関西本線と聞けば名前からして近畿地方の大動脈である路線イメージがある埼玉県民の僕ですが、実際はJR西日本から「ローカル線に関する課題認識と情報開示について」と題した文書で、関西本線の「亀山~加茂」間が輸送密度の低い線区として、名指しで挙げられており存亡の危機に瀕しております。
一方職場の日雇いバイトの週一君(あだ名)も料金未払いで家の固定電話が通話出来なくなったみたく、持ち金が危機に瀕しているのか「電話がつながらない」を言い訳に、仕事を干された日にも、どさくさ紛れに職場にやって来る毎日。
関西本線は名古屋と大阪の2大都市を結ぶ幹線で、かつては行先が同じ近鉄や東海道本線と乗客を奪い合っていた時期もありました。しかし両線(近鉄・東海道本線)は共に早々と全線電化複線となり、非電化一部単線の関西本線は時代に取り残され、お呼びで無い閑散路線になってしまいました。
最近スマホを購入したらしい週一君なのですが、電話をかける(発信)と電話をとる(着信)の操作が分からずに家で置物になっているらしく、後期高齢者もビックリの時代に取り残されたモバイルスキル。
〈目次〉
3区間に分かれる関西本線
現在直通列車の運行が無い関西本線はJR難波~加茂54.0km(電化区間)・加茂~亀山61.0km(非電化区間)・亀山~名古屋59.9km(電化区間)3区間の運行系統に分かれています。
イラスト引用先:関西本線 - Wikipedia
通勤路線として強化した両端の電化区間とは対照的に「亀山~加茂間」は近代化から取り残され、閑散とした赤字ローカル線状態で廃止も検討されている区間。
明日の勤務メンバーから外されたにも関わらず確信犯的に職場に来て、お情けで仕事をさせて貰い、日銭を貰って帰るシステムの廃止も検討して欲しいものです。(上記写真はいずれも関西本線キハ120系の車内)
そんな事を考えながら奈良駅から加茂行きの関西本線(大和路線)に乗った次第、早朝で車両はガラガラにも関わらず、ついドア戸袋横にある補助椅子に座る僕、スイマセン‥JR東日本には無い車両で珍しいもので(^_^;)
加茂駅で折り返す大和路快速は大阪環状線に乗り入れします、大阪環状線は東京の山手線みたいにグルグル回るだけでは無く色々な駅に出没するのです。
「加茂~亀山」赤字区間を走る関西本線
3番線到着と言っておきながら、しれっと2番線に変更になる非電化区間の関西本線。
「イヤイヤ…」とか言いながら否定から入る口調で、言う事がコロコロ変わる週一君みたいな路線です。
ドアは折り戸で運転席の後部で料金を支払う半分バスみたいな車両のキハ120形、この車両が導入される路線は、JR西日本の路線ヒエラルキーが下層に転落した事を意味するそうですが、1両目は生意気にもラッピング車両の「お茶の京都トレイン」。
加茂~亀山間の列車は全部ドアの開く加茂・伊賀上野・亀山以外の駅は、先頭車両の1番後側ドアから乗車、そして先頭車両の1番前側ドアから降車、あと2両目のドアは開かない決まりがあります。
木津川に沿って走る関西本線、淀川水系の支流である木津川は上流部を伊賀川と呼ぶ事もあります「まぁ‥私はどちらでもイイんですけどね…」という週一君のイラッとする一言が聞こえてきそう。
イソップ童話の「狐と葡萄」は、狐が自分が取れなかった葡萄は酸っぱくて美味しくないに決まっていると自己正当化した物語。「酸っぱい葡萄」は自己の能力の低さを擁護や正当化する為に、対象を貶めたり価値の無いものだと主張する負け惜しみを意味します。
赤字で廃止の噂にもめげずに加茂~亀山を健気に走る関西本線とキハ120形を週一君は見習うべきなのでしょう。
画家を夢見る週一君が描いたっぽい下手くそな絵がありました
プログラムの仕事もしていたらしい週一君ですが、スマホの操作もままならないのに、JavaScriptとかC言語とか言っても全くもって信用出来ません。
「これからのスマホはCPUよりコア数の方が重要になってくる」としたり顔で言いながらも、スマホ通話もおぼつかなくメール送受信なんぞ夢のまた夢。
時代に取り残されて現実を見据え無い週一君は関西本線に乗って己を猛省すべきなのでしょう。
関西本線はかつては名古屋から大阪を最短距離で結ぶ重要な路線だったのですが、ここら辺は人口も少なく狭くて険しい地形も災いし、新幹線や並行する高規格道路がある現在は、最短経路ではあるけれど最速経路ではないのです。
そんな非電化区間を走る関西本線キハ120形は伊賀上野駅に到着、途中駅では唯一全部のドアが開く駅、一応伊賀鉄道伊賀線との乗換駅でもあります。
伊賀上野駅から柘植駅までは平坦な景色が続きますが
柘植駅を越えると再び車窓は険しい景色になって急勾配25‰(パーミル)の「加太越え」
加太駅~関駅は鈴鹿川に沿って走ります、関駅前では板前さんが「包丁持って来い!」とか威勢のイイ事を言う川魚を料理する店があるかもしれないと妄想しておりましたが…
見事に何もありませんでした(´・ω・`)
亀山~名古屋の関西本線はJR東海の管轄下
亀山駅で下車後にキハ120形の2両目(後部車両)を見てみたら紫色の車両でした
JR西日本の管轄下だった関西本線ですが、ここから(亀山~名古屋)はJR東海の管轄下、東海地区でお馴染みの車両313系がやって来ます。
四日市駅~名古屋間では近鉄名古屋線と並走しており競争が激しい区間、全線複線でターミナル駅の「近鉄四日市駅」がある近鉄名古屋線に対して、JR関西本線は単線区間が多く残っており、輸送力が低く運行本数や所要時間の面で劣勢となっております。
2両編成の関西本線は満員で息苦しい…路線の両端(大阪・名古屋)で需要があるのだから加茂~亀山区間は乗客が少なくても暖かく見守ってあげれば良いのではないでしょうか??
ですが加茂~亀山区間の輸送密度は1000人/日と、JR西日本が維持困難と判断する基準を大きく下回っているのが現状。
存続か廃止の決定は地元自治体や利用者の意見も反映して判断される事になるでしょう、地元自治体や利用者が廃止に反対する声を強くあげれば、懸念されている廃止は回避される可能性はあります。
そんな事より週一君の自宅の固定電話を廃止して、スマホの操作を覚えて持ち歩く事が先決なのかもしれません。
名古屋駅ホームに滑り込んだ関西本線、幹線(一応)がターミナル駅に到着したのに2両編成とは何とも寂しい限り。。
週一君「スマホで電話のかけ方が分からなくて…」(ノД`)トホホ