旅にアクシデントはつきものかも知れません
特に僕の場合は必要最小限のお金を握りしめて見知らぬ土地に突撃している事が多く、列車の遅延や運転見合わせ等はかなり死活問題になってしまいます、思えば去年(2019年)の4月上旬に青春18きっぷを利用して、奥州平泉へ1泊2日旅行の帰り道に振替輸送を利用しました。
振替輸送とは乗車券の購入区間で列車の運転に支障が発生した場合に、他路線の指定経路で利用できる制度です。したがって利用区間が明示されていない青春18きっぷは対象外となり、基本的には振替輸送は利用出来ないと認識しておくべきでしょう。
しかし時と場合によっては各社・各駅の判断により、救済措置(振替輸送)を受けられるケースがあります。
青春18きっぷとは
期間限定のJR乗り放題のきっぷです、但し特急・新幹線は利用出来ません。
5回分使用で12,050円(1回あたり2,410円)
※2020年現在
こんなスケジュールでした、去年の曖昧な記憶を頼りに乗り換え案内アプリで調べたものでもし間違いがあったらスイマセン<(_ _)>
1日目
北朝霞
出発 05:01
JR武蔵野線・南船橋行 (10分/2駅)
南浦和
到着 05:11 出発 05:22
JR京浜東北線・大宮行 (3分)
浦和
到着 05:25 出発 05:29
JR宇都宮線・宇都宮行 (82分/18駅)
宇都宮
到着 06:51 出発 06:59
JR宇都宮線・黒磯行 (50分/9駅)
黒磯
到着 07:49 出発 07:54
JR東北本線・新白河行 (24分/4駅)
新白河
到着 08:18 出発 08:22
JR東北本線・郡山行 (41分/7駅)
郡山
到着 09:03 出発 09:25
JR東北本線・福島行 (46分/9駅)
福島
到着 10:11 出発 10:40
JR快速仙台シティラビット (76分/12駅)
仙台
到着 11:56 出発 12:45
JR東北本線・小牛田行 (45分/10駅)
小牛田
到着 13:30 出発 13:43
JR東北本線・一ノ関行 (46分/9駅)
一ノ関
到着 14:29 出発 14:43
JR東北本線・盛岡行 (7分/1駅)
平泉
到着 14:50
所要時間は9時間49分、マヌケな鉄道ビギナーの僕が、10回の乗り換えを間違いなくこなせた事を今更ながら感心します。
毛越寺に参拝後に一ノ関に戻ってホテルにチェックイン
2日目
朝早めにチェックアウト、再び平泉駅に向かって中尊寺を参拝後、往路同様に平泉から最寄り駅(北朝霞:埼玉県)に普通列車で帰宅する予定でした。
朝の平泉駅はにわか雨の直後に、いきなり晴れて虹が出たり不安定な天候。
足早に中尊寺を参拝して10時24分の電車に乗車予定、普通列車の旅はとにかく移動時間がかかります、しかも今日はラストの5回目スタンプで次がなく本日中に帰宅する事が最重要課題。
10時32分「一ノ関駅」到着
やけにホームが混雑しており嫌な予感がしていたら駅構内のアナウンス
「本日強風の為、東北本線運転見合わせ(以下略)」
あぁ…予定が崩れ去ってしまいました。。
こうなってしまうと乗り換えアプリや時刻表が頼りにならなくなってしまい(ちなみに僕は時刻表が読めません)もう皆さんの動きと自分の勘を頼りに行くしかありません。
しばらくすると、どうやら仙台までの新幹線の振替輸送を行うアナウンス、ただし一抹の不安がよぎります。
青春18きっぷは格安企画きっぷの為、振替輸送の乗車は基本NG
もう最悪どさくさ紛れに乗ったれ!と思いましたが列の前の乗客が18きっぷの振替輸送を確認、そして駅員さんが快諾したのですかさず「同じく僕もです」と言って新幹線ホームへ直行ありがとう一ノ関駅。
新幹線ホームに向かう18きっぱー達(想像写真)
引用先2018年 ピカチュウ大量発生チュウ!タイムスケジュール(各イベント時間・場所) | はまこれ横浜
25年ぶりの新幹線そして初めての東北新幹線で大興奮、しばらくするとやってきました。
はやぶさ○号(忘れました)
後々知ったのですが現時点で最速の新幹線E5系
くりこま高原駅、古川駅に停車して仙台に向かいます
乗車後まずは座席でスマホの充電、隣席(右側)のコンセントを利用して充電してしまい、イタ客っぷりを存分に発揮。
車内では「はやぶさ○号強風の為、速度を落として運転しております」のアナウンス、いえいえ十分速いでございます。
30分程で仙台へ、車内では「はやぶさ○号予定時刻より6分遅れで仙台に到着します」のアナウンスがムチャクチャ痺れました、天候不良でも最小限の遅れで運行、さすが日本の大動脈。
しかし仙台以南でも東北本線は運転見合わせ、強風の為だからしばらくしたら運行するかも?と思って駅前のラーメン屋で昼食をとりました。
しかし戻っても運転再開の見込みは無し、駅員に確認したら18きっぷの新幹線振替はNGとの事です、もう自腹で新幹線に乗るしかありません。問題はどこまで乗車するか…郡山以南は遅れながらも運行しているとの事なので4860円(2019年運賃)できっぷを購入、実は生まれて初めて新幹線の乗車券を買いました。
自腹乗車の為かテンション低めの新幹線撮影
郡山からは18きっぷ使用で東北本線に乗車、無事帰宅できました。
18きっぷでの振替乗車はそれぞれのエリア(駅)の現場判断である事を痛感しました、でも仙台まで連れて行って貰ったのはとてもありがたい事、あと仮に平泉で1本後の電車に乗るスケジュールだったら、運転見合わせで平泉駅で立ち往生だった事でしょう。
今回の反省点は不測の事態に備え、手持ちのお金はやや多めに持って出かける事です。
春の風の日に仙台駅前のコンビニATMであたふたしながら新幹線乗車料金を引き出した僕なのでした(x_x)