「三保の松原」は静岡県の三保半島にある景勝地、海岸沿いに約7kmにわたって約3万本の松が生い茂り、海の青さと富士山が織りなす風景は、数々の絵画や和歌に表現されてきました。
ですが夏は富士山が見えない確率が多く、がっかりスポットとしても有名な三保の松原。
見映えのある写真を撮るのであれば、雲や霧の発生確率が低く晴れの日が多い冬の訪問が望ましいでしょう。
〈目次〉
水上バス「三保桟橋乗り場」から三保松原までの距離は約2.8km
元々は清水魚市場「河岸の市」で海鮮丼を食べた後に帰宅する予定だったのですが、水上バス乗り場に1人待っている美人の女性「美穂さん(勝手に命名)」を見た瞬間に予定変更。
慌てて河岸の市入口にある自販機で往復チケット(1000円)を購入し美穂さんと一緒の水上バスに下心丸出しの乗船を企みます。
同じ値段(1000円)で「一周周遊券」もありますが、こちらは途中下船が出来なく一周まわって戻って来るチケット、「一日乗船券」ではないので気をつけましょう。
水上バスは河岸の市前の「江尻乗り場」夏は海水浴場の「三保桟橋乗り場」エスパルスドリームプラザ前の「日の出桟橋乗り場」の3箇所を結ぶルート、しかし「三保のりば(マップ②)」から三保の松原のメインスポット「羽衣の松(マップ⑥)」がある場所までは何と約2.8km(徒歩小一時間)の距離があります。
イラスト引用先:三保の松原 | 楽しさ・にぎわい溢れる、清水港 日の出ドリームパーク
10時(10:15)から16時(16:15)まで1時間おきに出航している水上バス、僕は12:15の便に美穂さんと乗船して三保桟橋まで15分の船旅。
何とか連絡先を渡す位にはこぎ着けたいと思う僕ですが、海を泳ぐユリカモメが「お前にゃ無理だ!」と言っている気がしてなりません。
心ここにあらず状態で海と富士山を撮影する僕。
ユリカモメ「お前に脈はナイよ!」
三保松原の写真といえば富士山を遠景に松原が左手にある構図ですが、海から見る景色は松原が右手にある水上バスならではの絶景スポット。
三保桟橋からバスで三保松原(羽衣の松)に向かう場合、最寄り停留所「エスパルス練習場入口水上バスのりば」で乗車して「三保松原入口」で下車、1時間に1本の運行で所要時間は約4分です。
お知らせ - 三保松原
三保桟橋で美穂さんを見失ってしまい、海岸沿いのサイクリングロードを歩きながら三保松原を目指した僕。
美穂さんはどこにいるんだろう(´・ω・`)
清水灯台は1912年(明治45)に建設された日本初の鉄筋コンクリート造の灯台、水平断面が八角形の当時としては画期的な構造でした。
灯台を過ぎれば松の葉が頭にチクチク当たってきたらもうそこは「三保の松原」
三保の松原の写真は名勝「鎌ヶ崎」と神の道を通っていく御穂神社
鎌ヶ崎は海流により運ばれた砂が、長年に渡って堆積して作られた砂嘴(さし)で、ここからの富士山と松原の眺めが評価され、1912年(明治45)国の名勝に指定されました。
ですが曇り空で富士山の見えない日なんぞは、ただの砂浜と松林があるだけでがっかり状態でしょう(´・ω・`)
そんな時には公道に出て神の道を通り御穂神社へ向かうのがオススメ、僕は美穂さん目当てで突撃しましたが誰もいませんでした(´・ω・`)
「御穂神社」古くから三保の地域を見守ってきた羽衣伝説ゆかりの神社で、羽衣の切れ端が所蔵されていると言い伝えがあります。
~羽衣伝説について軽くまとめ~
①この地に降り立った天女が羽衣を松にかけて水浴びをしておりました。
②通りかかった漁夫が羽衣見つけ持ち帰ろうとしますが、天女に見つかりお返し下さいと言われます。
③宝物にすると返す素振りの無い漁夫の態度に天女は泣き崩れてしまいます。
④可哀相に思った漁夫が、返すかわりに天人の舞を見せて欲しいと頼みます、天女は返してもらった羽衣をまとい天上の舞を披露し空へ戻っていきました。
天女が羽衣をかけた言い伝えのある「羽衣の松」
美穂さんが松に洋服をかけて水着姿になっている姿を妄想しながら、神の道を引き返して再び海岸へ向かいます。
羽衣の松は御穂神社から南の海岸へ向かって延びる 神の道と呼ばれる松並木の先にある。海上から飛来する神様は、羽衣の松を目印に降り立ち神の道を通って、御穂神社に向かうとされる。現在の羽衣の松は「三代目」で推定樹齢約300年である。
「美穂さんが天女に見えました」の決め台詞も用意していたのですが羽衣の松には誰もいなくやっぱりココもがっかりスポット。
羽衣の松の近くにある「羽衣の碑」はフランスの舞踊家、エレーヌ・ジュグラリスの功績を称え建てられた石碑、1916年生まれ彼女は第二次世界大戦中のパリで能「羽衣」を独学で研究し上演しました、ですが憧れの場所である三保松原を訪れることは叶わずに35歳の若さでこの世を去りました。
ですがエレーヌさんが実際に三保の松原に訪れたら、白くない砂浜と雑草そして天気が悪くて富士山が見えずとてもガッカリだったかも知れません。
そして僕は美穂さんがいなくて三たびがっかり
もしかしたらと帰りの水上バスで一緒になれるかも?と一縷の望みに賭けて戻る事にしましたが…
やっぱり三保桟橋乗り場には美穂さんはいなく、オヤジが佇んでいるだけの何ともやるせない光景。
美穂さんは三保半島に在住しており、生活の足として水上バスを利用していたのでしょうか??
ユリカモメ「お前に脈はナイよ!」
虚しく乗る帰りの水上バスは、日の出乗り場を経由して江尻乗り場(河岸の市)へ辿り着くコース。
水上バスを降りた後に再び河岸の市を立ち寄りました
美穂さんと僕は縁が無く赤の他人(ノД`)
三保の松原
住所:静岡県静岡市清水区三保
電話:054-340-2100