今年の当ブログではネタとして数多く登場した日雇いバイト「梅ちゃんとゴーヒーの確執シリーズ」ですが、先日ゴーヒーが職場を永久追放になった都合上で、今回が最終回になってしまいます(´･ω･`)ｻﾞﾝﾈﾝ
今頃ゴーヒーは処分を下した職場とほくそ笑む梅ちゃんへの恨みつらみを、居候先の同居人(彼女)に八つ当たりして、アパートから追い出されているかも知れません。
〈目次〉
回転率が低い熱海ラーメン「石川屋」は開店1巡目狙いが必須
目立ちたがりのゴーヒーがいない職場は、まるで「の」の字のナルトが入っていないラーメンみたい…まぁ僕もナルトは入っていなくても構わない派なんですけどね(´･ω･`)
～何でラーメンにナルトが入っているの？～
元々「ナルト」は中華料理の素材ではなく、江戸時代後期に生まれた白い練り物に色をつけて巻いた五色巻、その中の赤巻がナルトと名付けられ独立して蕎麦に具として加えられました。
一方ラーメンが誕生するのは横浜が開港して中華街ができた幕末、その頃のラーメンは中国の蕎麦という意味の「支那そば」という呼称が使われていました。
そして同様に当時の日本蕎麦のポピュラーな具であった「ナルト」を「支那そば」にもという思いでのせたという説が有力とされています。
主張が強いビジュアルの割には大して美味しく無いナルトに、ゴーヒーを重ね合わせながら向かった先は、熱海駅から徒歩約15分の場所にある創業55年の老舗店で昔ながらのラーメンが人気の「石川屋」なのでした。
熱海駅から徒歩約15分の表記ですが(マップ赤ピンの場所が石川屋)
土地勘が無い僕はサンビーチを左手に眺めながら熱海銀座商店街に入り、登り降りを繰り返ながら20分以上歩きました。
角に羊羹屋のある交差点を右折してすぐの場所に店があります、昼は12:00～14:00(13:30L.O.)夜は18:00～21:00(20:30L.O.)の営業時間で木曜日が定休日。
開店20分前で1名待ち、10分前で5名待ち、開店時には8名の行列だった日曜ランチタイムの「石川屋」写真は行列に並んでいるヒマな時に撮影。
お昼12時ジャストに開店、店内はカウンター(6席)が2箇所あり4名テーブル席が1箇所、開店15分後は満席となり後部座席で座る待ち客が7名になっておりました。
ご夫婦2人で切り盛りしており、麺類を優先的に提供するので、ご飯物で人気のオムライスを注文した場合は提供まで1時間待ち、これが回転率が低い理由で、開店1巡目をゲットするのは重要ポイントなのです。
メニュー豊富な石川屋のラーメン(支那そば)
ラーメンのメニューが豊富な石川屋ですが、大まかに分けて「昔ながらの支那そば」「限定チャーシューメン」「塩ラーメン」の3つの系統があります。
～支那そば系ラーメン～
ラーメン 1000円(シンプルな支那そば)
チャーシューメン 1300円
特上ラーメン 1300円(チャーシュー味玉ネギ)
ネギそば 1600円
ワンタンメン 1300円
チャーシューワンタンメン 1600円
油ごってりラーメン 1200円(チャーシュー脂身だけのラーメン)
トウバンジャンラーメン 1150円
もやしそば 1200円(あんかけラーメン)
サンマーメン 1500円
ワンタン 1100円
～限定チャーシューメン～
石川屋ラーメン 1500円(まろやかなチャーシューメン)
とろけるチャーシューメン 1500円(肩ロース脂身少なめチャーシューメン)
豚とろチャーシューメン 1400円(脂身が多いとろける食感のチャーシューメン)
～塩ラーメン～
塩ラーメン 1050円
塩チャーシューメン 1300円
塩トウバンジャンメン 1150円
塩ワンタンメン 1300円
タンメン 1200円
五目タンメン 1500円
五目そば 1500円(甘塩五目ラーメン)
塩特上ラーメン 1300円(塩味特上ラーメン)
僕はゴーヒーを懐かしみながらナルト入りのオーソドックスなラーメンを注文
昔ながらの支那そばの味を守り続けてきた逸品は、高級カツオだしとシジミの旨味溢れるスープが極細麺にからみ絶妙の味、流石に人気店のラーメンだと実感。
丼を見ながら思ったのは会社はスープであり社員は麺であり現場リーダーはチャーシュー
添え物(日雇い)の分際であるのを弁えず中心で偉そうにしていゴーヒー(ナルト)は、梅ちゃん(メンマ)を始めとする周りの人達から反感を持たれて当然の事なのです。
「驕れる者は久しからず」遂にゴーヒーは追放になってしまいました「の」の字が寂しそうに見えるのは僕だけでしょうか？？
フワフワ玉子にウスターソースがオンリーワンの石川屋オムライスは1500円
店頭には高倉健が熱海滞在時に店を訪れた時の写真、高倉健は熱海滞在時によく通っており、先代店主が亡くなってからも命日には花が贈られて来たほどのご贔屓の店であった石川屋。中でも一際お気に入りだったメニューがオムライスだったそうです、そして僕にとっては映画「南極物語(1983年公開)」に出演した役柄が印象的だった高倉健。
昭和33年の南極昭和基地での越冬隊の活動は例年にない悪天候のため中止、犬係の潮田と越智の必死の要請も虚しく、越冬隊と行動を共にした15匹のカラフト犬は極寒の地に置き去りとなってしまいますが、翌年にタロとジロ2匹のカラフト犬と再会するストーリー。
同時期の公開が「スター・ウォーズ エピソード6・ジェダイの帰還」だった記憶があります、暗黒面に堕ちてしまったダース・ベイダーが、かつてのアナキン・スカイウォーカーの心を取り戻し皇帝パルパティーンを葬り去るのが印象的なストーリー。
選ばれし者ながらも慢心と最強の称号に拘り闇堕ちしたアナキン・スカイウォーカーはまるでゴーヒー、そしてかつてはアナキンと良好な関係にありながらも、結局敵同士となってしまい決着をつける事になったオビ＝ワン・ケノービはまるで梅ちゃん。
2人の確執は共存できる可能性を秘めながらも、相反してしまうウスターソースとケチャップソースみたいな関係。エピソード3(2005年公開)の戦いの最後にアナキンは「I hate you.(あんたが憎い)」に対し、オビ＝ワンは「You were my brother, Anakin. I loved you.(弟だと思っていた、アナキン愛していた)」と返すシーンを思い浮かべながらフワフワ玉子に2つのソースを付けて食べます。
映画「南極物語」越冬隊員の潮田暁(高倉健)と越智健二郎(渡瀬恒彦)の様に、お互いを認め合う関係にならなかったのが残念でなりません。
帰り道は駅に向かって再び熱海サンビーチを歩きながらゴーヒーのクリスマスは何をしているのだろう？と考えてしまいます。
かつての職場と梅ちゃんにイラつきながら、居候先の同居人(彼女)にDVをかましてしまうゴーヒー(ﾉД`)ﾄﾎﾎ…
石川屋
住所：静岡県熱海市銀座町9-3
電話：0557-81-3075
営業時間：12:00～14:00(13:30L.O.)・18:00～21:00(20:30L.O.)
駐車場：無し
座席数：26席
店休日：木曜日
