だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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【磐越東線】本数が少ない区間(小野新町~いわき)を最高速度100kmで走破するキハ110系

猪苗代・会津若松・喜多方など有名な観光地を経由する磐越西線と比べるとマイナー感全開で「お前いたの…」状態の磐越東線は「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称で福島県内のみを運行して完結する路線。「じゃあ磐越の越(越後)は関係ナイじゃん…」と思いながら朝の郡山駅6番線ホームに佇む僕。。
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〈目次〉

磐越西線と磐越東線の違い

阿武隈高地を越えて平(現いわき)から郡山を結ぶ平郡線は、当初平郡東線と平郡西線に分かれておりましたが、1917年(大正6)に平~郡山が全通した際に平郡西線を平郡東線に編入する形で磐越東線と線名を改称。
やっぱり合併後の優位性を保ちたい東線側が、東の名を路線名に入れたかったのでは…と要らぬ邪推をしてしまいます。
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一方磐越西線は郡山から新津を結ぶ路線の為に1897年(明治30)民間会社の岩越鉄道が設立、ですが開通後に鉄道国有法により国に買収されて国鉄岩越線となり、後に磐越東線が改称されたのに合わせて磐越西線と改称。
主体性の無い理由で改称した磐越西線は1番線ホームで一方磐越東線は6番線ホームと在来線ホームの端から端、仮に磐越線として統合しても両線は郡山駅でスイッチバックする形となり、西線の交流電化に対して東線は非電化で色々な弊害もあるのでしょう。
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「磐越東線」9時41分小野新町行き

福島県民がよく使う言葉「浜通り」や「中通り」
浜通りの中心都市で県下最大の人口を誇るいわき市と中通りの中心都市で福島県2位の人口の郡山市を結ぶバイパス的役割を担う磐越東線ですが、運行本数では郡山~いわき間の運行本数は1日6往復とかなり少なめ。
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一方郡山といわきを結ぶ高速バスは概ね1時間間隔で、地域住民にとっては鉄道よりバス利用が多いのが現状、一応途中駅の小野新町(おのにいまち)までは1時間に1本程度の運行があります。
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とりあえず小野新町行きに乗って郡山駅を出発しました、車両基地でお休み中のキハ110系が「行ってらっしゃい」とお見送り。
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列車はすぐに阿武隈川を渡りますが空が黒ずんで最悪のショット(>_<)
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しかし何であそこだけ天気が悪かったのでしょうか?
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三春駅で上下線待ち合わせの為に数分間の停車
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中通りと浜通りの間は阿武隈山脈、中通りと会津の間には奥羽山脈があり、この山脈によって気候などが大きく変わる為、3つに分けられる事が多い福島県。
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ちなみに中通り(郡山)出身の日雇いバイトの梅ちゃん(あだ名)は「オレはお前らとは違うインテリなんだ!」とプライドの高さを見せながらも職場で競馬の話ばかりする矛盾の人、日雇い連中も競馬・競艇・パチンコ好きの3つの区分に分かれております。
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「菅谷駅」近くの入水鍾乳洞でケイビング(洞窟探検)しようかと思いましたが、ガチで狭く怖く濡れるらしいので即却下。
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競馬好き梅ちゃんを軽侮(けいぶ)する僕を乗せた磐越東線は小野新町に向かって進みます。
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10時35分小野新町到着

マップで見ればコンビニや食べ物屋も多い小野新町でいわき行きの列車を待つ事に、3時間以上の待ちがありますが駅徒歩10分の場所にあるオープンファクトリー「リカちゃんキャッスル」を見学すれば時間なんてあっという間。
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何気に曇ってきましたが、意気揚々とリカちゃんキャッスル目指します。
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見えてきました(・∀・)
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年末の臨時休業日…梅ちゃんの人を小馬鹿にした笑い顔が目に浮かびます。。
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仕方なく次にお目当てのラーメン屋に向かいますが、どこも年末モードで定休日でとてもイヤな予感、そしてやけにレトロな美容室が多い小野新町中通り。
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お目当てのラーメン屋はやっぱり定休日…梅ちゃんの人を小馬鹿にした笑い声が聞こえてくる気がします(T_T)
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仕方なくコンビニの店頭でカップラーメンをすすり
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曇ったり晴れたり雪がチラついたりする天気に戸惑いながらも塩竃神社で時間を潰し
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早々と駅に戻りましたが、次のいわき行きの列車までは2時間以上もあります。
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仕方なくストーブの前でスマホを片手にブログをシコシコ綴って時間を潰す僕、こんなに長時間駅舎に居続けたのは小野新町が最長記録で思い出に残る駅となりました。
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磐越東線の車窓の見どころは小野新町からいわき間

2時15分に待望の列車が到着、ホームは駅舎から一段高い場所にあり地下通路で連結、構内には島式ホーム1面2線のほか側線も敷かれております。
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夏井川に沿ってクネクネと走っている感がありますが、線形が良くエンジン音を唸らせ快走するキハ110は100km/hを超える区間もあってなかなかエキサイト。
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スピード感のある走りをする磐越東線は車窓の流れも早く、後で見返すと何を撮ったのだか分からない写真もあります(>_<)
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そんな車窓を眺めながら梅ちゃんを思い出します
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きっと彼は人生の線形が悪いのかも知れません
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夏井川が左右に行ったり来たり谷も深く渓谷の様相を呈す車窓が磐越東線のハイライト、江田駅は夏井川渓谷の最寄り駅。
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小川郷駅に到着すると渓谷を抜けて平地が目立ち、もう少しで終点のいわき駅にたどり着きます。
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郡山駅は東北本線いわき駅は常磐線の乗り換え駅で、小野新町~いわきの本数を注意すれば関東からの日帰り鉄道の旅では比較的ルートに組み込みやすい磐越東線。
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直通では1時間30程度ですが、小野新町での途中下車で5時間以上かかってしまった電車旅はもうすぐ終わり。
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いわき駅で折り返して郡山行きになる列車、中通りからやって来た僕は、浜通りの皆さんと郡山出身の梅ちゃんに「今日はリカちゃんキャッスルは定休日です」と伝えなければなりません(ノД`)
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