だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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毎日新聞東京本社(パレスサイドビル)屋上は平日に一般開放されており撮影禁止ではありません

「社会人だったら毎日ちゃんと新聞を読め」サラリーマン時代に上司から事あるごとに言われておりました(´・ω・`)
電車の中で上手く折り畳んで読む事が出来ないだけで上司から文句を言われ、当時はまだ20世紀末のインターネット黎明期「スマホやタブレットでイイじゃないですか」の言い訳が出来ない時代、大体僕は新聞紙のあの手触りや匂いからして大嫌いなのです。。
そんな事を思いながら訪れた先は、毎日新聞東京本社のビルとして有名な「パレスサイドビル」住所は東京都千代田区一ツ橋1-1-1というこれぞ東京ド真ん中。
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〈目次〉

パレスサイドビル屋上への行き方

地下2階で東京メトロ東西線「竹橋駅」に直結しており、地上出入口 (1b)もビル内にあるパレスサイドビル。
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1966年(昭和41)に竣工した地上9階地下6階建ての建物は、皇居に面してビル2棟が雁行状(斜め)に並んでおり、両端にエレベーター・トイレ・階段を配した2本の白い円筒状のコアを設けた独創的な外観が特徴。
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屋上は雨天を除く平日11:00~15:00の時間だけ一般の人達にも無料で開放されております。
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煩わしい手続きも無くそのまま両端の東コア・西コアどちらのエレベーターに乗っても行けますが、注意点は(ホール内)右側のエレベーターでしか屋上に行く事が出来ません。
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現在は撮影可能のパレスサイドビル屋上

屋上の利用について
~開放日・時~
平日(休日,土曜、日曜を除く) 午前11時00分~午後3時00分まで(但し雨天の場合は閉鎖します)
~次の行為は禁止します~
飲食
球技などのスポーツ
器具類の持ち込み
たばこの吸殻など屋外への物の投げ
その他他の利用者に迷惑になる行為
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気になる撮影については撮影禁止とか皇居方面の撮影はNGとか色々な情報が飛び交っておりますが、周辺に撮影禁止の文言は無くその場で電話して確認してみたら、数年前から撮影可能になったとの事です。
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なので皇居(平川門)を臨みながらのがっつり撮影、遠くに見えるのは向こうにあるのは大手町のビル群。
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赤白のアンテナが印象的な東京消防庁本部庁舎と、左隣の工事パネルで覆っているビルが旧気象庁、現在は港区虎ノ門に移転しました。
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毎日新聞社関連やビルテナントで働く人達の憩いの場所になっている他にも、一般の観光客も見学しており都心の憩いスポット。
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そして屋上には多くの喫煙スポットがある昭和仕様
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読売新聞・朝日新聞とともに3大紙に数えられている割にはイマイチマイナー感のある毎日新聞ですが、東京日日新聞と大阪毎日新聞をルーツとする日本国内で一番歴史のある新聞社なのです。
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有楽町にあった東京本社を売却して多大な予算を投じ、皇居の濠端と首都高速に挟まれた制約のある土地に建てたビルは、その後会社の負債として重くのしかかる事になります。
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有楽町の父祖伝来の土地を売って七十億からの資金をひねり出し、さらに新社屋の所有権まで手放して建設費の負担を軽くしてパレスサイドビルを建設したにもかかわらず、毎日の借入金は膨張を続け、パレスサイドビルが完成した1966年(昭和41)の段階で174億円にのぼった借入金総額は、1968年(昭和43)には216億円とついに200億円のハードルを大きく突破。こののちも借入金は増え続き、経営難となった毎日は、新旧分離を断行し再建を図ることになります。

引用先:パレスサイドビルディング - Wikipedia

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新旧分離方式とは債務と資産をすべて旧会社が負って、新たに設立した新会社が事業を継承してそれまで通り続ける方式ですが、金融機関や財界等の支持・応援があったから出来た事でした。
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その後も経営不振と発行部減は止まらず、毎日新聞の朝刊部数は2024年6月度のABC部数において150万部を下回ったことが明らかになりました。
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衰退が止まらずにオワコン状態の新聞…最大の要因はインターネットでニュースが無料で読めるようになった事もありますが、経営陣が世間の感覚からズレている事も一因としてあるのかもしれません。
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ちなみに僕は雑誌広告を取り扱う広告会社に勤めておりましたが、新聞上司から「パソコンに文字を打つ時には紙に下書きで書いてからにしろ」とありえない命令を受けておりました。。
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パレスサイドビルのランチは老舗店「タカサゴ」でカツカレー

地下1階~1階は飲食店や物販店が立ち並んでおり、昭和の雰囲気を醸し出すレストラン街でランチタイムに新聞上司がふらっと立ち寄りそうな店が沢山。
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貧乏な僕もたまに1階ファミリーマートのイートインスペースを利用したりします。
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1階の中央廊下と地下1階コンコースの吹き抜けを結ぶ階段は一見どこで支えられているか分からない斜め吊り階段、ネット状に編み込んだ棒とパイプが階段板を吊っている構造。
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新聞上司の口癖は「新聞はインターネットと違って斜め読みが出来る事だ!」斜め読みとは文章を最初から最後まで全部読むのではなく、小見出しや重要な点にだけ着目する読み方らしいです。
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そんな斜め上を行く新聞上司にピッタリのランチ店がここ「タカサゴ」ビルオープンと同時にこの場所に店を構えているパレスサイドビルレストラン街を代表する老舗店。
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実はビルより歴史は古く1650年に神田三河町にて高瀬屋七兵衛として創業し明治時代に入って屋号を高砂屋に変更、元々は和食屋でパレスサイドビル移転の際にフレンチレストランとしての開業を希望しておりましたが、ビル内に同業種のお店の開業はできないパレスサイド側のルールによりカレー店で開業して現在に至ります。
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そんな経緯があったせいか洋食店的な立ち位置の店で、カレー以外のメニューも充実しております。(写真は平目のフライ 1350円)
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メインメニューのカツカレー(1050円)は銀の皿にのったコクのある欧風のルーに薄いカツが印象的な一品。
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ちなみに新聞上司は飲食店では必ず領収書を貰って会社のお金でタダ食いランチがデフォルト。
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自腹を切って買うのは新聞のみ、ほんとオヤジ達って新聞が好きですよね。
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僕も新聞の斜め読み(´・ω・`)
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パレスサイドビル
住所:東京都千代田区一ツ橋1-1-1
電話: 03-3213-4321
屋上見学:平日11:00~15:00(雨天時を除く)