弁財天で持っている金銭を洗い清めると福銭になり何倍にも増えて戻ってくると聞いて、川越の熊野神社「銭洗い弁財天」を訪れた僕は、日雇い仕事で稼いだお金が何倍にも膨れ上がる事を妄想してジャブジャブ(´・ω・`)
本当に休日の川越はどこも激混み、メインスポットの「時の鐘」エリアなんぞは人でごった返し状態。
蔵造りの街並みにある鰻屋さんもこの通り、うな重を口にするまでどれ位時間を要するのか考え込んでしまいます(´・ω・`)
喧騒の苦手な僕は優雅にランチを楽しみながらクリエイティブなアートに触れようと蔵造りの街並みの北側にある「弁天横丁」に向かいました。
〈目次〉
川越「弁天横丁」の場所と歴史
注:弁天横丁は銭洗い弁財天からやや離れた場所にあります
川越の激混みエリア蔵造りの街並みのゴール地点で「札の辻」交差点を直進して1つ目右の狭い路地が弁天横丁。
ちなみに交差点を左に曲がると超激混み地帯の菓子屋横丁
ほとんどの観光客が左に行くので直進すれば一気に人通りが少なくなり、更にパンチパーマが得意そうな床屋さんを右に曲がればそこは別世界、かつては弁天様が祀られておりその参道だった事から名付けられたといわれています。
1893年(明治26)の川越大火以後に形成された路地で、長屋には芸者が住んで置き屋という芸者を料亭などに差し向けるお店があった事から「芸者横丁」とも呼ばれおりました。
のちに飲食店(スナック)街へと姿を変えていきましたが、現在看板に記されている店はどこも閉店、かつての賑わいは失われ少し前までは廃屋状態の路地でしたが
2013年に長屋の1つ麻利弁天長屋を川越蔵の会がサブリースして改修を始めたのを皮切りに弁天横丁の再生がスタート。
翌2014年にテキスタイルを織りなす作家がアトリエ&ギャラリー「なんとうり」を開き活動拠点をここに構えました。
そして2019年に大工の技術を持つオーナーが改装・装飾のほぼ全てを手掛けた「ギャラリー&カフェ 二軒堂」がオープン。
2021年には護国寺で7年半親しまれてきたトモリcafeが改装した喜多町弁天長屋に移転「トモリ食堂」としてオープン。
現在も元町弁天長屋3軒を改装してクリエイティブな場所にしようと「ブーフーウープロジェクト」が進行中、三匹の子豚にちなんで手前の全壊家屋が[Boo]真ん中の半壊家屋が[Hoo]奥のボロ屋が[Woo]と名付け
二軒堂のオーナーが中心となってリノベーションに励んでおります。
「トモリ食堂の」人気メニューは雑穀米の「ごはんセット(1100円)」
2022年12月現在土日の11:30~16:30(Instagramで要確認)
~メニュー~
ごはんセット 1100円
ちょっといい卵のプリン 450円
今日のおやつ 500円
ごはんセットのおかずとおやつは黒板から選ぶスタイル
席はカウンター4席・テーブル4名×1席・カウンターっぽいテーブル席2名×1席
それにしても休日の人でごった返す観光地「川越」で、ゆったりとした時間を感じながらランチ出来る店は弁天横丁だけと言っても過言でないと実感。
時間帯によっては行列になる時もありますが、土日は11:30~18:00の通し営業でお昼の時間をずらして訪問する事も可能、現在は店主都合で時短営業中であり、詳細の営業日・時間はインスタグラムのハイライトで要確認です。
https://www.instagram.com/tomorishokudou/
ごはんセットは体に優しい味という表現がぴったり、量も割と多めで女性には多く感じてしまうかも…でも大食いの僕にとっては並盛り程度で連食は全然余裕。。
窓ごしのお隣はギャラリーでアートな空間、僕も一応デザインの専門学校に通っていたのですが、今となっては銭洗いと食べる事に一生懸命なオヤジになってしまった事を猛省します(´・ω・`)
弁天横丁長屋の古民家カフェ「二軒堂」はアート発信の場
ランチ連食を目指し向かったのは弁天横丁の旗艦店「ギャラリー&カフェ 二軒堂」
平日ランチ 12:00〜15:00・土日 ランチ12:00〜17:00・ナイト 18:30〜22:00(営業日 木・金・土・日)
フード
・バターチキンチキンカレー
・角煮定食
・煮込みハンバーグ(各1100円)
ドリンクセット (珈琲・紅茶 +25
デザート
・ベイクドチーズケーキ
・チョコレートケーキ(各550円)
ケーキセット (珈琲・紅茶935円)
・大人のレアチーズケーキ(+110円 )
ドリンク
・珈琲(Hot or Ice550円)
・紅茶 (Hot or Ice550円)
・ジンジャーエール(550円)
・コーラ(550円)
・ココア (Hot or Ice715円)
・ロイヤルミルクティー (Hot or Ice715円)
・チャイ (Hot or Ice715円)
・3種のベリーソーダ (770円)
・ミックスフルーツスムージー (770円)
カウンター4席・テーブル2名×4席でレトロとアートが融合した空間、女性は歓喜しますよこの雰囲気は。
缶コーヒーしか飲まない僕もつい雰囲気に呑まれて注文してしまいました
窓際の席に座ると中庭を眺めながら昔へタイムスリップ、川越で落ち着いた雰囲気の古民家カフェにならもう絶対ココ。
フードメニューはトモリ食堂同様にアートなこだわりの器、スープが湯飲み茶碗なのが泣かせます。
注文した豚角煮大根は時間をかけて煮込まれており柔らかトロトロで箸で切る感触そして何より味わい深い食感が最高。
そして大根の上にのった生姜が良いアクセント、お肉の甘みと脂の旨みそして大根生姜の辛味のハーモニーが印象的な一品。
店内には荒井由実の「海を見ていた午後」がネットワークプレイヤーを通してスピーカーから流れております。
食後は女性店員さんに案内して貰い2階ギャラリーへ
店主(オーナー)自作の絵本やパズルそして品のあるアンティークがずらり…もう川越随一のアートスペース「弁天横丁」はこれから多くの店舗や人々が参加して発展していく事でしょう。
食後も再びタイムスリップして自分の過去を振り返りますが、アートを目指して専門学校を卒業した後、何故か広告会社の営業マンになってしまい会社のお金で飲み食いばかりしていた事を猛省します(´・ω・`)
そしてランチ連食でお腹いっぱいになってトイレに行きたくても観光地「川越」は飲食店同様に激混みの行列状態なのでした(ノД`)
トモリ食堂
住所:埼玉県川越市喜多町2-1
電話:070-3980-3685
Instagram:https://www.instagram.com/tomorishokudou/
営業時間:Instagramを参照
二軒堂
住所:埼玉県川越市元町1-6-6
電話:049-214-6276
Instagram:https://www.instagram.com/gallery_and_cafe_nikendo/?hl=ja
営業時間:ランチ平日12:00〜15:00・土日12:00〜17:00/ナイト18:00〜22:00
営業日:木・金・土・日