痛キャラ日雇いバイト「いしゃく(あだ名)」が先日いきなり職場の由美さん(仮名)と今度ユーミンのコンサートに行くと言い出しました…松任谷由実もまともに知らずによく一緒にコンサートに行くまで話を持っていけたのに呆れながらも感心してしまいます。。
「ユーミンぐらい知ってるよ!5人組のバンドでしょ!」
どうやらいしゃくはサザンオールスターズと勘違いしているみたい(ノД`)
コンサートに行くよりまずは一緒にランチでもしてお互いの距離を縮めてみたらどうなのでしょうか??そんな時にオススメの店はユーミンの聖地として名高い「カフェ&レストラン ドルフィン」でしょう。
〈目次〉
山手ドルフィンのアクセスと歴史
山手と言いながらも徒歩の場合「JR根岸駅」が最寄り駅、店までの最短ルートは8分程ですが、峻険な階段を登らなければなりません。
ちなみにドルフィンの初代オーナーは山川惣治で、少年ケニアなどの作品で知られる絵物語作家でしたが、第一線を退き1969年(昭和44)にレストランをオープン、現在のオーナーは3代目との事です。
開店から数年後、ある女子高生が友人に連れられこの店を訪れた。やがてこの少女は八王子から電車に乗って一人で訪れるようになり、ランチタイムから夕暮れまでこの店で過ごした。店内に飾られた山川による冒険活劇のペン画も、美術大学を目指していた彼女の感性を刺激したようである。この少女こそ、のちにシンガーソングライターとして一時代を築く荒井由実である。
荒井由実のセカンドアルバム「MISSLIM」4曲目「海を見ていた午後」で店の情景を歌ったことから「ユーミンの聖地」と呼ばれる様になった所以。
♪坂を登って~今日もひとり来てしまった♪と唄われており、やっぱりユーミンもこの坂をヒィヒィ言いながら登って行ったのでしょうか??
バブル時代の頃にはユーミンファンカップルが身分不相応な外車で店にやって来たり、上にある道路は週末は渋滞も多い場所だったそうです。
いしゃくは由美さんと頑張って階段を登って欲しいものですが、荒井由実と松任谷由実が同じ人だと知らずボロが出ない事を祈るだけ(-人-)
出口を見て「いしゃ~」とはしゃいで飛び出しだら狭い歩道で危ないので気をつけて下さい
歩くのが億劫だったり相方の挙動に不安のある方は、桜木町から3~5本横浜駅から1本(いずれも1時間)にバスがありますので乗ってくる方が無難かも知れません。
不動坂上バス停のすぐ先に見えるのが「山手ドルフィン」かつては木造平屋建てでしたが、2階建てのコンクリート壁が印象的なこの建物は1998年(平成10)に完成。
800円のドルフィンソーダはメロン果肉が入って激ウマ
開店時間は早めの10時から、そして専用駐車場は12台。予約客が席をリザーブしている可能性もあるので予約していない場合は早めの訪問を心がけたいものです。
Aランチ(魚)・Bランチ(肉)・パスタランチはいずれも2480円
僕は平日の11時頃に訪問しましたがこの時間は1階は使用しておりませんでした
2階に上がり本日のBランチ(2480円)そしてドルフィンソーダ(800円)を食前に注文しました。
2階は全部で6席ある窓際席からの景色、ユーミンファンは歌詞の世界に思い入れがあるかもですが実際はこんなもん(´・ω・`)
そして多くのユーミンファンから恨まれているであろうマンションがこちら
海を見ていた午後で有名な歌詞♪ソーダ水の中を貨物船がとおる♪当時はメニューに無かったのですが、信者の熱烈な要望により誕生したドルフィンソーダ。
当時の荒井さんはソーダを持ち込みで来店して、グラスにドバッーしながら貨物船を眺めていたのでしょか?気になる所であります(´・ω・`)
どうせ観光用メニューだろうと高をくくっていたドルフィンソーダはメロン果肉が入っており炭酸の具合も絶妙の一品で予想をはるかに超える美味しさで、もう市販でペットボトル販売して欲しい位。
いしゃくが店で信者達の前で勘違いして♪エボシ岩の彼方に~♪とか大声で歌ってドン引きされる姿を想像していたら前菜とスープがやって来ました(ノД`)
本日のドルフィンBランチ
本日のBランチ骨付き鶏モモ肉のコンフィ粒マスタードソースが登場、いつも食べるケンタッキーチキンとは一線を画す美味しさ。
ホロリをほぐれる肉とスパイシーでカラリとした皮、当時荒井さんが八王子からわざわざやって来るのも納得。
ユーミンは「ティーンエイジャーのころ好きだった年上のボーイフレンドが横浜の外国人収容所に収監されていた」ことから山手に足を運ぶようになったとし、「その時の情景を歌ったものかもしれない」としている。
引用先:ユーミンの歌『海を見ていた午後』に出てくる「山手のドルフィン」の今はどうなっている? - [はまれぽ.com] 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト
一体ボーイフレンドは何をしでかしたのだろうと食後テラスで考え込んでしまいます。
もう置物の金のイルカも腕立て伏せ…
ランチの後は根岸森林公園へ
根岸森林公園は、慶応3年(1867年) にわが国最初の洋式競馬が行われたところで、昭和18年6月まで続きましたが、戦後は接収され、米軍のモータープール、ゴルフ場となっていました。
昭和44年、主としてゴルフ場だった場所が接収解除となり横浜市は昭和47年から公園整備に着手、中央競馬会による競馬記念公苑とともに、昭和52年10月1日に開園しました。
かつては競馬場だった事が伺えるコース状の道を歩きながら思うのは、山手の高台でこんな良い環境だったらアメリカ軍が接収するのも当然でしょう。。
現在も一部は米軍施設や撮影禁止区域がありますが、個人で楽しむ撮影であれば大丈夫との事。
ドルフィンランチ後に由美さんのボーイフレンド気分で施設に入り込み、米軍にとっ捕まってしまういしゃくを妄想してしまいます。
競馬場だった頃は一等馬見所・二等馬見所・下見所等の施設がありましたが、接収を経て現在は旧一等馬見所のみが廃墟状態で残っている状態。
人生は廃墟で滑り台「いしゃ~」(ノД`)
カフェ&レストラン ドルフィン
住所:神奈川県横浜市中区根岸旭台16-1
電話:045-681-5796
H.P.:https://gc68600.gorp.jp/
営業時間:10:00~21:00
定休日:月曜
駐車場:12台