だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


スポンサードリンク

三島駅周辺で安くて美味しいうなぎが食べられる駅徒歩10分の店「高田屋」うな重(並)・蒲焼きセットの値段は2400円

子供の頃の思い出といえば刺身や揚げた天ぷら等のスーパーで買った後に家でお皿に移すだけのウチの母(´・ω・`)
そんなウチの母でも父の給料日や土用の丑の日などには奮発して、スーパーで買ってきた後に家で魚焼きグリルで温め直したうなぎが食卓にあがっておりました。
妙にテカって見た目で噛み切れずにぐにゃった食感の二度焼きしたうなぎを食べながら「この鰻は1000円したの」とすぐ食べ物を値段で判断する母の蘊蓄を聞かされて、トラウマメニューになってしまった子供時代。
f:id:earth720105:20240617144505j:image写真引用先:【ロピア】うなぎの蒲焼きが超ビッグサイズ!30cmで900円台はマジ買いでしょ | イエモネ

ですが近年では環境問題や養殖技術の課題などから供給量が限られて価格が高騰、いつの間にか鰻は高級食材となってしまい、ウチの食卓にうなぎ出る事は無くなってしまいました。
昭和の頃は割と手軽な食材だったとは言っても母がスーパーから買って来たうなぎは、お手頃価格の中国産だったのだろうな…と思いつつ降り立った駅は日本屈指のうなぎの街「三島」向こう側に見えるのは江ノ電カラーの塗装を施した伊豆箱根鉄道駿豆線(すんずせん)。
f:id:earth720105:20240617144709j:image

〈目次〉

三島のうなぎが有名な理由と三島のうなぎ御三家

養殖で有名な浜名湖などの産地から三島に運ばれる活きたうなぎは、数日間餌なしで湧水にさらされます。この間にお腹に残った餌などが吐き出され余分な脂肪も落ち、臭みが消えておいしくなります。
清らかな富士山の湧水でもある三島の湧水は「うなぎの味は水の善し悪しで決まる」と言われている条件にぴったりなのです。
f:id:earth720105:20240617145038j:image

養殖が行われる前にも鰻は駿河湾から狩野川などの川を遡り水郷の三島にも上って来て、三嶋大社の神池に多数生息しておりました。ですが江戸時代まで「鰻は三嶋大社のお使い」と言われており、東海道の三島宿ではうなぎを食べるのはご法度でした。
ところが幕末の時代に官軍に加わっていた薩摩・長州の兵が三島宿で手当たりしだいに捕らえて蒲焼にして食べてしまいました。その後も何の神罰もくだらず、三島のうなぎは美味しいと有名になり、うなぎ屋が増えて繁盛するようになりました。
f:id:earth720105:20240617145512j:image

中でも1856年(安政3)創業の「桜家」は超老舗店の連日大行列の超人気店、僕が訪れた日曜の昼間で44組待ちと「三島のうなぎ御三家」の筆頭店は流石の大盛況。
ですが他の御三家の「うなよし」は店舗移転の為休業中「水泉園」は閉店、桜家は別格として新御三家を決めたらイイのではないでしょうか?
f:id:earth720105:20240617163509j:image

JR三島駅から徒歩2分の好アクセスの「不二美」へ入ろうかな?と思ったのですが、うな重が4500円とビンボーな僕には手の出せない価格。
f:id:earth720105:20240617163532j:image

三島のうなぎ店のうな重(うな丼)は殆どが4000円台(´・ω・`)
f:id:earth720105:20240617163546j:image

そんな中で手軽な価格で美味しいうなぎを食べたいのであれば、JR三島駅から徒歩の10分白滝公園を左手に見ながら少し先に歩いた場所にある「高田屋」がオススメなのです。
f:id:earth720105:20240617145617j:image

周辺の店より安い「高田屋」の鰻重は特上4500円・上3500円・並2400円

●特上鰻重(鰻1尾)肝吸い・お新香付き 4500円
●上鰻重(3/4切れ)肝吸い・お新香付き 3500円
●並鰻重(1/2切れ)肝吸い・お新香付き 2400円

■蒲焼(1/2切れ) 2000円
■蒲焼セット(1/2切れ)ご飯・肝吸い・お新香付き 2400円
◆鰻白焼(1/2切れ) 2000円
◆鰻白焼セット(1/2切れ)ご飯・肝吸い・お新香付き 2400円
(写真は鰻重上3500円)
f:id:earth720105:20240617193209j:image

本日のオススメ定食は駿河湾鯵たたき定食・駿河湾鯵と野菜の天丼・駿河湾鯵と野菜の天ぷら定食・駿河湾鯵フライ定食は各1500円と、うなぎ以外の和食メニューも充実しておりテイクアウトにも対応、早めの時間帯であれば並ばすに入れて値段もリーズナブルと良い意味で観光地店っぽさ皆無の地元でも評判の店。
f:id:earth720105:20240617200544j:image

カウンター席11名・テーブル席30名で2階・3階には宴会場があります
f:id:earth720105:20240617200242j:image

注文して15分後にやってきたのは「蒲焼きセット」うな重との違いはご飯の上に鰻がのっているか否かですが、僕は子供時代のご飯に染みたうなぎのタレがトラウマな事もあって別々に出てくる蒲焼きセット派。
f:id:earth720105:20240617193619j:image

タレを使用せず塩のみで味付けする白焼きも好きなのですが、醤油感濃いめのビジュアルに惹かれて蒲焼きセット(2400円)にしました。
f:id:earth720105:20240617193709j:image

国産と中国産のうなぎに個体差があるのは、育て方(養殖方法)の違いが大きく関わっており、日本の養鰻場はビニールハウスをかぶせたプール状になっているのに対して、中国の養鰻場は管理の難しい屋外の池での養殖が殆ど。そして養殖期間がほぼ日本の倍の中国産鰻は、大きく育ってしまい身や皮が厚くなったり骨が太くなったりします。
f:id:earth720105:20240618061335j:image
うなぎの身を少しだけご飯にのせて食べるのが好きな僕、カリカリの皮にフワフワな身が子供の頃に家で食べるうなぎとは全く違っており、これが国産と中国産の違いなのだと勝手に納得。
f:id:earth720105:20240617193748j:image

子供の頃に家で食べたうなぎが店で食べるうなぎと違って、脂っこく皮の弾力が強くそして骨が気になる理由がやっと分かりました。
f:id:earth720105:20240617201610j:image

まぁ‥料理が嫌いで外食になると妙に上品ぶる割には場の雰囲気に呑まれやすいウチの母、仮に中国産の鰻を出しても「さすが天然の国産鰻は美味しいざます」とか言いながらうなぎをパクついてお吸い物をズルズル飲んでいる事でしょう。。ちなみに天然の鰻は非常に希少で市場に流通する量は極めて限られており、日本国内で消費されるウナギの大部分は養殖ウナギです。
f:id:earth720105:20240617193838j:image

リーズナブルながらも美味しいうなぎを食べる事が出来る三島の高田屋「ごちそうさまざますでした」と母の口真似をしてお店を後にしました。
f:id:earth720105:20240617195246j:image

帰りに三嶋大社に参拝に行ったのですが手前にある「丸平」の店内から蒲焼きタレの美味しい匂いが漂っております、本日は上うな重が3980円とこの店もなかなかのリーズナブル価格。
f:id:earth720105:20240617195216j:image

ですがビンボーのくせに金持ちぶるウチの母には、丸平の向かいにある1皿100円のはま寿司の方がお似合い。
f:id:earth720105:20240617195148j:image

ちなみに和食に無知なウチの母はタレがついたアナゴのお寿司に醤油をたっぷりつけて食べます(,,゚Д゚) ゲー
f:id:earth720105:20240617195116j:image

和食蒲焼 高田屋
住所:静岡県三島市本町1-41
電話:055-975-0495
URL:http://www.mishimatakadaya.com/
営業時間:11:00~14:30・17:00~21:00
定休日:水曜日