だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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越生梅林が見頃「梅まつり」の終わり際(3月中旬)は入園料が半額200円で大盛況

今週の仕事では八面六臂の活躍を見せた当ブログで毎度おなじみの日雇いバイト「梅ちゃん(あだ名)」皆の先頭に立って作業をこなす梅ちゃんが花を咲かせる場所はココの日雇い現場なのだと再認識。そんな梅ちゃんを思い出しながら、休日の今日は関東三大梅林の一つとして知られ、毎年多くの観光客が訪れる「越生梅林」におじゃましました。
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【2024年越生梅林梅祭り】
開催期間:2/11(日)~3/17(日)
開園時間:8:30~16:00

〈目次〉

越生梅林の梅は例年2月下旬から3月中旬にかけてが見頃

梅の開花は気温や天候が大きく影響するため毎年多少ずれており、今年の満開時期は1週間ほど早まりました。
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本日(3/10)はやや散り気味だった事もあって入園料は半額の200円
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とは言え梅を見たくてやって来る人々は後を絶えず周辺の駐車場は軒並み満車
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車を持っていない僕は毎度の如く電車で最寄り駅の東武東上線「越生駅」西口からバスを利用しました
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東上線沿線在住の僕ですが支線の越生線に乗車したのは今回が初めて、僕が子供の頃に東上線でおなじみだった肌色の車両に乗って越生駅に到着。
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2014年に8000形の車両に塗装した復刻車は、東上線の小川町~寄居・越生線の坂戸~越生の間で運行しております。
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1974~1985年まで東武鉄道の電車に施されていたセイジクリーム色は、それまでの塗色だったベージュとオレンジのツートンカラーから塗装の簡略化を目的として変更されたもので、当時の評判は散々で「下塗り電車」と揶揄されておりました。
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先週の作業場では「機械が動くと間に合わなくなるから」と肌色の紙を床に敷いて、商品を入れるダンボール箱を作る梅ちゃんに対し「そんなに作らなくても間に合うよ」と余裕を見せる同じく日雇いバイトの満男(みつを・仮名)。
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駅から越生梅林へのアクセスはバスor徒歩どちらで?

越生駅から越生梅林へのバス便は、川越観光バス黒山行き「梅林入口」バス停下車(所要時間13分)徒歩2分、1時間に1,2本の運行で本数はやや少なめ。
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徒歩の場合は3.8kmの距離で小一時間ほどかかり、途中は歩道が殆どない道もあって車の往来には要注意のルート。
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一方バスの場合は越生梅林へ向かう乗客が多く、降車後に近くの梅園神社で参拝してから向かうのも越生梅林のルーツを知る上でお勧めのコース。
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梅園神社(うめそのじんじゃ)
古くは神仏習合の社で江戸時代には小杉天満宮と言われており、明治維新の神仏分離を経て近くの神社と合祀した後に梅園神社と改称しました。
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神社周辺はスダジイ林として県の天然記念物に指定されてます、スダジイという音の響きから「すだ爺」を連想しておりましたが実際は「すだ椎」でした(´・ω・`)
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作業場でろくにダンボール箱を作らないまま機械の始動を待っている梅ちゃんと満男に見えて仕方ありません(´・ω・`)
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梅まつり期間中は催し物がたくさんの越生梅林

期間中の土・日・祝には、蒸気で走るミニSLのほか、特設ステージで地元のお囃子、和太鼓などの催し物が行われ、園内にあるお休み所では屋台も出店しており、食事をしながらお花見を楽しめます。
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九州太宰府から小杉天満宮へ観請(分霊)した際に、菅原道真にちなんで梅を植えたのが越生梅林の起源。
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江戸時代には特産品として江戸に梅を出荷していた記録があり、松尾芭蕉も訪れた際に「梅一輪 白妙に匂ふ 野路かな」の句を残してます。
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梅の花は3月下旬には散って梅まつりも終わりですが、梅ちゃんは職場で花を咲かせ続けるのです(`・ω・´)キッ
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越生梅林を代表する三種類の梅
・越生野梅
南北朝時代から実を付けていた野梅は早咲きの紅梅に続いて白い花を咲かせ、毎年大勢の花見客が紅梅と白梅の美しさに魅せられます。
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・越生べに梅
かつては江戸に出荷されていたべに梅の花は白色ですが、完熟に近づくと実の表面が紅色に帯びてくることから「べに梅」と言われており、薄皮で果肉が厚く香りが高い梅干しに最適の品種です。
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・越生の白加賀
明治から昭和にかけて町全体で白加賀を中心とする梅の生産が盛んになり、現在では越生梅林も約7割を白加賀が占めています。開花の一番遅い白加賀は3月上旬に満開になり白霞にかかったように咲き誇ります。果肉が厚く果汁が豊富にある実で、梅干しはもとより梅酒やジュースに最適な万能型の品種として人気があります。
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先週の作業場では機械が動き出しましたが(機械の速さに)間に合わず、みるみるうちに無くなる満男の作るダンボール箱。
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ついには間に合わない満男の後ろで、ダンボール箱をあくせく作って手伝う梅ちゃん。
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間に合わなかった気恥ずかしさもあるのか「それがどうした?」といった表情で梅ちゃんをシカトしながら先頭で作業(箱作り)をする満男。
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梅ちゃんが用意して床に敷いた肌色の紙は満男の足あとで真っ黒(x_x)
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満男は風俗店に行く時ばりの緊張感を持って仕事に臨むべきなのでしょう
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来週も梅ちゃんと満男の檜舞台は続く事でしょう
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梅を見て俳句を投句する場所があったので僕も一句書いて投句箱の中に入れました。
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「梅ちゃんと 満男は未だ 七分咲」(._.)φカキカキ

越生梅林
住所:埼玉県入間郡越生町堂山113
電話:049-292-1451
H.P.:https://ogose-kanko.jp
営業時間:8:30~16:00
入園料:400円(中学生以上)