だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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怖い「鎌倉宮」の見どころは拝観料300円の有料エリアにある護良親王を幽閉した土牢にガクブル

先日職場でゴーヒーとの共同作業を「出来ません」と言って断ったタイゾー(共にあだ名で日雇い)
「仕事なんだからちゃんとやれよ!」と大声で叫ぶゴーヒーでしたが、嫌いなお前となんか一緒にやりたくないというタイゾーの気持ちが分かってナイみたい(´・ω・`)

そんな事を思い出しながら訪れた先は室町幕府の創建者である足利尊氏と対立して、この地で亡くなった護良(もりなが)親王を祭神とする神社「鎌倉宮(かまくらぐう)」でした。
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〈目次〉

鎌倉宮へのアクセスと境内の怖いスポット

護良親王は後醍醐天皇の息子で、鎌倉幕府軍と戦って倒幕後は後醍醐天皇から征夷大将軍に任命状されますが、足利尊氏と対立して捕らえられ28歳で非業の最期を遂げました、そんな護良親王を祀るため明治天皇の勅命により明治2年に創建されたのが「鎌倉宮」です。
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鎌倉の奥座敷である二階堂にある鎌倉宮へのアクセスは京急バス(200円)、鎌倉駅5番乗り場から大塔宮行きに乗って終点の大塔宮までは20分程度の乗車。
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右手の橋を渡ればすぐに鎌倉宮ですが、目の前には絶対に充電したくないスマホ充電器があったりして「怖い~~(x_x)」
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一の鳥居・二の鳥居は珍しい赤白のツートンカラー、宮(神宮)の名が付く神社は天皇家に関わる祭神をお祀りする格式の高い神社で「オレはココ(日雇い現場)では特別扱いなんだ!」というゴーヒーの勘違いを彷彿とさせる鳥居。
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珍しく石畳の参道が微妙にカーブしておりますが、周囲との認識のズレを分からぬままに驀進しているゴーヒーに、気付きを与える為に曲がっているのでしょう。
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暖簾をくぐり社務所へ、御朱印やご祈祷の受付はここでお願いしましょう。
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社務所には立った猫が踊っている置物と遠くにはマイメロのぬいぐるみがありまたまた「怖い~~(>_<)」
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ハート形のうちわや木彫りの動物とか無理にカワイク見せようとしている所が逆に「怖い~~(x_x)」
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ちなみにゴーヒーは酉(とり)年でタイゾーは子(ねずみ)年です
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ゴーヒーを毛嫌いするタイゾーにオススメするのは「かわらけ」を厄割り石に投げて割る場所
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かわらけに息を吹き自分の中に厄をのせ、厄割り石をめがけて投げ厄を割ります、割れなかったらゴーヒーを思い出して割れるまで投げ続けるのです。
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拝殿の左手にある南方社は、護良親王の鎌倉行に付き従い身の回りの世話をした南御方を御祭神として祀っております。
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舞台を思わせる吹き抜け状の拝殿には菊の御紋、護良親王は隠岐に流罪となった後醍醐天皇の代行として令旨を送り、吉野を本拠地として6万人の鎌倉幕府軍と対峙しますが多勢に無勢で敗戦濃厚状態に。
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護良親王は自害を考えますが、既に重症を負っていた村上義光が敵軍の前で護良親王の甲冑を身に付けて身代わりとなり切腹し自害、そんな混乱に乗じて護良親王一行は高野山へ逃げ落ちます。
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拝殿の右手にある忠臣村上義光を祀る村上社は、境内の樹齢103年の大木で彫り上げた撫で身代わり様が目印。
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なんだか職場でタイゾーが「あいつとは一緒に作業したくありません」と言っている気がしてなりません。。
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更に怖い鎌倉宮の300円有料スポット

拝殿までなら無料で参拝する事が出来ますが、拝殿の奥にある宝物殿や護良親王が幽閉されていた土牢を見たい場合は、社務所で300円を支払って拝観エリアの門をくぐります。
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宝物殿には護良親王馬上像を始めとした彫刻や絵画が展示しておりますが、ディープゾーンに迷い込んだ感じが全開。
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鎌倉幕府倒幕後に後醍醐天皇は武士では無く朝廷が政治を行うべきとして(建武の新政)自らが中心に立ちますが権力は危ういものでした。
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森の中に進めば謀略に巻き込まれた護良親王の怨念が立ち込める怖いエリア
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護良親王は足利尊氏に野心有りと踏んで対立、天下太平は一時的であり武士が台頭すれば戦乱の世が来ると主張し、征夷大将軍となって尊氏に討伐の軍を起こします。
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一方足利尊氏は後醍醐天皇が寵愛する側室の阿野廉子を通して、護良親王が兵を集めているのは謀反を企てているという讒言を吹き込みます。
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阿野廉子にとっても自分の子を天皇の後継とするためには、護良親王の存在は不都合で尊氏との利害は一致しておりました。
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護良親王は天皇の位を奪う気など全くないと申し立てますが、聞き入れられて貰えず征夷大将軍の座を解任、後醍醐天皇の命で捕らえられ鎌倉で幽閉されてしまいます。
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その後護良親王の予測通りに足利尊氏は勢力を拡大して室町幕府を創建、今度は後醍醐天皇と対立し南北朝の内乱へと突入していくのです。
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皇子でありながら謀略により囚われの身になってしまう護良親王と、己の身分も弁えず威張り散らす敵の多いゴーヒーを重ね合わしてしまいます。
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タイゾーを始めとする反乱分子が結束して立ち上がれば、ゴーヒーなんぞひとたまりもありません…そして写真右の猫の様に腹黒い梅ちゃん(あだ名)もタイゾーの味方となって決起する事でしょう(写真は社務所前)。
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護良親王の首が置かれていたと言われている「御首 御構廟」を見ていると、腹黒い梅ちゃんの謀略によって職場をクビになるゴーヒーの姿が目に浮かんできます。
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重苦しい雰囲気の階段を上れば鎌倉宮の中でも最高に怖い場所
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護良親王が囚われていたとされる土牢を復元した護良親王御土牢(建武元年十一月より翌二年七月二十三日迄約九ヶ月の間ここに御幽居し給ふ)
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「あっ!中にゴーヒーがいる…」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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鎌倉宮
住所:神奈川県鎌倉市二階堂154
電話:0467-22-0318
H.P.:https://www.kamakuraguu.jp/
拝観時間:9:00~16:00
アクセス:JR鎌倉駅東口5番バス乗り場から大塔宮行きで「大塔宮」下車徒歩1分