ゴーヒー(あだ名)・週一君(仮名)を始め数々の日雇いバイトが職場を永久追放になってしまった僕が働く職場
連休真っ只中の晴れた日に、旅立っていった皆さんを供養する気持ちで乗り込んだ電車は、大雄山最乗寺の参詣鉄道として開通した経緯を持つ、小田原駅から大雄山駅までの9.6kmを結ぶ「大雄山線」なのでした。
〈目次〉
- 大雄山線1日乗車券「金太郎きっぷ(620円)」は「小田原~大雄山」往復と同じ料金
- 2024年4月から運転開始した「リンドウ電車」
- 途中下車観光参拝その① 緑町駅から徒歩4分の高長寺
- 途中下車観光参拝その② 井細田駅から徒歩11分の眼蔵寺
- 途中下車観光参拝その③ 五百羅漢駅から徒歩3分の玉宝寺(内覧無料)
- 途中下車観光参拝その④ 相模沼田駅から徒歩5分の八乙女神社
- 途中下車観光参拝その⑤ 岩原(塚原)駅から徒歩20分の岩原城跡
- 大雄山線の観光参拝メインはやっぱりパワースポット大雄山最乗寺
大雄山線1日乗車券「金太郎きっぷ(620円)」は「小田原~大雄山」往復と同じ料金
小田原は昔から交通の要所として栄えた町でしたが、当時の東海道線は小田原を経由しない国府津~御殿場~沼津のルートで、行き止まり路線の1つの駅に過ぎなかった小田原駅、伊豆箱根鉄道が運営する大雄山線も開業当初は隣の緑町駅近くの「仮小田原駅」が起点駅でした。
その後小田原電気鉄道(小田急)の敷設や、新たな東海道線のルートになる熱海経由の丹那トンネルが開通して小田原は東海道線の主要駅に大変貌、それに伴い1935年(昭和10)に大雄山線は小田原駅まで延伸して全線9.6kmの現在のルートが完成しました。
今は沿線住民も増えて通勤・通学電車の色合いが強い大雄山線、小田原駅改札で1日乗車券「金太郎きっぷ(620円)」購入、小田原~大雄山の往復620円なので往復+どこか1つの駅で途中下車すれば元を取る事ができます。
終点の大雄山駅を目指しながらも色々な駅で途中下車して駅近くの神社仏閣を参拝、職場からいなくなってしまった人達の魂を鎮める観光を兼ねた参拝をスタンプラリー代わりに行った次第です(´・ω・`)
大雄山線は単線ながら12~15分間隔のハイペースで運行しており、それほど時刻表を気にする必要のない路線で気軽に途中下車が楽しめます。
2024年4月から運転開始した「リンドウ電車」
小田原駅に停車していた車両は帯色が紫色のリンドウ電車、先月(2024年4月5日)から運転開始した南足柄市の花「りんどう」をイメージした列車。2025年の大雄山線開業100周年に向けて、大雄山線と共に歩んできた南足柄市の魅力をアピールする新車両なのです。
まぁリンドウは供花に選ぶ花でもありますけど(-人-)ナムナム
途中下車観光参拝その① 緑町駅から徒歩4分の高長寺
かつての起点駅である「仮小田原駅」は緑町駅から新幹線高架下をくぐった直後の踏切を過ぎた場所にあったそうで、だいぶ小田原の中心地から離れている感がします、当時は小田原駅も盲腸線である熱海線の途中駅で斜陽っぷり溢れる駅だったのでしょう。
ですが丹那トンネルが開通し熱海~三島が繋がった結果一躍ターミナル駅となった小田原駅、そして踏切向こうにある高長寺の近くにあった(多分)仮小田原駅はお払い箱。。
ゴーヒーも日雇い現場では中心人物として活躍して(威張って)おりましたが、ある日突然(゚⊿゚)ノイラネと肩たたき…
どんな気持ちで最後の日を迎えたのか思いを馳せながら高長寺で参拝しました(-人-)ナムナム
ゴーヒー「最後で~す」
途中下車観光参拝その② 井細田駅から徒歩11分の眼蔵寺
駅から見える場所にあるのですが、かなり遠回りをして本堂にたどり着く道のりで、僕は面倒くさくなり線路越しに観光参拝。
眼蔵寺は夫婦墓の区画を売り出し中、そういえば職場でたて続けに消えていなくなってしまった日雇い夫婦もおりました。
どちらかがNGだったのでしょうか?それともどちらもNGだったのでしょうか?
周りの人「あいつらは夫婦揃って私に迷惑かけて(`Д´)ガオー」
途中下車観光参拝その③ 五百羅漢駅から徒歩3分の玉宝寺(内覧無料)
マンションと駅の入口が共用の五百羅漢(ごひゃくらかん)駅は、近くにある玉宝寺(ぎょくほうじ)の五百羅漢像が駅名の由来、五百羅漢とは仏陀に付き従った500人の弟子の事で、一応(失礼)小田原市の有形民俗文化財に指定されております。
無料で見学する事が出来ますが無断で本堂には入れません
拝観希望の方は寺務所に声をかけ許可を得てから入堂しましょう。
何だか僕が見ると職場を追放になった人達の心の叫びに見えて仕方ありません。
僧である智鉄が像の造立を発願したが志半ばで没し、弟の真澄が志を継いで完成させたそうです。
真澄「僕は皆さんの志を継ぐつもりは毛頭ありません」( -人-)ナムナム
大雄山線の観光参拝電車旅はまだまだ続きます、青色の列車がやって来ましたがリンドウ電車とさほど変わらない気もするのですけど。。
途中下車観光参拝その④ 相模沼田駅から徒歩5分の八乙女神社
相模沼田駅で列車交換をする大雄山線、紫色のリンドウ電車の隣に、これまた大雄山線開業100周年記念企画の天狗電車、 大雄山最乗寺をイメージした朱色(天狗色)で塗装し、天狗が持つ「葉うちわ」のヘッドマークを先頭部に装備。
粛清された人達はどいつもこいつも天狗になっていたという戒めなのかも知れません
相模沼田駅周辺は小田原市と南足柄市の市境が錯綜しております、ちなみに職場でもいなくなった人達の追放理由が錯綜しております、主な発信元は噂話を追い求めてばかりの梅ちゃん。
近所の神社っぽい場所にある八乙女神社、相模風土記によると芸事の女神様である天細女命(あめのうずめのみこと)を祀っており昔から地元の鎮守として深く信仰されている神社です。
職場では乙女(JK・JD)好きでバイトのお金が貯まれば女神さまの店に突撃する日雇いバイトの満男(仮名)を思い出してしまう場所。
「次の粛清の対象は満男なのでしょうか?」(-人-)ナムナム
途中下車観光参拝その⑤ 岩原(塚原)駅から徒歩20分の岩原城跡
岩原駅の端から隣の塚原駅が見える位に距離の短い両駅は徒歩でも5分程度
どちらの駅からアクセスしても同じ位の距離にある史跡の岩原城跡は、北条氏以前に西相模を支配していた大森氏の居城でした。
どちらの駅からでも坂を登ってヒイヒイ言いながらのアクセス、そして民家の庭を横切る拍子抜けの場所にあります。上半身裸で作業して追放になった週一君みたいな格好でうろついていたら即通報されてしまう事でしょう。
敷地内を歩いている気がするのですけど(´・ω・`)
まぁ週一君だったら「うるせぇ!関係ねぇ!」と一蹴するでしょうけど(´・ω・`)
近くには黄金塚の碑がありますがこれまた民家庭先の置物状態…週一君も新天地(新しい日雇い現場)で再び黄金伝説を築いてくれる事を願ってやみません(-人-)ナムナム
週一君「関係ねぇ!」(`Д´)ノ
大雄山線の観光参拝メインはやっぱりパワースポット大雄山最乗寺
大雄山に近づくにつれ住宅地からローカルな景色に移り変わっていく車窓
和田河原駅周辺ではチラッと富士山らしき山も見えたりします「連休明けの日雇いバイトは何人?」と尋ねてみるけれど、富士山は何も答えてくれません。。
富士フィルムでは日雇いバイトを募集しているのでしょうか?
列車は終点の大雄山駅ホームへ、駅名の由来となった大雄山最乗寺への玄関駅、駅からバスで10分程度で最乗寺のふもと「道了尊」にたどり着きます。
そして金太郎のふるさとと言えば足柄山、大雄山駅の発車メロディーは童謡「金太郎」。
関東の駅百選に選定されており、駅舎は南足柄市指定の登録有形文化財に登録されている大雄山駅。
週一君も作業中上半身裸にならずに金太郎前掛けを付けていれば、粛清を免れたと思うと誠に残念でなりません(´・ω・`)
さっそく伊豆箱根バス1番線乗り場へ、乗車するのは「道02」という道了尊最乗寺行きのバスで料金は300円。
1時間に1,2本の運行で12時台は運行がありません
約10分ほどで道了尊バス停に到着、ここから坂道を登りながら最乗寺参拝
了庵慧明禅師の弟子だった道了尊者は、師匠が最乗寺を建立することを聞き、近江の三井寺から天狗の姿になって飛んできて、神通力を使って谷を埋めたり、岩を持ち上げて砕いたりして寺の建設を手伝いました。
日雇い現場で下駄を履かしてもらい天狗になっていたゴーヒーを思い出してしまう置物。
自分の作業より人のあら探しに夢中になり粛清されてしまいました
そんな勘違い天狗を冷ややかな目で見つめる観音様
生成AIはこう教えてくれました
「職場には様々な人がいます。天狗になっている人と接する際は、距離を置きつつ冷静に対応することが大切です。また自分も天狗にならないように、常に謙虚な気持ちで仕事に取り組むことが重要です。」(-人-)アリガタヤ
ところで満男はこの前女神さまがいるお店で男の勤めが出来なく渋々店を後にしたそうです(ノД`)カナシイ
「焦れば焦るほど立たなくなるんだょ…」
今度お店に行く時にはこの滝のように大爆発して欲しいものです
いなくなっていった皆さんに徳川家康の残した言葉を贈りたいと思います「上を見るな身の程を知れ」
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」