だいだらボッチの激安おでかけバンザイ

都内近郊に(たまに遠出)出かけた時の戯言が多めで9割9分がひとり行動、そして無料・安い料金で楽しめるスポットに訪問しております。僕の記事を見て「行ってみたい」「以前行ったけどまた行きたくなった」と感じて頂けたらとても嬉しいです。


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一畑電車(バタデン)はスイッチバックしながらオヤジ達の夢を乗せて

映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」で活躍した一畑電車のデハニ50形は出雲大社前駅ホーム横に展示してあり車内に入って見学する事が出来ます。
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一流企業に勤める49歳の肇は、ろくに家庭も顧みず、忙しく仕事に追われる日々を送っていた。そんなある日、故郷の島根で一人暮らしをしている母が倒れたという知らせを受ける。それをきっかけに仕事一筋の人生に疑問を抱き始めた肇は、子供の頃に憧れていた一畑電車、通称“バタデン”の運転士になることを決意する。
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 : 作品情報 - 映画.com

日雇いバイトに励む「タイゾー(あだ名)」も映画の主人公と同じ49歳ですが、自分の置かれている立場もわきまえずに夢みたいな事ばかり言っております。
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今週の夢は大人気のアダルトサイトを立ち上げて大金持ちになる事みたいです(´・ω・`)
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〈目次〉

一畑電車フリー切符(1600円)を購入して松江しんじ湖温泉駅をスタート

JR松江駅のすぐそばに一畑電車「松江しんじ湖温泉駅」があるんだろうと早合点しておりましたが2.2km程の距離があります。
https://www.ichibata.co.jp/railway/operate/transit.html
バスで行けば良かったのですが、どれに乗るか分からないので湖畔を走って松江しんじ湖温泉駅までダッシュ。
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ゼイゼイしながらたどり着いたら一畑電車は出発間近、慌てて一畑電車フリー切符(1600円)を購入。
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実は僕もダイソーと同い年の49歳で夢はブログ飯、そんな日雇いオヤジの夢をのせて出発する一畑電車はフリーター人生同様に乗り降り自由(ノД`)
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一畑電車は1914年に出雲今市(現電鉄出雲市駅)から一畑薬師のふもと(現在の一畑坂下バス停)までが開通、現在は出雲大社への参詣者を輸送する事で有名な路線ですが、元々は島根半島のほぼ中心部にある一畑寺(一畑薬師)と出雲を結ぶ為に敷設された路線でした。
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元々タイゾーは本人曰わく「シンプルに好きだから仕事にした」という事で風俗店に勤めておりました。
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ですがシンプルと浅知恵の違いが分からず、たった3ヶ月で仕事を辞めて人生のレールから外れてしまいました。
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珍しい平坦地の一畑電車スイッチバック

映画では主人公の実家最寄り駅だった伊野灘駅は、一畑電車が松江まで延伸されたのに合わせて開設された駅。
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そして次の一畑口駅ですが路線図を見ると妙な線形をしております
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これは開業当初は一畑口駅から一畑坂下駅(一畑寺最寄り駅)まで線路が続いておりましたが、太平洋戦争末期の1944年(昭和19)物資不足にあえいだ当時の日本は、この区間を不要不急路線に指定して線路等(鉄)の提供を命じました。
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戦後もこの区間が再建される事なく、結果平坦地でありながら前後が逆になるスイッチバック駅となってしまいました。
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そしてタイゾーは今頃お店でスイッチバック
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主人公が映画の中で言う台詞「今が自分の夢に向き合う最初で最後のチャンスだって思ったんだ」
f:id:earth720105:20210823172651j:image画像引用先:『RAILWAYS』の鉄道運転シーンはこうやって撮影された!! | CINEMAS+

タイゾーは彼女いない歴49年で夢は大きく彼女を作る事、いつも女性を見かけると鼻の下を伸ばしてガッついております。
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辞めた店に未練がましく客として行ってしまうのはご愛嬌
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仕事と恋と夢は一畑電車と共に走りスイッチバックしていくのです
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映画のラストシーンで主人公が妻に向かって言う台詞「終点まで乗ってってくれよな」
f:id:earth720105:20210823190434j:image画像引用先:レンタル・販売 商品検索 - TSUTAYA 店舗情報

バタデンの終点はステンドグラスの光が優しい駅舎の出雲大社前
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ですが終点の4つ手前の川跡駅ではもう1つの終点である「電鉄出雲市駅」へ向かう電車があります、ピンク色のラッピング車両しまねっこ号
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僕が乗って行った「川跡~出雲大社前」間は大社線と呼ばれる支線的な位置付けの路線。
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ご縁電車のしまねっこ号は女子力高めの恋愛成就が期待出来そうな車両、そして「英雄色を好む」はタイゾーの常套句。
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自称英雄のタイゾーはかつて勤めたピンク店に客として来店して女の子に一言
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「終点まで乗ってってくれよな」(;´Д`)ハァハァ