現在は隣町の日雇い現場で一緒に働いているタイゾーとシゲ(共にあだ名)、共に自転車で通勤して昼休憩も共に過ごし、一見仲が良さそうに見えますが、実はお互いを見下している間柄。
ネットカフェでの宿泊が多く、自転車に多くの荷物を携えなければならないシゲを見て「あいつは自転車の後ろにラブドールを乗せて走っている」と小バカにしているタイゾーですが、彼女いない歴51年で生身の人間とは恋愛した事が無い彼もまた人生ラブドール状態(x_x)
そんな2人を思い出しながら訪れた先は福島県小野町にある「リカちゃんキャッスル」なのでした。
周辺の景色と全く合わない場違い度全開なお城風の建物は、工場とミュージアムの機能を併せ持ちます。
入館料は大人(高校生以上)1000円・中学生までが800円、所要時間は家族や彼女がリカちゃん好きであれば、興味深い展示を一緒に見ながら2時間オーバーなんぞザラでしょう。
ですが日雇いオヤジがボッチで訪問したら、周りの白い目にこっ恥ずかしさを感じて小一時間が精一杯(>_<)
〈目次〉
「リカちゃんキャッスル」が福島県小野町にある理由
磐越東線「小野新町」駅から徒歩10分の場所にあるリカちゃんキャッスル、小野町は阿武隈高地の丘陵地帯にあり、東はいわき市西は郡山市と隣接して交通の要となる地域。
リカちゃん人形生みの親である、タカラ創業者の故佐藤安太氏の出身地が隣接するいわき市だったことが縁になりここに工場が建ちました。
1993年に現在の外観となり、ここは国内に数少なく残る生産拠点なのです。
入館すると目の前には等身大のリカちゃんと撮影が出来るリカちゃんキャッスルステージ、ちなみに生活拠点の無いシゲは自転車の後ろに持参している等身大のラブドールを警官から指摘され「なっ‥夏なんだし…こっ‥これは浮き袋です」と苦しい言い訳。
タイゾー「全くヴァカだねシゲの奴は!」
そんなシゲでも職場では機械を任されており「ウチの会社の機械で出来ないモノは無い!」と日雇いの分際でウチの会社とか言っちゃうなりきり社員、キャッスルステージ横の無料でレンタル出来るなりきりドレスを着て作業をしたら良いでしょう。
タイゾー「さすがだねシゲ!」
「リカちゃんキャッスル」ぼっちのオヤジがこっ恥ずかしいスポット4選
【1階】
・リカちゃんキャッスルステージ
・リカちゃんショップ
【2階】
・リカちゃんの歴史~ファクトリー見学ゾーン~リカちゃんのおへや~リカちゃん世界旅行
・リカちゃんキャッスルギャラリー
・お人形教室
リカちゃんショップ(オヤジの恥ずかし度★★★★)
等身大リカちゃんに圧倒された後に目にする場所ですが所詮は店舗「買い物に来たんだけど奥さんと子供はどこに行ったんだろ?」って雰囲気を出しておけば大丈夫。
昼間パチンコで全額スッた日には、その日働いている日雇い連中の終業時刻に合わせて職場に訪れて、お金を無心するシゲの面の皮の厚さを見習うべきなのです。
仕事が終わって皆が外に出る絶妙なタイミングで自転車で土手から降りて来るシゲ
タイゾー「もうそういうのヤメてくれないか!」
歴代リカちゃん他(オヤジの恥ずかし度★★★)
吹き抜けになっている階下のリカちゃんお人形ファクトリーを囲むような展示スペースになっており、歴代リカちゃん→お人形ファクトリー見学ゾーン→リカちゃんのお部屋→リカちゃん世界旅行の順に回っていきます。
リカちゃんの歴史や製造工程を学ぶという大義名分を醸し出し、したり顔で見学していれば白い目で見られる事は無いでしょう(タイゾーとシゲは別)。
リカちゃんの本名は香山(かやま)リカ、フランス人の父親と日本人の母との間に生まれたハーフで、小学校五年生の11歳ですがもう彼氏がいるみたい。
51歳になっても一度も彼女が出来ない人もいるのに…世の中って不公平ですね(´・ω・`)
・1967年~1971年(初代リカちゃん)
栗毛色の髪をしたファッションドールとして誕生したリカちゃん、 黒い瞳に白い星が1つで額が広く彫りが深いきりりとした顔立ちだが少し寂しげな表情にも見えます。
・1972年~1981年(2代目リカちゃん)
マグネットのついたシューズをはいた2代目リカちゃんはスチールの上ならどこにでも立てるのが最大の特徴、髪の毛の色は初代よりも赤みを増し、目の星は白が2つ茶色が1つの計3つになり表情が華やかになりました。
・1982年~1986年(3代目リカちゃん)
1982年に15周年を迎えたリカちゃんはこれを機にフルモデルチェンジ、横に張り出していた大きめの耳が小さく自然な形状になり髪はさらさらヘアーで金髪に近い色に、目が少したれたあどけない表情をしておりますが、これは当時全盛だったアイドルの影響を受けていると思われます。
・1987年~現在(4代目リカちゃん)
初代リカちゃんに比べると身長が1cm高く胸の厚みが増してスタイルがよくなり、目は3つ星のほかに白い波線が入って表情が一層穏やかになったのが特徴、親しみやすい4代目のリカちゃんは歴代の中で最も長く現役を続けております。
一方1972年に生まれてからずっと「キモい」と言われ続けていたタイゾー、つい最近までキモいとは気持ちイイの略だと思っていたみたいです。。
次は工場見学スペースに進みます、残念ながらファクトリー内の撮影はNG、仕方ないので製造工程のパネルを撮影しました。
ちなみにいつも帽子を被って誤魔化しているタイゾーもこれはまだみたい(x_x)
工場見学スペースを後にして先に進めば「リカちゃんのおへや」リカちゃんがお気に入りである、ピンクの家具で統一されたとてもかわいいスペース。
リカちゃんやリカちゃんのお友達になった気分で遊んだり、ドレッサーやソファーに座っての撮影も可能。
ちなみにシゲが仕事帰りに宿泊で利用するお気に入りの部屋がこちら(x_x)
写真引用先:サービス [ルームタイプ]|金太郎花太郎|DVD鑑賞・個室ビデオ・ビデオボックス
リカちゃん世界旅行
AR(現実世界にデジタル情報を重ね合わせる技術)でリカちゃんと記念撮影をしながらなりきり世界旅行が出来るスポット 、なりきりドレスでの撮影がおすすめとの事です(x_x)
向こう側から「いゃぁ~海の中に財布を落としちゃってさ…」とか言いながら、浮き袋を抱きかかえたシゲがやって来る気がして仕方ありません。。
リカちゃんキャッスルギャラリー(オヤジの恥ずかし度★★)
リトルファクトリーから発売された商品の一部を見学出来るスペース、リトルファクトリーというサービスは顧客がリカちゃのヘッドを自由に選択し、そこに好きな髪型をリクエストして再現してもらう、人形のセミオーダーメイドとも呼べるシステム。
部屋の照明が暗く悪目立ちせずに見学出来るのがオヤジ達にとってはオアシス的なスポット、シゲっぽいオヤジもぼっち見学しておりました。
お人形教室(オヤジの恥ずかし度★★★★★)
好きなリカちゃんを選んでたくさんのドレスや小物の中からお気に入りを選んでコーディネート、自分のお気に入りドールを作ろう!
ですがタイゾーやシゲがお人形教室へやって来て「すいませんお気に入りラブドールを作りたいんですけど」なんか言った日には警察に通報される事間違いなし。
警官「君たちココで何やってるんだ!」
シゲ「こっ…これは浮き袋です…」
リカちゃんキャッスル
住所:福島県田村郡小野町小野新町中通51-3
電話:0247-72-6364
URL:https://liccacastle.co.jp/
営業時間:10:00~16:00
入館料:1000円
休館日:月曜日