だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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岡本太郎美術館(川崎)と岡本太郎記念館(青山)の違いを徹底比較 ~どちらも館内撮影可能~

暑い日々が続いております、いつも襟のある長袖シャツが定番の日雇いバイト週一君(仮名)も先日職場に半袖Tシャツ姿で登場したのですが、男性達から「変だ」「似合わない」とか散々な言われ様。。
そんな意見を気にしたのか翌日はポロシャツ姿で登場、そしたら今度は女性達から「一番上のボタンまで留めて着てる」と噂され、何を着ても話題の中心になるアーティスト週一君。
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絵が好きで60歳手前になっても画家になる夢を諦めきれない週一君を思い出しながら訪れた先は、向ヶ丘遊園にある「岡本太郎美術館(↑の写真)」と南青山にある「岡本太郎記念館(↓の写真)」なのでした。
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〈目次〉

岡本太郎美術館と記念館の違い

川崎の生田緑地内にある美術館は、岡本太郎より川崎市に寄贈された作品を展示しており、写真撮影が可能な美術館(動画や三脚利用はNG・一部撮影NG箇所あり)。
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一方南青山の記念館ですが、かつては岡本太郎の自宅兼アトリエだった場所なので庭に一軒家という広さ、こちらも館内撮影可能ですがあまり芸術に興味が無ければ20分程度で見終わってしまいます。
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何事も斜に構えて否定から入る週一君だったら美術館・記念館どっちも大差ないと言う事でしょう(写真は美術館内)
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週一君は今週職場で「私はどちらでもイイんですけどね…」とか言って怒られておりましたが、来週も同じ事を言ってまた怒られる事でしょう(写真は記念館内)
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川崎市立岡本太郎美術館へのアクセス

小田急線「向ヶ丘遊園駅」から岡本太郎美術館までは徒歩で20分弱、かつては向ヶ丘遊園(現在は閉鎖)までモノレールが走っていた道を進み生田緑地を目指します。
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バス利用の場合は駅南口より川崎市営バス「生田緑地入口」停留所のココから徒歩。
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岡本太郎美術館は生田緑地内で(向ヶ丘遊園駅からは)一番遠くの場所にあります、まずは「日本民家園」入口を通り過ぎ
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次に「かわさき宙(そら)と緑の科学館」を左手に眺めながら暑い中を歩いて行きます。
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週一君もバス利用せずに駅から職場までの30分近い道のりを歩いて通っており、来週はアロハシャツで登場して、職場の皆さんの度肝を抜いて欲しいものです。
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独自の表現で皆の注目を集めるアーティスト週一君
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入館料は大人800円で他の施設との共通券や年間パスポートもあります
利用案内 開館時間・料金|川崎市岡本太郎美術館
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岡本太郎美術館の主役タローマン

岡本太郎は漫画家岡本一平と小説家岡本かの子の長男として川崎で生まれ、太郎が18歳の時に一家でフランスに移住し芸術の都パリで民族学や抽象画に傾倒。
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両親が日本に戻った後も1人パリに残って前衛芸術家や思想家との親交を深め、後の活動と思想を形成する大きな礎となります。
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第二次世界大戦時にドイツ軍のパリ侵攻を受け、最後の引き揚げ船でパリを離れ日本へ帰国、日本では召集を受けて中国戦線へ出征し4年半の兵役を経て復員。
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東京に戻れば作品は全て焼失しておりゼロからの再出発、 岡本太郎は旧態依然とした美術界を変革すべく前衛芸術にのめり込みます。
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この時期から抽象と具象など、 相反する反発のエネルギーを提示する対極主義を独自の芸術理念として打ち出し、アバンギャルドな作風が多くなり著作や言論活動も活発に行いました。
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一方週一君は若かりし頃漫画家のアシスタントで食いつなぎながらプロを目指しておりましたが、反発して口答えばかりだったのでアシスタントを解雇されてしまいます。
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現在では日雇い仕事に励む週一君ですが「コンベアに均等に置きなさい!」と怒鳴られる毎日。
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そして「私はどっちでもイイんですけどね…」と言って社員に口答えする週一君。
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そしてお昼休みは弁当を食べた後、午後の口答えに備えてお昼寝をする週一君。
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館内には所々に個性的な椅子がありゆったりと岡本太郎の作品を観覧する事が出来ます、他の画家の作品もありますが、こちらは写真撮影不可、まぁココに週一君の作品が展示される事はまず無いでしょう(´・ω・`)
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常設展示室と企画展示室は渡り廊下で繋がっており今は「凱旋!岡本太郎」展を開催中。
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2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた当館の岡本太郎コレクション。
展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となります。

引用先:ホーム|川崎市岡本太郎美術館

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入口には岡本太郎の代表作「午後の日」がお出迎え、僕の中では「午後の週一君」なのです。
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自らの著書 「今日の芸術」刊行された後、岡本太郎は建築家やデザイナーとの交流や活動を通して、壁画や家具のデザインを幅広く手がけるようになりました。
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1963年には既存の概念に真っ向から対抗する「坐ることを拒否する椅子」を制作。
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また1968年に竣工した「マミ会館」では、建築自身が彫刻であっても構わない。 という自身の信念の元に彫刻の形をそのまま反映した「マミ会館」を完成。(現在は老朽化で取り壊し)
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そして岡本太郎の作品の中では最も有名な1970年大阪万博のシンボルゾーンに置かれた「太陽の塔」のミニチュア。
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「技術や産業が進歩すれば社会が豊かになり人は幸せになる」という万博の理念を真っ向から否定する作品。人類は進歩していない調和なんて卑しい、無邪気な価値観や未来志向に対する否定は、真逆である人の根源を考える方向に向かって行ったのです。
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アーティストが言えば格好イイですが日雇いバイトの週一君が言えば否定から入る痛いオジサン、炎上芸人を目指して匿名掲示板に日々カキコミをしますが、炎上どころか誰にも相手にされません。。
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そんな週一君にとってのヒーローは、2022年に教育テレビで放映された特撮テレビドラマの「タローマン」
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シュールレアリスム星出身の巨人。岡本太郎の思想を反映したシュールででたらめな行動で奇獣と対決する。真剣に遊び、自己模倣を憎み、他人の評価を気にしない。その行動に対して善悪の概念はないため、人類や地球の味方であるとは必ずしも限らない。
引用先:TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇 - Wikipedia

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美術館を出ればそんな週一君を暖かく梱包メンバーとして出迎える日雇いバイト連中のオブジェ(妄想)
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岡本太郎記念館の所要時間はゆっくり回って30分程度

岡本太郎記念館は、南青山に建つ一軒家で岡本太郎が50年近くを過ごした自宅兼アトリエだった建物、美術館を想像して訪問するとスペースの狭さに肩透しを食らいます。
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アクセスは東京メトロ「表参道駅」より徒歩8分で入館料は650円、場所柄かアート好きっぽい女性も多く立ち寄っておりました、立ち寄る皆さんや週一君と違って、絵心の無い僕の滞在時間は30分程度。
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 美術館同様に動画やフラッシュを使用した撮影、三脚や自撮り棒など撮影補助器具の使用は禁止、そして館内はスリッパに履き替えての閲覧となります。
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1階は数々の作品を生み出したアトリエの生々しさに目を奪われます
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かつて漫画の新人賞に応募した際もストーリーより絵の上手さで選考する傾向がある出版社を選んで応募したらしい週一君、自分で認める位にストーリーが超絶つまらない週一君の漫画(´・ω・`)
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2階はミュージアムぽい展示スペース
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岡本太郎の名言にこんな言葉があります
「自分に能力がないなんて決めて引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい、今まで世の中で能力とか才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやるというつもりでやればいいんだよ。」
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今からでも遅くないので職場の日雇いバイト連中の確執と、否定ばかりする自分を漫画にして応募したらイイでしょう。
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1階に戻りサロンには岡本太郎の写真やマネキンが展示しております
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「アーティストはポロシャツのボタンは全留め(・∀・)」
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川崎市岡本太郎美術館
住所:川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内 
電話:044-900-9898
H.P.:https://www.taromuseum.jp/
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(祝日は除く)・祝日の翌日
入館料:大人800円

岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
電話:03-3406-0801
H.P.:https://taro-okamoto.or.jp/
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日(祝日は除く)
入館料:大人650円