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「西武国分寺線」廃止の噂を乗り越え新宿線との直通復活を望む東京のローカル線

パレット積みしたダンボール箱がボコボコに潰れて納品されたと発注先からクレームがきた職場、一体毎週どれだけのネタを振りまけば気が済むのですかね…K田君(略名・日雇いバイト)。。
「僕はダメダメです~」とか言っておきながら心の中では「オレの勝手でしょ…」とか思っているのでしょう
♪K田~なぜ積むの~K田の勝手でしょ~♪
そんな替え歌を口ずさみながら乗った列車は「西武国分寺線」東村山行きなのでした。
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元ネタの「♪カラスの勝手でしょ~♪」で有名な志村けんは東村山出身、そしてK田君の好きな東村山音頭は一丁目パート。
(`Д´)ノイッチョメイッチョメワォー

〈目次〉

西武国分寺線は歴史ある路線で廃線なんてとんでもない

東京の西部から埼玉県にかけて路線網を持つ西武鉄道の各路線ですが、国分寺線沿線(国分寺~東村山)は複雑に支線が入り組んでおり、理由は西武鉄道は元々
・武蔵野鉄道(池袋線系統)
・旧西武鉄道(新宿線系統)
という別の鉄道会社でしたが戦時中に合併した結果「池袋線」「新宿線」が並行して併存する形となり、同じ地区(多摩方面)に池袋系と新宿系が入り組む路線になった歴史があるのです。
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・西武国分寺線(新宿系・新宿線の源流)
・西武多摩湖線(池袋系・西武国分寺線と似たルート)
・西武狭山線(池袋系・多摩湖や狭山湖へのアクセスを目的に開業)
・西武西武園線(新宿系・西武狭山線の多摩湖アクセスを意識した延伸)
・西武拝島線(異なる経歴を持つ複数の路線を連結して全通)
・西武山口線(西武のレジャー施設を繋ぐ案内軌条式鉄道)
・西武多摩川線(新宿系・他の西武の路線とは交わらない孤立した路線)

国分寺線のホームはJR中央線のホームと並んで設けられているのに対し、多摩湖線の国分寺駅はやや離れた高い場所にあります、これもかつてのライバル会社路線であった因縁なのかもしれません。
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国分寺線は1894年(明治27)に開業した現在の西武鉄道の中で最も歴史の古い路線で「国分寺~川越(現在の本川越)」を繋いでおりました。
ですが1927年(昭和2)に現在の新宿線のルートである「高田馬場~東村山」が開業すると「東村山~川越」は新宿線となり、国分寺線は東村山を境に分離され支線となって現在に至ります。
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細々と各駅停車だけの折り返し運転を行っているおり、単線で1時間に5~6本(ラッシュ時最大8本)の運行で、多摩地区を南北で結ぶ路線は沿線に学校が多く、6両編成と短めながらもそれなりには混んでいる西武国分寺線。
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2013年(平成25)には株主であるアメリカの投資会社が西武に不採算5路線の廃止を提案、その中に国分寺線も含まれていたのですが、西武側はその提案を拒否した過去もあります。
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数々の小説や漫画の舞台となった事がある「恋ヶ窪駅」K田君もダンボール箱をボコボコにして、周りからとんでもないと言われ職場を永久追放になる自伝小説でも執筆してほしいものです(´・ω・`)
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タイムボカンシリーズを始め数々のヒット作を世に送り出したアニメ会社「タツノコプロ」の制作スタジオがあった「鷹の台駅」、現在スタジオは三鷹に移転しましたが、その功績を称え「国分寺×タツノコプロ アニメのまち祭り」オリジナルポスターが掲出中(2025年9月現在)。
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国分寺市のイメージキャラクター「ホッチ」とタツノコプロのキャラクターをラッピングして運行する西武国分寺線、ヘッドマークには「川越鉄道130周年」と銘打ってあります。元々国分寺線は川越鉄道という会社が開業した路線で【川越鉄道→武蔵水電→(旧)西武鉄道→西武鉄道】と色々と運営する会社が変わっていった歴史があります。
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ちなみに色々な日雇い現場に顔を出し、いつも何らかしらの粗相をやらかすK田君は職場のヤッターマン(・∀・)

高架化工事中の東村山駅で新宿線との直通運転が廃止となった国分寺線

小川駅がある小平市の地名の由来はこの地域の中心だった小川村と武蔵野台地の平らな地形にちなんで名付けられました。
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そして川越鉄道の頃からある国分寺駅・東村山駅と並び「小川駅」は西武最古の駅の1つでもあり拝島線も乗り入れしております。
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2面4線のホームの外側を拝島線・真ん中の2線を国分寺線が使用し、乗り換えには便利な構造ですが、平面交差で線路が複雑に絡み合っており、国分寺線は拝島線の線路をまたぎながら目的地に向かっていきます。
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終点の「東村山駅」は現在高架化の工事中で現在(2025年9月)ようやく西武新宿線の下り線が完成、工事は段階的に進められており今後新宿線の上りや国分寺線も高架化する予定です。
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以前は国分寺と本川越を直通する列車が運行しておりましたが、工事の影響で廃止となり現在に至る国分寺線、高架化完成後には新宿線との直通列車は復活するのでしょうか?
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そして西武園線との直通列車も早朝や競輪開催時のみ運行しておりましたが現在は休止中、こちらも高架化完成後にどの様になるのでしょうか?
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完成後は以下のような「高架駅」になる事が予想されます
・新宿線は島式ホーム2面4線で優等列車の待避や折り返しが可能
・国分寺線は新宿線と同じ高架上に専用ホームを設け東村山で折り返し運転
・ 西武園線も高架化され国分寺線と隣接したホームを使用予定
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工事完了後には国分寺線と新宿線の乗り換えが同じホームで行えるようになり、利便性が向上すると期待されておりますが、直通運転の再開については具体的な情報が公表されておらず、今後の運行計画に関する西武鉄道からの発表を待つ必要があります。
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工事・高架化・国分寺線のKはK田君のK
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仮設の地下改札口を出て東村山駅を降りてみました
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駅前のクリーニング店にボコボコになったダンボール箱が置いてあります
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K田君はパレット積みしたダンボール箱に水平チョップ(・∀・)アイーン
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