内入れ替え作業など、全国各地で活躍しました。
引用先:SLもおかの紹介 - 真岡鐵道株式会社

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よく見ると客車は窓が開いており冷房がありません、そして後で知ったのですがトイレは3号車のみで狭い和式タイプ(x_x)
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国鉄時代からの昭和車両で国内で唯一原形を保っているオハ50系客車、仕方ないのですがタイゾーばりに怒りのテンションが上がってくる僕。
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先日タイゾーは日雇い先で作業が間に合わず怒りのテンションが上がり開始15分後に帰ったみたい…少しは機関士さんの仕事に対する責任感を学んで欲しいものです。
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10:35の発車10分前に1番線に入線
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よっぽどのイベント日以外であれば当日券と行列無しで好きな席に座る事が出来るのがSLもおか号の魅力(?)でありますが車内は冷房なし。
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記念グッズの販売はありますが飲食の販売は無し、事前に飲み物は購入してSL旅を楽しみましょう。
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10:35定刻通りに「SLもおか号」は下館駅を出発

何だか作業開始15分後にバックレたタイゾーを思い出してしまう風景
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不慣れな作業をやらされ「もう帰ります」と言ったら「社長に相談する」と言われ、怒りのテンションが上がり「そんなのいちいち社長に報告する事か!」と吠えるタイゾー。
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挙げ句の果てには「オレは堅気のモンじゃない!」と大ボラを吹いたそうです。
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翌日はいつもの日雇い現場でいつもタイゾーからお金を借りるパチンコ好き(日雇い)に「いい加減こんなのヤメにしないか!」と説教を垂れる杉ちゃん。(写真は折本駅)
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「分かった(´・ω・`)」とショボンとするパチンコ好きに「そんなにショボクれるなよ!」と追い討ちをかけたそうです。(写真は久下田駅)
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波乱万丈の日雇いライフ…そんな事を思い出しながらのSLもおか号では車内の検札があり、僕の「常総線・真岡鐵道線共通1日自由きっぷ」では益子駅までしか利用出来ず、終点の茂木駅まで行くには別途560円(片道)かかるとの事でタイゾーばりにテンションが上がる僕。(写真は寺内駅)
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1日フリーきっぷだったら起点から終点まで利用出来る様にしろ(`Д´)ノ
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列車は真岡駅に到着、駅舎は蒸気機関車を模したデザインで、駅前にはSLを動態保存している「SLキューロク館」があり乗客や見物客もいっぱい。
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真岡駅でSLも僕も給水タイム
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そして沢山の見物客に見送られながらSLは出発
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タイゾーはバックレ直前に「今日はご迷惑をおかけしてスンマセンでした!」と大声で現場を後にしたらしいのですが、本日だけでなく毎日が迷惑なのです。(写真は西田井駅)
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そして乗車券では終点の茂木駅まで行けないので泣く泣く益子駅で途中下車
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もう駅前で「オレは堅気のモンじゃない」と叫ぼうとしましたが駅員さんから不審がられるのでヤメにしました(´・ω・`)
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城内坂通りは益子焼の聖地

益子焼の歴史と特徴
・益子焼が生まれたのは江戸時代の末期に常陸国笠間藩で修行した大塚啓三郎が益子村にある大津沢で窯を築いたことにより始まったとされている
・益子焼は砂気の多いゴツゴツとした土の質感を持ち、割れやすく重いという欠点があり、当時は主に水がめ・火鉢・壺などの日用品として製作されていた
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一日乗車券購入の特典として益子焼窯元共販センターにて益子焼が無料で頂けるのですが、益子駅からの距離は約1.8kmで徒歩だと約25分。
f:id:earth720105:20220712022036j:image画像引用先:益子焼窯元共販センター|陶器市・陶芸教室・栃木県益子町|アクセス

駅からのバスは1時間に1本、仕方なく炎天下の中歩いて窯元共販センターに向かいました。
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益子本通りのフラッグを目印に歩いて行きます
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城内坂交差点を越えれば通りは電柱の無い洒落た陶芸ストリート
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城内坂
平成12年度に整備された城内坂は、通りの左右に陶器店やカフェが立ち並ぶ益子の観光スポットです。 毎年春と秋に、 城内坂を中心として行われている 「陶器市」 には、50万人を超える人々が訪れる全国でも有数のイベントとなっています。

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窯元が経営するギャラリーや洒落た飲食店が立ち並ぶ通りで、場違いなタヌキの置物が目印の益子焼共販センター。
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湯呑み茶碗でも貰えるのかな?と店に入り店員に引換券を見せると
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箸置きを頂きました(>_<)タッタコレダケ
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タイゾーばりにテンションが上がり「オレは堅気のモンじゃない!」と吠えそうになりましたが、通報されたら困るので大人しく帰りました(´・ω・`)
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真岡駅前「SLキューロク館」には動く蒸気機関車が2台

益子駅から普通列車に乗り真岡駅に戻ります
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1997年(平成9)にSLの形を模した新駅舎が完成して関東の駅百選にも選出された真岡駅
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駅前にある「SLキューロク館」は蒸気機関車を始め懐かしの国鉄車両が(それなりに💧)展示されている鉄道ファン必見のスポット、ビンボーの僕にはありがたい入場無料の施設。
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屋外展示のキハ20形ディーゼル動車は1988(昭和63)まで国鉄だった頃の真岡線を走っていた車両
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その頃子供だった僕は、ヒマで楽そうなので貨物の最後尾に連結された車掌車に乗る仕事をやりたいと母親に言ったら物凄く怒られた記憶があります。
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そんなに怒らなくてもイイじゃないかと思っていた記憶もあります
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ワフ15形は列車にブレーキをかける為の装置が取り付けてある車両、オヤジになり日雇い仕事の僕は人生のブレーキが全然効いておりません(T_T)
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SLキューロク号連結走行

土日祝日に1日3回車掌車と連結して2往復します(1回300円)
1回目 10:30~・2回目 12:00~・3回目 14:30~

SLキューロク館の目玉は大正時代に製造された9600形、空気圧縮の力で動き1回300円で車掌車に乗り連結走行を体験したり無料で客車で寛ぐ事も出来ます。
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9600形は日本で初めての本格的なテンダー式蒸気機関車(石炭・水を搭載した車両が連結してある形式)で、国鉄で最後まで稼動した長命な形式の蒸気機関車。展示車両の49671号機は1920年に製造され北海道で運用、運転席が右側にあります、これは五稜郭~有川桟橋間の入換線が極度の右カーブで、通常の運転席では全くの死角となることから右運転席に改造されました。f:id:earth720105:20220712081359j:image

D51助士席乗車走行

そしてキューロク館の1番人気は、D51(デゴイチ)の運転席の隣や後ろに乗り汽笛を鳴らす体験が出来るアトラクション。
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第2・第4日曜日に7分間隔で施設内を往復するD51の助手席に乗る事が出来ます
・乗車券は当日先着順に販売(予約不可)
・1回1000円(1組最大4名まで)
〈受付時間〉
午前の部10:00~(8組まで)
午後の部13:20~(9組まで)
※雨天の場合は運行中止になる場合もあり
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ですがビンボーな僕にとってココで1000円は痛い出費、乗車すれば明日は日雇い先でタイゾーからお金を借りなければなりません。
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「いい加減こんなのヤメにしないか!」タイゾーの勝ち誇った顔を思い浮かべ体験乗車を断念「わかった(´・ω・`)」と呟きショボンとしながら動くD51を眺める僕
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タイゾー「そんなにショボクれるなよ!」(・∀・)
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SLキューロク館
住所:栃木県真岡市台町2474-6
電話:0285-83-9600
H.P.:http://sl-96kan.com/
入館料金:無料
開館時間:10:00~18:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)