円覚寺の正続院内にある「舎利殿(しゃりでん)」は釈迦の歯(仏舎利)を納めている、日本最古の唐様(禅宗様)建築物で鎌倉で唯一の国宝建造物。
舎利殿は通常非公開ですが「正月3が日・GW・11月の宝物風入時期」に限り建物外観を特別公開しております。
一方日雇い職場で働く「美魔女N子(あだ名)」は年末に煎餅を食べていたら前歯が取れたらしく、年末年始を歯っ欠けのまま過ごしているみたいです。。
「何よ!私の美貌が台無しじゃない!」(`Д´)ノガオー
〈目次〉
見どころが沢山の鎌倉五山第二位「円覚寺」
1282年(弘安5)に当時の鎌倉幕府執権だった北条時宗が、元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元(むがく そげん)を招いて創建した由緒ある寺で、鎌倉五山第二位の寺格をもつ円覚寺。
ちなみに美魔女N子は職場での言動行動から察するに無学であるのが容易に想像できます
※拝観料は大人500円
円覚寺敷地内に於いて写生スケッチは禁止です
円覚寺では許可のない動画撮影 (YouTube等を含む)営利目的での撮影は静止画も含め容認しておりません。
また三脚一脚を使用した撮影は他の方の迷惑になるだけでなく、事故の原因となりますのでお控えください。
【境内案内図】
拝観料を払って始めに現れるのが堂々とした存在感に圧倒してしまう三門、県の文化財にも指定されており夏目漱石の小説「門」の舞台にもなった場所。
普通お寺の門は山門といいますが、煩悩を捨てて悟りの境地に至る門という意味がある三門、そして美魔女N子は職場での言動行動から察するに、煩悩の塊であるのが容易に想像できます。
仏殿には宇宙の真理を全ての人に照らして悟りに導くといわれる盧遮那仏(るしゃなぶつ)像が祀られており荘厳な雰囲気。
定期的に皆を飲み会という名目の決起集会に参加させ職場の皆を導いているN子
ちなみに前回は完食(完飲)しないと追加オーダーを注文出来ない店側有利のシステムで、ラストオーダーの時間も早めで怒り心頭だったみたいです。
選仏場は修行僧の坐禅道場で仏を選び出す場所、N子は職場で選び出されてもすぐにお払い箱になってしまい、忸怩たる思いがあるのかもしれません。
ですが決起集会では主役に躍り出るのです
方丈は住職の居住や法要などに使われる建物、そして庭にあるのは皆を自分の派閥に引き寄せようとするN子を彷彿とさせる石像群。
ちなみに年末の決起集会は歯が抜けたのでお流れになったそうです
「抜けた歯のところに焼き鳥が引っかかるのよ!」(`Д´)ノガオー
特別拝観の国宝「舎利殿(しゃりでん)」
いよいよ舎利殿の特別拝観に突撃、お釈迦様の歯の遺骨といわれる仏舎利は、鎌倉幕府第3代将軍の源実朝が宋の能仁寺から請来した(譲り受けた)ものと伝えられております。
元々は実朝が建立した大慈寺(廃寺)に安置されておりましたが、1285年(弘安8年)に北条氏ゆかりの円覚寺へ移してお祀りするようになりました。
特別拝観といえどもここまでしか行けず至近距離での拝観は出来ません
建立当時の舎利殿は火災に見舞われてしまい、現在の建物は鎌倉尼五山の一つであった大平寺(廃寺) の仏殿を1573年(天正元)の頃に移築したものと伝わっております。
太平寺は戦国時代に安房の里見氏が鎌倉に攻め入り、大平寺の住職(尼増)を連れ去って夫人にすると、当時鎌倉を支配していた小田原の北条氏康は激怒して寺は廃絶となりました。
N子「誰か私の事を奪い去っていってよ」(`Д´)ノガオー
円覚寺もうひとつの国宝「洪鐘(おおがね)」
瑞鹿山は円覚寺開堂の儀式のときに、白鹿の群れが現われて無学祖元の説法を聴聞したと伝えられている場所。
決起集会でも周りから仕入れた噂話を暴露し、皆が聞き入ってくれてN子は上機嫌。
「早く緑茶ハイを持って来なさいよ!」(`Д´)ノガオー
そんなN子にオススメな場所は円覚寺のもうひとつの国宝である洪鐘(おおがね)、場所は三門を背にして仏殿に向かって右側にあり、石柱の横の鳥居から階段を登って行きます。
国宝の洪鐘は、鎌倉時代の名工・物部国光(もののべのくにみつ)の作ですが、名工も鐘のあまりの大きさに鋳造を2度も失敗してしまいました。そこで鋳造の依頼主である北条貞時公が、江の島の弁財天に七晩もこもって祈願を続けたところ、3度目の鋳造で成功したと言われています。この成功に感謝して建てられたのが、洪鐘の向かいにある弁天堂です。
その大きさは高さ259.5cm・口径142.4cmもあり、700年以上も国家安泰を祈る鐘の音を鳴らし続けている国宝の洪鐘。
「私はおおがねよりも大金持ちになりたいのよ!」(`Д´)ノガオー
臨済宗大本山 円覚寺
住所:鎌倉市山ノ内409
電話:0467-22-0478
URL:https://www.engakuji.or.jp/
拝観時間:3月~11月 8:30~16:30・12月~2月 8:30~16:00
拝観料:500円