職場では手を抜いてばかりで皆をイラつかせる邪魔な存在の日雇いアルバイトの「金ちゃん(あだ名)」。怠け者の割には偉そうにして周囲をイラつかせておりますが、社員(自分にとってメリットになる人)へのお菓子の贈り物には御執心。周りは「付け届けだ！」と言ってみんなバカにしますが、相手からの評価が上がり人間関係を円滑化できる事は否めません、その点は見習いたいものです。
〈目次〉
「付け届け」は一般的に感謝やお願いをした時のお礼として行います、相手に頼み事や便宜を図ってもらいたい場合に贈るのが「袖の下」金ちゃんの場合はこちらの言葉の方が適切なのですが、職場では付け届けで通っております。
～じゃあ付け届けするお菓子は何がいいの？～
①ご当地感のあるお菓子は万人受けして話題も膨らみますが、あまり年寄りっぽいモノは敬遠されがちです、老舗でありながらも若さを感じるご当地お菓子選びを心がけましょう(× ういろう)
②有名だけどあまり美味しくないお菓子はセンスを問われ逆効果、美味しくて甘いお菓子をチョイスしましょう(× 雷おこし)
③職場で配るお菓子です、妙に口の水分を吸収したり甘過ぎて喉の渇くモノは勤務に支障をきたすので避けた方が無難でしょう(× ちんすこう)
①～③の条件を満たすお菓子の代表格と言ったらやはり浜松名物うなぎパイ
～なぜ夜のお菓子なの？～
うなぎパイが誕生した昭和36年は高度経済成長の真っ只中。その成長期において女性も社会に働きに出るようになり、子供たちも学校・塾など…皆が家にいる時間が少なくなりはじめていたようです。そんな中、夜の夕食だけは家族の集まる団らんのひとときとして大切にされていた時間でした。そんなひとときに「うなぎパイ」を囲んで楽しいひとときをすごしてもらいたいと命名されたのが「夜のお菓子」です。ただ、実際には違う解釈もして買っていく方も多いようです。
現地工場で購入した物であれば本気度も伝わり、話のネタにもなるだろうと思って訪問した先が浜松市にある「うなぎパイファクトリー」なのです。 
車以外のアクセスが困難なのが辛い所
うなぎパイファクトリーへの送迎サービスはありません、通常は自家用車でのアクセス一択のみです。
・もしバス利用の場合
浜松駅バスターミナル1番乗り場「遠鉄バス37系統・大久保線(神ケ谷・大久保方面)」乗車「大久保」バス停で下車(所要時間約30分・料金480円)しかも運行は2時間に1本程度。
路線別時刻表｜路線・時刻表・運賃｜遠鉄バス（路線バス・空港バス・高速バス）
更にバス停から最短ルートで徒歩約20分
・もしタクシー利用の場合
公式H.P.では最寄り駅の「高塚」から約20分と表記がありましたが駅前にはタクシーが停まってナイし。。
結局僕は70分程かけて徒歩で向かいました、ついでに帰りも歩いて駅まで戻りました(x_x)
スマホのマップで現在地を確認しながらテクテク、幸いにも広い道で歩道も広く歩きやすい道。
川を越えて
途中歩道の狭い道がチョットだけあります
ようやく看板を発見、うなぎパイファクトリーは浜松技術工業団地内の最も奥みたい💧でもあと一息。。
やっとこさ到着…広い駐車場には見学客の車がチラホラ、公共交通機関利用の客はほぼいない模様、ましてや駅から徒歩なんて酔狂な客は皆無ですよ。(ﾉД`)ﾄﾎﾎ
真剣さの伝わる工場内もし金ちゃんが働いたら30分でKO
入口ではうなくん号がお出迎え
予約不要の入場無料で気軽に見学、ほのかにうなぎパイの甘い匂いが漂い食欲をそそります。
ガラス越しにドコドコ出てくるうなぎパイに見学客も目が釘付け「ここだったら楽しく働けそう」とかたわけた事を言ってた主婦がおりましたがとんでもない、ココは仕事に対しては厳しい職場ですよ！
真剣に検品をする職員さん、金ちゃんとはえらい違い(´･ω･`)まぁ単なる怠け者だったら周りも「しょうがナイね…」で収まる話ですが、金ちゃんの場合は偉そうにふるまう怠け者だから始末におけません、付け届けをして社員の庇護を受けて「ガッハッハ～」
2階に上がります、金ちゃんの実力も2程度ですね。。
7の実力しかないのに、えこひいきによって10の評価を受けている人は、上司が代わった途端「実力7」の自分を突きつけられます。
2階の見学スペースから見る各ラインでの真剣な検品作業。 つい金ちゃんを思い出してしまいますが、職場でミスしてから老眼鏡をかけ始めるのはホントやめて欲しい…始めからかけとけ(｀Д´)ﾉ
皆の足を引っ張ってばかりなのに口癖は「仕事だからよ」実は帰り道のスーパーでお菓子を買うのが仕事なのです。
ダンボールに貼る発送ラベル、もし金ちゃんが貼ったら3つに1つは天地が逆さまです(>_<)
金ちゃんが働いても帽子とマスクでバレないかも？と思いますがトロくて怠けた動きで一発で判別出来ます。
見学スペースの後ろはうなくんのカワイイ展示
うなぎパイ職人の仕事っぷりを上映するムービーシアター、金ちゃんのトロくて怠けた作業っぷりを動画に撮り発注先に配信したい気分になります。
カフェでミルフィーユ・売店で付け届け用のうなぎパイ
うなぎパイ工場の春華堂さんの仕事は大変そうと思いながらカフェで一休み
うなぎパイパフェとどちらにするか迷いましたが
うなぎパイのミルフィーユ仕立て～苺～に決定(単品750円・セット1050円)
とにかくパイとアイスクリームの相性がバツグン！さすがお菓子会社のスイーツ、ヘタなものは出せないといった心意気を感じる一品
セットで注文しました、飲み物はコーヒー・紅茶・静岡茶の中から選べます。
イマイチな写真ですがパイと一緒に食べるアイスクリームが最高、更にGo toクーポン利用でお会計は税込155円(･∀･)ﾉ
工場見学ラストは売店で付け届け用のうなぎパイを購入、これで来年は金ちゃんばりに怠けながら、愚直に作業する連中を尻目に「ガッハッハ～」。
ですが「夜のお菓子を食べて残業頑張って」なんて言われるかも知れません、そして断れずに遅くまでの残業を受けてしまう僕。
仕事だからよ…(ﾉД`)
春華堂・うなぎパイファクトリー
住所：静岡県浜松市西区大久保町748-5
電話：053-482-1765
H.P.：http://www.shunkado.co.jp/factory/
開館時間：9:30～17:30 ( 7,8月は18:00まで営業)
料金：無料
駐車場：約100台(無料)
休業：メンテナンスのため臨時休業あり(詳しくはH.P.をご覧下さい)
