だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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本当は怖い「リビエラ逗子マリーナ」エピソード5選と本館417号室

東京都心から約1時間と比較的近距離にありながら湘南の海に囲まれ、ふんだんに植えられたヤシの木が醸し出す異国的雰囲気が人気を博し、最近ではインスタ映えスポットとしても有名な「リビエラ逗子マリーナ」。
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隣は相模湾の中で最も小さい港である「小坪漁港」10t以下の小型船で漁を行う沿岸漁業がメインの港町は、近代に至るまで鎌倉方面からも逗子方面からも、急峻な山道を越えなければ入れない集落でした。
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鎌倉時代の史料には小坪・小窪・小壺の3種の表記があり、いずれにせよ周辺から隔絶した小さな土地であったことが、地名の由来だと考えられております。
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そんな辺鄙ながらも風情のある漁港の隣に、西武流通グループが鎌倉霊園工事の残土を用いて埋め立てて造成し、1971年(昭和46)に開業した大型リゾート施設のリビエラ逗子マリーナは、どこか極端にイメージが異なるミスマッチ感のある雰囲気になってしまったのかもしれません。
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〈目次〉

エピソード①:リビエラ逗子マリーナ至近の怖い心霊スポットとして有名な小坪トンネル

鎌倉と逗子の間にある小坪トンネルは県道311号線「小坪隧道」と鎌倉市材木座と逗子市小坪にまたがる「小坪隧道」の2つがあり、更には逗子マリーナへ向かう「小坪海岸トンネル」もあったりでトンネル密集のややこしい地帯。
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小坪トンネルが心霊スポットとして初めて紹介されたのは、昭和28年に発表された川端康成の小説「無言(怪談集)」で、小坪トンネルに幽霊が出ると書かれています。
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鎌倉から逗子へ車でゆくのには、トンネルを抜けるが、あまり気持のいい道ではない。
トンネルの手前に火葬場があって、近ごろは幽霊が出るという噂もある。
夜なかに火葬場の下を通る車に、若い女の幽霊が乗って来るというのだ。
川端康成 無言より

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「無言」で描かれたトンネルは311号線の小坪隧道ですが、僕は小坪海岸トンネル内を歩きながら逗子マリーナを目指しました、ここも十分暗くて怖いんですけど…ちなみに近くにある名越隧道と逗子隧道の近くには、現在も操業中の火葬場があるそうです(>_<)コワー
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エピソード②:怖い位のご飯が大盛定食「ゆうき食堂」

リビエラ逗子マリーナの入口とも言える小坪港前交差点
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交差点手前にある「ゆうき食堂」は民家風の外観とは裏腹に開店前から行列ができる人気の海鮮物定食屋です。
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開店20分前(11:10)には行列は9人となり10分前(11:20)に前倒しで開店、オーダー後に前金のファーストフードスタイルの料金支払い、僕は煮魚定食(1200円)にプラス100円のご飯大盛を注文。
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出てきたご飯はマンガに出てくるみたいなこわい位の大盛りご飯
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魚の身もタップリで小蕎麦と温泉卵が付いて1300円というコスパ抜群の定食
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苦しみながらも何とか完食出来ました(>_<)
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人気メニューは「しなそば(700円)」出汁に魚のあらを使った透明で塩ラーメンーの様なスープは一般のラーメン屋では味わう事の出来ない逸品。
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ストレートの中細麺はやや柔らかめの昭和設定「孤独のグルメ」主人公の井之頭五郎みたく「こういうのでいいんだよ こういうので」と呟きたくなるラーメン(しなそば)です。
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エピソード③:リビエラ逗子マリーナ本館417号室の現在

1968年(昭和43)10月17日に川端康成が日本人初のノーベル文学賞を受賞しますが、その3年半後の1972年(昭和47)4月17日にまさかの訃報、仕事場として購入していた逗子マリーナの417号室でガス管をくわえた本人の遺体が発見されました。
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地中海沿岸のホテルみたいな白で統一された外観、バルコニーから見える風景は海の上にヨット、そして向こう側に見えるのは江の島と富士山、文豪が最期を迎えたのはこのリゾートマンションの4階の1室でした。
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417号室は2019年に地元の不動産会社が買い取って売りに出され、翌年に鎌倉市在住の60代の女性が購入したそうです。
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遺書はありませんでしたが発見時の状況から自死とされており、事故死とも噂される謎めいた死は様々な臆測を呼び、このエピソードをテーマにした小説「事故のてんまつ」も発表され、遺族と出版社の間で裁判になった事もありました。
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逗子マリーナ内は関係者以外は立ち入り禁止なので中に入る事は出来ません
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僕はマリーナ関係者なのでこちらからおじゃま致します(´・ω・`)
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当時の新聞では「健康上の理由」で悩んでいたと報じておりました
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あと噂では自殺する少し前に川端康成は「さっき三島君が来てね」などと言っていたそうです。三島君とは1970年(昭和45)に割腹自殺した三島由紀夫の事、お呼びがかかったのですかね…(>_<)コワー
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エピソード④:過去に怖い事件のあったリビエラ逗子マリーナ4号棟は海抜20m

逗子マリーナ4号棟の314号室は2000年(平成12)7月1日にイギリス人女性のルーシー・ブラックマンが殺害された場所と推測されております。
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僕も4号棟には子供の頃(昭和)宿泊した記憶があるのでまたまた(>_<)コワー
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そして近くにある公園に行ってみればこんなお知らせがあってまたまた(>_<)コワー
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エピソード⑤:リビエラ逗子マリーナ至近にある築50年以上の「小坪マリーナ」

リビエラ逗子マリーナの近くには更に歴史のある「小坪マリーナ」という名の施設があります。

神奈川県逗子市小坪という漁港の片隅に1965年小坪マリーナは設立しました。
その特徴は絶景のロケーション。西に江の島、壮大な富士山を眺めることができ、クルージング・フィッシング・トーイングなどマリンレジャーをお楽しみいただけます。
ローカル感いっぱいのここ小坪マリーナへようこそ。
引用先:小坪マリーナオフィシャルホームページ | Since1965

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小坪マリーナの建物は築50年以上の年月が経ち建物の経年劣化が著しくH.P.では「マリーナの古さにはお許しをいただき…」と謳ってしまう位の老朽化っぷり。マリーナ全体の建て替え計画は前々からあるそうですが、建て替え着工の時期は未定だそうです。
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海沿いでオーシャンビューが売りの小坪マリーナですが、裏手にある山は墓地でした…
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そして墓地近くに行ってみればこんなお知らせがあってまたまた(>_<)コワー
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