横浜でシンボルタワーと言えば山下公園近くにある横浜マリンタワーを思い出す皆さんも多いかと思いますが、実は横浜にはもう1つの展望塔があるのです。
昭和61年7月に完成した「横浜港シンボルタワー」の高さは58.5mで本牧埠頭D突堤の先端にあり、横浜港に出入りする船舶に信号や情報を提供している信号塔なのです。
古墳の上にあるロケットを彷彿させる横浜港シンボルタワーは横浜通を気取れる穴場的スポット、混雑からも解放されいつもとは違う横浜の景色に出会える事でしょう。
〈目次〉
横浜港シンボルタワーはアクセスに難あり
アクセスを検索すると「横浜港シンボルタワー」バス停下車後すぐと表記しているサイトが多いですが
殆どのバスは2つ手前の「港湾カレッジ前」バス停が終点です
こちらが横浜港シンボルタワーバス停の時刻表、地方ローカル線も真っ青の本数に唖然(゚o゚;
「港湾カレッジ前」バス停は本牧埠頭D突堤の入口近くにあります、バス停から徒歩で約20分かけて横浜港シンボルタワーまで行くのを覚悟しましょう。ちなみに徒歩で行く場合にはみなとみらい線「元町・中華街」駅からシンボルタワーまでは約5kmで1時間の道のり。
バスルートは横浜駅東口バスターミナルから横浜市営バス26系統バス乗り場を目指します。
東口バスターミナルはそごうの1階
26系統はAの1番乗り場で1時間に3,4本程度の本数で運行しております。
横浜駅前 時刻表 | 横浜市交通局
途中で桜木町駅前にも停車するのでこちらから乗車するのもオススメ、26系統は1番乗り場で新しく出来た横浜エアキャビン(ロープウェー)を眺めながらバス待ちするのも一興です。
画像引用先:横浜観光のアクセス・交通情報|【公式】横浜市観光情報サイト - Yokohama Official Visitors' Guide
乗車時間は約30分でみなとみらいランドマークタワーや山下公園沿い等、ここぞ横浜な場所をひた走るバスですが
山下公園を抜けた途端にありがちな住宅街のつまらない風景に早変わり、ちなみに写真は帰り道に元町・中華街まで歩いて撮影しました。
バスは本牧エリアに入ります、日雇い現場ではベイエリア中心に活躍(?)して、休みの前日にはレインボーブリッジを歩いて渡る「コウモリ(あだ名)」を思い出してしまうルート。
貨物専用の神奈川臨海鉄道本牧線の踏切を渡ると、コウモリみたいに海に向かって口笛を吹きたくなります(`ε´)ピー
本牧埠頭埠頭D突堤を徒歩で
バスは終点の「港湾カレッジ前」に到着、ここからシンボルタワーまで20分程の徒歩。
田町駅から芝浦埠頭にある日雇い現場まで歩いて行くコウモリの事を思えばなんて事ない距離だと自分に言い聞かせながら本牧埠頭D突堤を歩きます。
日雇い現場の社員から「コウモリ君、彩香さん(バイト女性・仮名)に俺の連絡先を教えといてよ」とパシリ紛いの作業(?)も難なくこなす仕事熱心なコウモリ。
社員の話では1週間後彩香さんからメールがあったそうでコウモリは恋のキューピットに昇格(・∀・)
連絡先を彩香さんに渡す際に「つ‥ついでに僕の連絡先も!」とドサクサ紛れに自分の連絡先も渡していた事でしょう。
社員の話ではその後彩香さんから「人づてに連絡先を渡す人は嫌い」と脈ナシメールが来たそうです(ToT)
一足早く抜け駆けて「ぼっ‥僕のシンボルタワー」とドン引き写メールを送ったコウモリがもしかして恋の勝ち組だったのかも知れません。
横浜港シンボルタワー周辺は釣り禁止
ここが本来の終点バス停の横浜港シンボルタワーで写真左手にある建物は休憩所
デートの時にはここでトイレや飲み物を買いコウモリばりに大人の余裕を見せたいものです。
シンボルタワー周辺で釣りをする人達が後を絶えないみたいですが
釣りは施設以外での場所では禁止です
更には2020年に本牧埠頭D突堤コンテナで外来種のヒアリが発見されており、環境省で対処はしておりますが若干の注意が必要。横浜港におけるヒアリの確認について | 関東地方環境事務所 | 環境省
やっぱりコウモリばりに真ん中の竿だけを武器に陸釣りだけに励みたいものです
タワー上部の信号板はアルファベットの文字信号を表示して船の交通整理をしております。
イラスト引用先:施設のご案内 ≪横浜港シンボルタワー≫
・Iの文字の点滅
入航してよい、総トン数500トン以上は出航禁止。
・Oの文字の点滅
出航してよい、総トン数500トン以上は入航禁止。
・Fの文字の点滅
総トン数15,000トン未満の船は入出航してよい。
・Xの文字及びIの文字の交互点滅
まもなくIの点滅に切り替わる、航路内の船は航行してよい。
・Xの文字及びOの文字の交互点滅
まもなくOの点滅に切り替わる、航路内の船は航行してよい。
・Xの文字及びFの文字の交互点滅
まもなくFの点滅に切り替わる、航路内の船は航行してよい。
・Xの文字の点滅
まもなくXの点灯に切り替わる、航路内の船は航行してよい。
・Xの文字の点灯
指示された船以外は入出航禁止。
引用先:横浜港シンボルタワー - Wikipedia
無線でも海上交通の情報を発信して船舶の安全な航行に重要な役割を担っているみたいですが、船もいちいちこんな小さな点灯文字を見ているかどうか甚だ疑問です(´・ω・`)
無料の展望台は階段で
高さ36.5mの展望台まではエレベーターは無く140段の階段を上りますそして公開時間は
3月1日~7月20日(9:30~17:00)
7月21日~8月31日(9:30~19:30)
9月1日~10月31日(9:30~17:00)
11月1日~2月末日(9:30~15:30)
そんなに季節によっていちいち細かく刻まなくても良いかと思いますけど…
入場は無料で嬉しい限りですが、これまで散々歩いた挙げ句トドメに殺風景な階段をヒィヒィ言いながら上りました。
たどり着いた展望台はなんとも微妙な感じで眺めも下とさほど変わらず…興味のある人だけ行ってみたらイイでしょう。。
無理して階段を上り展望台に行くよりも、ベンチに座って海を眺めながら愛を語り口笛でも(`ε´)ピーと吹けば彩香さんもコウモリにベタ惚れ。
半円形の展望ラウンジは連絡先を交換したばかりの2人がお互いの距離を縮めるのにピッタリの場所ですが僕以外に誰もおりません。
横浜の隠れ穴場スポット横浜港シンボルタワーは、アクセスの悪さもあるのか本当に隠れた感が否めない場所でした(>_<)
ベイエリアで働く人達を眺めながら恋の伝道師コウモリを思い出します
「つ‥ついでに僕の連絡先も!」(ノД`)
横浜港シンボルタワー
住所:横浜市中区本牧埠頭1-16
電話:045-622-9600
H.P.:https://y-stower.com/
料金: 無料(駐車場は有料)
営業時間:
3月1日~7月20日(9:30~17:30)
7月21日~8月31日(9:30~20:00)
9月1日~10月31日(9:30~17:30)
11月1日~2月末日(9:30~16:00)