なるべくお金をかけずにボッチお出かけを楽しむのが(一応の)テーマですが、神社仏閣巡りや乗り鉄等でぼっちハードルが低めの当ブログ。
周りから「何でひとりでいるの?」的な冷たい視線を受けながらも逃げ場の無いシチュエーションで思いついたのがボッチで川下りの船に参加する事でした。
先日肩慣らしとして隅田川の水上バスにはボッチ乗船済み
隅田川の源流でもある荒川の上流で川下りをしてみようと思い、仕事をサボって降り立った先は長瀞駅改札でぼっちライン下りに参戦した次第です。
〈目次〉
長瀞ライン下りと荒川ライン下りの違い
長瀞(荒川)のライン下りは現在3つの会社が運航していており名称がそれぞれ異なります
・長瀞ラインくだり(運航:秩父鉄道)長瀞ラインくだり | 長瀞で遊ぶ
・荒川ライン下り(運航:ウォーターパーク長瀞)秩父 長瀞 荒川ライン下り
・長瀞船下り(運航:荒川レジャー開発)長瀞舟下り|ご予約はこちら→0494-69-2151まで
「長瀞ラインくだり」はコースの選択不可
秩父鉄道の運営する「長瀞ラインくだり」が運航本数が多く、発券所が駅改札前・駅前・発着所前と目立つ位置にありオススメ、コースは2種類ありますが、待ち時間のタイミング次第の為に発着所でコースを選択する事は出来ません。
Aコースは親鼻橋から岩畳までの約3キロ、Bコースは岩畳から高砂橋まで約3キロ、両コース共に料金は大人1800円・子供900円。
※現在コロナ防止の観点から親鼻橋から高砂橋までの全コースは運航中止
鉄オタの僕としては秩父鉄道の荒川橋梁を潜り抜けるAコースが良かったのですが…
少しだけ待って、窓口右下のBコースがAコースに変わった瞬間に突撃しようかと思いましたがつい流れでBコースの乗船券購入、僕1名で船が満席になるとの事で「急いで行って下さい」と急かされる始末。
川の流れと人の流れで運航時間が変わってしまうのが長瀞ライン下り、あんまりワガママを言ってはいけません。駅から船の出航する集合場所の「岩畳」までは歩いて3分程度、ほぼ一直線で観光地的な店が立ち並ぶ分かりやすいルート。
「長瀞ラインくだり」の予約について
WEB予約は混雑時に優先的にご案内が受けられるサービスです。ご予約がなくても当日券は充分にございますのでご乗船いただけます。
混雑が予想される土日の午後などは事前のweb予約が望ましいですが、GW・夏の繁忙期・紅葉の時期等は事前予約を受け付けていない時期もあり、更には河川の増水渇水等により営業を見合わせる場合があるのでSNSで確認するのがより確実。
引用先:https://twitter.com/nagatoro_line?ref_src=twsrc^google|twcamp^serp|twgr^author
平日の午前中なので予約なしでも大丈夫と高をくくっていたら、煽られる羽目になってしまいました(>_<)
ノンビリと向かったら乗船する皆さんから「お前とっとと来いよ!」と怒鳴られるかも知れません…何でお金払ってこんなに気を使わなきゃいけないのかと思いながら小走りで発着所の岩畳へ急ぎます(+o+)
何だか皆さんがブチ切れている様に見えるのは僕だけでしょうか(T_T)
荒川の川下りは濡れるの?
秋晴れが続く本日は水量が少なめの為、ほぼ濡れる事はありませんでした、こういった日は川底に船底が擦れる事もあるそうですが、船頭さんの巧みな竿さばきで安心のライン下り。
ですが船頭さんは坊主頭にグラサンでその筋の方を思わせるルックス、そんな親分船頭の真後ろで、最も水しぶきがかかって濡れる先頭になってしまい全く生きた心地がしません(x_x)
船の左右のバランスを考えて若干の乗船席の入れ替えがありましたが
僕は親分の後ろで安定の指定席…テンションだだ下がりの僕を乗せた船は荒川を下って行きます。。
対岸の崖は「秩父赤壁」と呼ばれており、断層に沿って荒川が流れることによってできた断崖、写真を撮る時に親分の操る竿が写ってしまい邪魔なのですが、そんな事を言える筈もありません。
親分の持つ竿にビビりながら川の端の岩崖を泳ぐカルガモ
長瀞の岩石は中生代の頃、地下で膨大な圧力と熱による変成作用を受け変成岩になり、これがその後の地殻変動等により上昇し地表に現れたのものですが、僕には親分が抗争時に撃ち込んだ弾痕に見えて仕方ありません。
今は船を操っている親分ですが、冬季のライン下りのお休み期間中は仁義なき戦いを繰り広げている事でしょう。。
昔を思い出してヤンキー座りしているのかと思ったら、急流地点に差し掛かるので船の縁にあるビニールシートを纏って下さいとの事。
映画「仁義なき戦い」の菅原文太の名セリフ「狙われるモンより、狙うモンのほうが強いんじゃ!」親分は心の中でそう叫びながら急流地点を突破して行くのです。
親分のおかげでぼっち参加の不安や気まずさも無く、川の流れも穏やかで濡れる心配の無いライン下りでしたが、親分がいつブチ切れるか不安で冷や汗タラタラの荒川下り。
荒川の荒くれ者の親分が抗争時に爆破した岩石なんだろうと勝手に妄想
岸では乗船する僕達を撮影して後日写真を郵送して貰えるサービスがあります(有料)。撮影担当の子分は半日あそこで突っ立っているらしく、仁侠世界の上下関係は厳しいのだとつくづく実感。
そんな仁侠船を堅気のキャンプ利用客はどう眺めているのでしょうか?気になる所であります。
2つめの急流地点を前にしてまたもや臨戦態勢の親分
竿を持つ手が武器を持った時の握りで、またもや生きた心地がしません(x_x)
巨大な岩も竿で一刀両断するのか?と緊張が走る瞬間
竿の先にかすかに見えるのが送迎バス、多分あそこがゴール地点なのでしょう。
カエル岩を見ながらやっと仁侠船から解放されて帰れるとホッとします
Bコースはバスに乗って駅前に帰還
待機しているバスに乗車して長瀞駅前まで戻ります、料金は乗船代の1800円に含まれているのでココでの支払いはありません。
親分がガン見する中で、ビクビクしながら下船する御一行様。
僕達が乗った仁侠船はクレーンで持ち上げトラックの荷台に積まれて、何隻か船が溜まったらまとめて岩畳のスタート地点に戻すみたいです。
なので帰りのバスにも親分が同乗して来ました…これから敵の事務所にカチコミに行くのかと妄想してしまうと、全く三たび生きた心地がしません(x_x)
駅前の長瀞ラインくだり案内所の前で下車して解散、ようやく親分から解放されてホッとする瞬間。
スタート地点の石畳まで戻って、川沿いの歩道を荒川橋梁まで歩き、隣駅の「上長瀞」から電車に乗って帰りました。
ちなみにAコースの場合は行きにバスに乗り船が到着する石畳発着所で解散。
川岸を歩きながら眺めるAコースの激流地点、渇水で川底を擦りながらブチ切れて船を進める親分を妄想してしまいます。
激流よりも激しい親分の仁侠船は仁義なき戦い
もう電車に乗っている乗客もビックリ
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
秩父鉄道 長瀞ラインくだり本部
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞489-2
電話:0494-66-0950
H.P.:https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/boat.html
営業時間:9:00~16:00頃
運航時刻:随時運航(5~20分間隔)
アクセス:秩父鉄道「長瀞駅」下車徒歩1分長瀞ラインくだり本部