職場のH本さんは30年程前に広島からギターを片手に上京して来たミュージシャン志望の日雇いバイトで、ジョン・レノンに似ている事が自慢みたいですが、長髪で眼鏡で鼻筋通った顔立ちだったら誰でも似ている様に見えますよ(｀Д´)
違う点はジョン・レノンがサラサラの直毛だったのに対してH本さんは強度の縮毛で自慢のロン毛はアフロヘア状態、そして職場でついたあだ名が「あたま火事君」(ﾉД`)
そんなH本さんを思い出しながら向かった先は、かつてジョン・レノンとオノ・ヨーコが来店した東銀座の喫茶店「樹の花」H本さん(55歳)がミュージシャンとして花を咲かすのは一体いつなのでしょうか(´･ω･`)
〈目次〉
樹の花の特等席はジョン・レノンがオノ・ヨーコと静かに時間を過ごしたテーブル席
入口から一番近い4名テーブル席が1979年8月4日の昼下がりに2人がこの店を訪れて座った場所、目印は窓側に飾ってある2人のモノクロ写真。
ジョンとヨーコは、この狭い小さな階段を昇って樹の花の扉を開いた。2人は築地の映画館までハイヤーで来ると子どもたちだけを降ろして「スーパーマン」の終わる時間までどこかゆっくり過ごせる場所を探して銀座4丁目の方へ歩き始めた。
歌舞伎座の手前を右に折れ、少し歩いた所で偶然、樹の花という看板を見つけた。まだオープンして4日目の店内は少し緊張した空気と、それを柔らかく包み込むような音楽が低く流れていた。
2人は入口に近い窓側のテーブルに向かい合って座った。コロンビアコーヒーとダージリンティーを注文すると互いの目を見つめながら静かに語り合うジョンとヨーコ。
樹の花はオープンして間もない4日目の1979年8月4日にビックリする人物が訪問、店主の成沢弘子さんが「いらっしゃいませ」と顔を向けたらオノ・ヨーコが最初に入りその後にジョン・レノンが入って来たそうです。
一方僕は2023年4月8日の開店直後にぼっち訪問、その時に流れていたBGMはビートルズの「Julia」続いて「Cry Baby Cry」「Norwegian Wood」とジョン・レノンのボーカルナンバーか続きました。
H本さんもジョン・レノン不朽の名曲同様に「空気の読めない上司」「あたま火事君」「モジャ夫」「だいだら」など数々のあだ名を持つミュージシャン(志望)。
店内はテーブル4名×3席・2名×2席・カウンター5席と店の奥側にL字ソファー
おふたりの直筆は最後にオノ・ヨーコが「夢を持とう」と書いたそうです
H本さんも55歳の壁を乗り越え夢を持って驀進して欲しいものです
ちなみにH本さんはビートルズにはさほど興味が無く、お気に入りはアリスやかぐや姫などの70年代日本フォークグループ。もしかして風貌はジョン・レノンでは無くて南こうせつを意識していたのではないのでしょうか？？
画像引用先:シングル・1970年代 | 南こうせつ 公式サイト
「樹の花」ランチメニューはカレーセットとハンドトリップのコーヒー
ジョン・レノンが店内で飲んだコロンビアコーヒーと気に入ってお持ち帰りしたアーモンドクッキーにも心動きましたが
お腹が空いていたのでランチメニューのカレーを注文、セットのコーヒー付は1550円でここは勿論コロンビアコーヒーの一択。
ライスとナンが選べる本格的カレーは本場テイストが溢れる逸品、ライスは五穀米で豆との食感コラボがとても印象的、良い意味で喫茶店のカレーとは思えない味。
四畳半アパートでレトルトカレーばかりのH本さんに食わせてやりたい(´･ω･`)
コーヒーも注文を受けてから豆をひき、銅製のやかんを使ってハンドドリップで丁寧に淹れるこだわりのコーヒー、コクがありながらも優しい味で、これまた休憩時間に缶コーヒーばかりのH本さんに呑ませてやりたい(´･ω･`)
樹の花のある木挽町通りは大通り(昭和通り)と平行しながらも銀座の喧騒とは離れた静かな時間の流れる場所
そんな場所にある洒落た喫茶店を選んで来店するジョンレノン夫妻はセンス良いですね(･∀･)
H本さんにもオススメしたいのですが「オレが行ったらジョン・レノンと間違えられる」とかイラッとする事を言いそう。。
「お前は向かいにあるモジャモジャ麺の立ち喰いそば屋で十分だ(｀Д´)ﾉ」
Flor de Cafe 樹の花
住所：東京都中央区銀座4-13-1
電話：03-3543-5280
予約：予約不可
アクセス：東京メトロ日比谷線 東銀座駅から徒歩3分・銀座駅から徒歩7分
営業時間：月～土11:30～18:30・日12:00～17:30
定休日：木曜日
