「あいつはすぐ仕事後に女性と一緒に帰りたがる」
と周りから後ろ指さされる日雇いバイト「いしゃく(あだ名)」の昼食はコンビニで購入したカップ麺の担々麺が定番、赤いスープを啜りながら「いしゃ~」と叫んでいる姿は何だかおつむの弱い人みたい…カップ麺同様にいしゃくの人生も辛口(´・ω・`)
日本の担々麺は陳建民がアレンジしたすり胡麻やラー油などを加えたスープが特徴ですが、本場四川省の担々麺は汁なしで見た目も味も全く異なります、そんな本場の四川テイスト溢れる担々麺を食べたいなら、池袋に3店舗で営業している「中国家庭料理 楊(ヤン)」がオススメ。
目次
2012年放映「孤独のグルメ」シーズン1第3話にも登場した楊の汁なし担々麺
「中国家庭料理 楊」別館・2号店は池袋駅西口から徒歩5分
四川の担々麺が生まれたのは19世紀中頃、当時は天秤棒を担ぎながら四川省の中心地である成都の街を移動販売、そんな事情もあってスープを大量に持ち運ぶのが難しく汁なしになったそうです。
いしゃくも日雇い現場を色々変え移動しながら汁ありで女性に声をかける毎日(´・ω・`)
池袋駅西口前の芸術劇場を過ぎて右手に見えるのは池袋マルイ跡地、現在は建物が消えて平地状態ですが、これから28階建てのビルが建設予定で貴重な今だけの光景。
マルイ跡地を背にして少しだけ歩くと、右手には多国籍な料理店が立ち並ぶあやしげな路地。
路地に入ってすぐ左手に見えるのが楊の別館、更に怪しげな細い路地に入っていけば楊の2号店。
「中国家庭料理 楊」の1号店は十条で池袋に2号店・3号店・別館があります
ちなみに「孤独のグルメ」主人公の井之頭五郎が立ち寄ったのは2号店
2号店の店内はテーブル4名×5席・カウンター6席で、五郎さんはテーブル席に座って担々麺を食べておりました。
池袋のマンションギャラリーに呼ばれた五郎は、池袋駅前で怪しげな雰囲気の男にティッシュを渡される。マンションギャラリーでは美しいスタッフに迎えられ、ひと時の幸せを感じる五郎だったが、そこには鬼の上司がにらみをきかせていた。その後、お腹がすいた五郎は池袋をさまよい歩く。ふと気付くとそこは中華激戦区だった。
その中で五郎がなぜか吸い寄せられ入った一軒の店。そして周囲の客達が食べている「汁なし担々麺」を注文する。
引用先:ストーリー | 孤独のグルメ:テレビ東京
マズい?別館の汁なし担々麺は乾麺(880円)と生麺(1000円)から選択可能
本日僕は別館で食べる事にしました、店内はテーブル4名×4席・カウンター5席で、広さは2号店とほぼ同じ汁なし担々麺の生麺(1000円)を注文しました。
乾麺は細めでロメスパテイスト(前回2号店のランチ訪問時に撮影)
生麺は太めのそのまんまうどん
口コミでは楊の汁なし担々麺は麺がマズいとの意見もありますが、四川の料理人が作り四川の客が食べに行く様な店で、日本のラーメンと違って鹹水(かんすい)を使用しない中国の麺は弾力が少なく柔らかめ、日本のラーメンみたいな麺を想像していると大きな肩すかしを喰らいます。
花椒(ホアジャオ)の麻、ラー油の辣、黒酢の酸が効いた香辛料の刺激を楽しむのが四川成都の汁なし担々麺。
職場の女性達からの冷たい視線も分からずに勘違いして声をかけまくるいしゃくは四川成都の担々麺の麻と辣で「いしゃ~」となるべきなのでしょう。
卓上のピッチャーからコップに水を注いで飲みまくりました…舌がバリバリに痺れて「いしゃ~(ごちそうさま)」。
あまり混み合わない楊3号店
休日の昼間ともなると満席状態になってしまう別館と2号店ですが、そんな時は駅から少し離れた比較的混み合わない3号店を目指しましょう。
マルイ跡地をのある西口五差路交差点を渡って、劇場通りを3分程歩いて行けば左手にホテルとドラッグストアのある路地があるので左折。
残念ながら3号店は本日臨時休業…日曜日営業の年中無休を謳っている「中国家庭料理 楊」ですがたまにこういう日もあります。
ドラッグストアのあるビルはかつていしゃくの日雇い現場を斡旋する派遣会社がテナントとして入っておりました(現在は移転)。
あの頃彼はビル前のココで事務所にお給料を貰いに来る女性バイトの皆さんを待ち伏せしておりました(ノД`)イシャー
中国家庭料理 楊 別館
住所:東京都豊島区西池袋3-24-3
電話:070-6562-0572中国家庭料理 楊 2号店
住所:東京都豊島区西池袋3-25-5
電話:03-5391-6803中国家庭料理 楊 3号店
住所:東京都豊島区池袋2-54-2
電話:03-3985-9247営業時間:平日11:30~14:30・18:00~23:00/土日11:30~23:00
営業日:年中無休